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■ 春を愛する人 その10
以前書いたものが消えてしまったのでやり直し。
起床はだいたい5時。部屋の中はもちろん暖かいが外の気温はマイナス10℃。地元じゃどれだけ寒くてもマイナス5℃だからもちろん未経験。っていうか、朝の気温が東京の最低気温かそれ以下に下がるボロ家に住んでいる自分にとっては、なぜ半そでで寝ても大丈夫なくらい暖かいのか疑問であったりもする。
以下2004年3月16日記(もう1年かよっ!、資料ないので記憶と検索のみ、多少あやふやなところは勘弁してください)
散歩は6時からということなので、めいめい玄関に集まる。案内の人が来たところでお金をいくらか(2〜300円位だったと思うが)払って、出発。宿から湿原を隔てた向こうにある山(というか小高い丘?)まで行くようで、見た限りは結構遠くにあるような、そんな感じ。
まず、湖に出て日の出直前の写真を撮ったり。そのあとは、山に登る。雪は未だに深く、踏み固められたところ以外を歩くと平気で膝近くまで埋まる。濡れて困った記憶がないので、ブーツをちゃんとはいて、ウインドブレーカーの下でもはいたりとそれなりに対策はしていったと思うが、それでもつま先は寒かった。スーパースターなんかで歩いているおねーちゃんもいたので、相当厳しかったと思う。
とりあえず頂上まで上って下を見ると、もうシカは活発に動いていた。この山の中にも結構シカのフンがあったりして、ところ構わず動いているようだ。そして、朝日の中警笛を目いっぱい鳴らして朝一番の列車が湿原を走り抜けていく。歩いて寒さにも慣れてきたせいか、あまり寒い寒いとは思わなかった。そして宿に戻る。まぁ、お日様が昇ってる日向でも平気でマイナス5度以下はあったわけだが…
そのあと朝食。量は少ないが無料なのがうれしい。まぁ、旅行中はうまく体も順応してくれているので特に問題はないと思うが。そして、うちの大学の子の一行2名は宿を出て行った。04年の3月10日くらいに学校で見たので、今年はこの時期には旅に出ていないようだ。まぁ、この子の学科は3年からめちゃくちゃ忙しくなるので仕方ないかな。
さて、残った3人はツルを見るツアーへ。部屋はどうせ連泊なのでそのまんまで。これもそれなりにお金はかかったはずだが、結果としてはそれに見合うだけの価値はあったと思う。
宿の主人の車に乗って出発。いきなり舗装道路を曲がって湿原の中の砂利道に入る。途中シカやツルを見ては止まり、色々話を聞いたりしつつ、また広い道路へ。また何箇所かで止まって観察したりしながら(カメラを持って待っている人が線路脇並みに多いのがびっくりした)、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリへ行く。そこのセンターでツルに関する話を聞いたり、ツルが集まるところで観察したりして過ごす。そこに、見たこともないような大砲レンズが置いてあって100万(!)くらいするから注意するように、とか言われる。いやはや、確かに自分みたいな素人でもきれいだなあと思うから、魅せられてしまった人たちはそれこそ入れ込みがすごいのだろう。
そのあと(こっちが先かもしれない)、鶴見台というところへ。ここはサンクチュアリ以上に観光地化していて、観光バスが何台もあった。確かにここにもいるにはいるのだが、ちょうどここにいる時間じゃないのか、思ったよりもいなかった。そして、はじめてここでカメラのズーム機能の重要さを認識した。
そして、戻ってくるときに、蒸気がちょうど走る時間だというので、線路脇で待つ。しばらくすると、白い大地に黒い煙をもくもくとあげて蒸気がやってきた。都会では考えられないくらいに近距離に寄って写真を撮った。おそらく、これはまだ現像していないが…(はよせい、っちゅーねん)、翌日にはこれに乗るのでなんかわくわくした。
お昼くらいに解散。夕方までとりあえず自由になる。自分は細岡の展望台にでも行こうと思う。列車の時間もちょうどよい。他の2人は、郷土館でも見にいくようだ。
2駅釧路方面に戻り、釧路湿原の駅で下車する。他には誰も降りなかった。駅舎はログハウス風でなかなかかわいらしい。駅前からは2本道があって、階段を上るか、ぐるーっと回り道をするかで展望台にいけるようだ。
回り道はめんどくさかったので除雪されてないにもかかわらず階段を上ることに。やっぱり膝近くまで楽勝に埋まる。なんとか他の足跡のところをうまく歩いていく。たいした距離じゃないはずなのにかなり時間がかかる。他には誰もいないのがまた神秘的だ。天気もいいし。夜になったらシャレにならないだろうけども・・・
さて、雪道を抜けて回り道してきた道路と合流。この道はしっかり雪はない。ビジターセンターみたいなのもあるが、たいしたものがないだろうととりあえずパス。
急坂をのぼると、そこに展望台があった。車は何台か止まっているが、鉄道+歩きで来た人間は自分以外皆無だろう。ここでも、佐多岬よろしく15分くらい経つと誰もいなくなってしまった。なんだかもったいないなぁと思うのは自分だけなのだろうか?
展望台よりも高いところに更に東屋みたいなところがあり、道がどこかへ続いているのだが、雪に埋もれていてよくわからない。誰かの歌のPVで見たような風景が続いている。
写真を撮っていたらあっという間にフィルム切れ!!この周辺で調達できそうなところは思い浮かばなかったが、一縷の望みを抱いてビジターセンターに入ってみる。入るとまずカウンターがあり種類が少ないがフィルムも並んでいた。果たしてAPSのがあるかと不安になったが置いてあったので購入。この際、価格は気にしないことにしよう。山の中の自動販売機のジュースの値段が異様に高いことの意味がわかったような気がした。
さて、また同じ道を下山。が、やっぱり下りのほうが厳しい。果たして気温が何度かはわからないが、まったく一面の銀世界を歩いているのに寒さは感じなくなってきた。どこぞで記録を拾ってきたら最高気温は0℃付近だったみたいだが。
20分前くらいに駅に戻る。お約束といおうか旅ノートが置いてあって、6冊になっていた。それを流し読みしながらいろいろな人がいるんだなぁ、としみじみ。自分も何かしら書いておいた。またあとで見に来ようかなあと思う。なるべくなら夏に来て、この駅に泊まるのも悪くはないだろう。
さて、また来た列車に乗って戻る。ほとんど釧網本線は昼間走ってないので、こううまく往復できるのは珍しいと思う。
さて、駅についたがまだ微妙に時間があるので自分も郷土館に行ってみることにする。土曜の昼間だというのに町中に人の気配が全くない。地図を見ながらそれらしい方向に歩いていくと、やっているんだかやっていないんだかわからないようなお店が1件。フジフィルムののぼりが立っていたのでたぶんフィルムはあるんだろうが、APSがありそうな雰囲気ではない…
さて、駅から15分くらい歩くと郷土館である。周りは雪に埋もれすぎていて一応観光施設ではあるがそうとは思えない。建物は何かの文化財だかなんだか相当年期が入っている。入場は無料だが名前を書く。1階は、当地の歴史といおうか、農機具やら手紙やらが展示されていた。2階には、動物や昆虫の標本などが展示されていた。小さいながらも興味深かったが、時間も押し迫ってきたので出る。
それから、向かいにあるエコミュージアムセンターに行く。なんだかここも雪が積もっていてどこをどう歩いていけばわからないような状態になっている。中には、この辺りの自然について色々書いてあり、アウトドア派には非常にいいところだろう。冬なのでベランダには出られなかったが、建物内からも凍結している湖が眺められた。
さて、外に出て、宿のほうに戻ろうとするも、やはり敷地内が雪で完全に真っ白になっており、よくわからない。とりあえず最短距離を歩こうとするが、雪だらけで周りに足跡一つない。おとなしく来た道を戻ればよかったと思っても後の祭りで、仕方なく、また膝くらいまで雪に埋もれてこけそうになりながら戻る。どうやら、夏はパターゴルフ場らしいが…
さて、宿に戻ると16時過ぎでちょうどいい感じだった。今日は誰が泊まりにくるかわからないが早めに風呂に入る。と、今日は同室人がいるようで入ってきた。話を聞くと、関西の有名私立の同立のどっちか(ちょっと記憶が…)で、卒業旅行らしい。顔が高橋由伸そっくりな人だった。その辺りを突っ込もうと思ったがやめといたが、絶対そう思われているだろう。間違いない。
さて、本日の宿泊者は7,8人くらいだった。そして、平均年齢もぐーっとあがった。自分が最年少になってしまった。ツルの撮影をしにきた人や、道内をぐるぐる回る人などいろいろ。人が多かったので遅くまで談笑した。例によって朝の散歩の希望者を募っていたが、2日連続5時起きは結構きついのでパス。何時くらいに寝たかちょっと記憶にないけど、また日付変更くらいだったような…
2003年03月15日(土)
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