或阿呆の人生
kimko



 人生の楽園(byいかりや) その4

7時、いい天気だ。まだ言ってないけど自分の中では連泊を決め込んでるので別に荷物整理はせず。佐多岬までいってから北上するとなると結構しんどいし、ここが気に入ったのでもう1泊しようと思ったわけで。そんなところが無計画な1人旅のいいところであると思う。7時半飯。ちとこれであの値段は高い気がしないでもないが…。まあいいや。とりあえず連泊することを伝えて、バスが9時過ぎまでないのでまたマンガを読む。9時くらいに身近な荷物だけ持って出る。

ここは、隣に運動施設があるのだが、その横を通っているとテニス部の女子中学生が何人かいて「おはようございま〜す」と挨拶される。うーん、東京はおろか、うちの地元だって知らないのには挨拶しないぞ。おまけにオレ男だし。ましてや笑ってこらえてのダーツの旅のディレクターでもない。挨拶する習慣、っていうのが根付いているのかな。とりあえず自分も中学時代やってたので懐かしい。「がんばってね」と言ってバス停へ。律儀に「ありがとうございます」って返してくれるのがいい子達だねえ…。そのままで大きくなってほしいもんだ。なんかじじいくさいなあ(笑)

さて、バスに乗る。が、2つ目くらいで2人が降り、1人きりとなってしまう。その後も乗り降りないまま海岸線をひた走る。天気はすごくいいし、景色はやっぱりきれいだ。9時45分くらいに突然バス停止。運転手が降りようとするのであわてる。で、席を立つと「弁当買ってくるから待ってて」と言ってスーパーに入っていってしまった。うーむ…。確かに誰も乗ってないから早着だろうけど運転手の弁当購入っていうのはダイヤに組み込まれているのだろうか?恐ろしくのどかだ。

10時15分、大泊着。一応ここでバスを乗り換えることになってるからちゃんとしたターミナルみたくなってるのかなと思っていたがベンチが1つあるだけ!結局同じバスが直通するのだが一旦金を払う。なんか分離する意図がわからないですけども。有料道路に入ってひたすら山道を走る。なんか思いっきり亜熱帯植物がいっぱいあって驚く。途中に集落もあって驚く。ここが本土最南端の集落だろう。1人も乗ってくる。

10時45分、佐多岬着。バス代は合わせて1230円。1500円くらいはかかると思ったので意外と安い。ここは確か電波少年の箱男の出発点だったので見たことはある。トイレは何故か水洗。そして100円払ってトンネルに入り、しばらく歩く。10分15分坂道を歩いていくと展望台がある。途中にレストランがあるのだが、閉まってた。お土産屋もないようなとこだ。ここほど人が少ない観光地化された岬もない気がする。夏場に野宿する人もあまりいないんじゃないんだろうか。とりあえず、らくがきボードみたいなのがあったので書いておく。ああ、マジック持ってくりゃよかったよ。

11時展望台へ。中に入るとおばちゃんが「いらっしゃいませ〜」とりあえず売店になっている。少し気持ち悪くなるくらいの螺旋階段を上り、展望台へ。すごいいい景色。種子屋久もはっきり見える。空の青と海の青、すごくさわやか。どうやって下に降りたのかわからないような岩の上で釣りしてる人達が。本当にどうやってそこいったんだろう。岬の灯台の白がいい感じで映えている。例によって色んな人達がメッセージを書いている。日本縦断とかね。そこに自分もちょっと書いておいた。叶う望みのないような願いとか、まあね。その3,40分くらいの間に10人くらい来たのだが勿体無いことにみんな5分くらいで降りていく。とりあえずバスは11時45分というのがあるのだが、あまり早く戻ってもやることないのでゆっくりすることにする。14時くらいまでバスはない。あと、途中バスに乗ってきた人も昇ってきて、ちょっと会話。関東から来た事を言うとびっくりしてた。

11時45分、とりあえず下にいってイカ焼きを注文し、ポストカードを買って書く。とはいっても、30分も経つとやることなくなるわけで。なんか人も増えてきたので展望台を出る。ちょっと下にある佐多岬の碑のところで海を見てぼけーっと。とにかく日がまぶしい。サングラス持ってくりゃよかったよこりゃ。12時半、時計のインチキ温度計で25℃。うーん、ここまでは怪しいけど20℃以上はある感じだ。風がさわやかで気持ちいい。この時期の海風が気持ちいい、っていうのはここと沖縄くらいなもんだと思う。とにかく天気がいい。

場所柄か、団体ツアーもこなくて静か。まあ、今は時期を外れてるけど、ピークになるとライダーやチャリダーはくるのかな。でも、入るだけでも有料道路の金を払わなくてはいけないし、チャリは走行禁止だ。おそらく静かだと思う。それに、あまりに大きな所から離れすぎてるし、宿泊施設もほとんどない。あとは夜、どうなるか興味があるな。とにかくいいところだ。1日潰して、高いバス代払ってきても十分いいとこだ。セルフタイマーで何枚か写真撮ったりしたが、上の展望台から丸みえだという事をしり、とっても恥ずかしかったり。あと、おみくじがあったので引いたりして時間を潰した。ちなみに吉。

そんなこんなで13時半にトンネル前に戻ってくる。車は多いがほとんど鹿児島ナンバーだ。それからネコと遊んだりして14時、バスに乗り出発。客は自分だけ。14時20分、大泊に着いて降ろされる。他に乗る気配はまったくなく、40分発というのでそれまで近くの川で遊ぶ。おたまじゃくしがやたらと多くて不気味だった。

誰も客がいなかったのだが、運転手が話しかけてきてずっと雑談。まあ、どこからきたとかそういうものから北朝鮮の話題まで幅広く。こういうのも田舎ならではと言おうか…。15時45分宿に戻る。散歩へ。のんびり歩くのにちょうどいいとこだ。近くにコンビニがあることがわかったのでお菓子買って防波堤で食う。バイト募集してたが605円から。うちの地元だと最低賃金に引っかかるぞ。あまりこなそうだから楽そうだけど、どうもこの町で唯一っぽいからな、どうだろ。なんか不良ねーちゃんたちがぼけーっとしてた。

そのあとふらふらしてたら町立図書館へ。九州で最初の図書館らしいが、規模的には高校の図書室並みだ。もちろんパソコンで管理はされておらず、貸し出しカードに名前を書いて借りるようだ。まるで耳をすませばの世界。アナログだね。でも、意外と新しいのが揃ってた。海辺のカフカとか。うーん、これがわかってたら早く帰ってもよかったなあとちょっと思う。カフカ読んで時間潰せたじゃん。職員は1人だけ。閉館時間がわからなかったが17時近いので退出。日曜なのに誰もいなかった。

17時くらいに戻ってちょっとだけF1見てマンガ。18時飯。今日は老夫婦が泊まっているがどうやらこの3人だけっぽい。19時にまた風呂に入りにいく。ここに泊まってる人は半額で入れるのだ。まあ、定価でも300円なんだけどねえ。地元だとこの規模は600円くらいしそうだ。40分くらいで出て防波堤を散歩して涼む。空は晴れてるし、海風は気持ちいいし、すごくいいシチュエーションだ。まあ、相方がいないけどな。いちばんほしいんだけどいちばん調達が難しいのが玉に傷。でも、3月上旬で普通に外で涼めるというのがすごいところだ。地元だともち風邪を引く。ある意味すごい贅沢。

20時くらいに帰ってきてまたマンガを読む。そしたらお茶を持ってきてくれた。どうも昨日から飲みまくってるかららしい。ホットウーロンなのでちょうどいい。21時半、そろそろ明日どこに泊まるかを考えねばならぬ。頭が痛いところだ。明日は7時前にここを出るから、宿を取るまでいかなくてもどこに行くかは決めておかねばいけない。とりあえず、あさって長崎から夜行に乗っていくから長崎でどうかなと思って、あとはまたマンガを読む。それまでのルートは全然考えてないが。肥薩線のループに乗りたかったが、どうもうまくいかないので白紙なのだ。

とりあえず0時、キリがいいところで寝る。

2003年03月09日(日)
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