コトバアソビ

2004年06月09日(水) 君へ

紙を破き続けて
一面雪原になった部屋で
笑う君は
美しい

壊れてしまったモノを
パズルのように
填めていき
出来上がった絵は
昔の君

花束を抱えて
手を振った君は
もう居ない

僕は もう君を抱けない

君が僕を分からないから

偶に見せる涙は
僕への涙か
君への涙か

僕は もうここには居れない

最後に言葉を交わしたのは
いつだったか

最後に言った言葉は

「愛してる」

だったらよかったのに
もう言えない僕は
君を愛する資格などないだろうね


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