「風鳴る夏」終了! |
いやあ、終わった〜っ!! って感じです。 別に苦痛だったわけじゃないですよ。 でも、色んなことがあって、大変だったなあ。
まず、堀江さんの怪我。 芝居の設定では、目を怪我しているのは平塚君がやった兼森(かずもり)のはずなのに、なぜか堀江さんの雪至(ゆきちか)の右目瞼の上に傷が・・・。 稽古中の怪我です。 正式に言えば、稽古後に2人がラストシーンの殺陣の練習をしていた時の怪我です。 その時は木刀での練習だったので、目に影響はなく、大事には至らなかったので、本当に安心しました。 平塚君は、かなり落ち込んでたなあ。 怪我に関する知識のある人に電話しまくって、正しい対処法を知ろうと頑張っていました。 堀江さんは、意外にあっけらかんとしていて、笑顔で「大丈夫ですよ」と言っていた。 下手に取り乱す人じゃなくて、よかったと思いました。 「怪我をしたことよりも、この怪我をしたことで、殺陣の動きが悪くならないかが心配」という発言にプロ意識を感じました。 もともと殺陣をやると決めた時点で、「怪我は付き物」と覚悟していたんでしょうね。 それが本番5日前。 そして、なんと本番当日のゲネプロでも怪我がありました。 前にそんなことがあったから、かなり気をつけてやっていたとは思うんだけど、少し堀江さんの避けるタイミングが遅れて、足に当たってしまったらしい。 堀江さんは痛みで動けなくなり、ゲネプロは途中で中止になりました。 でも、その2時間半後には、確実に本番の幕を開けなくてはならない。 怪我をした堀江さんはもちろん、僕や他のみんなも気持ちを切り替えるのが本当に大変でした。 でも、なんとか無事に初日を終えることができました。 しかし、「なんとか無事に」終えるだけでは、本当はいけない。 初日は、反省の残る舞台となってしまいました。 その後は、回を追うごとに良くなって行きました。 特に千秋楽は、納得の行く舞台だった。 でも、それじゃいけない。 全部同じ値段でお客さんに提供しているものなんだから。 人間だから、出来不出来の差が出るのはしょうがないと思う。 でも、その不出来のレベルをもっと上げたかったというのが、今回の正直な感想です。
こんなことを書いたら、「なんだよ!」と思う方ももちろんいらっしゃいますよね。 お叱りは受けますので、直接お話し下さい。 でも、今回は本当に勉強になりました。 毎回、舞台を終えた後はそう思うけど、今回は最大限に。
この経験を生かし、これからも頑張って行きますので、皆さん、これからも今回の乾坤一擲メンバー、並びに箕輪達昭をよろしくお願い致します。 ご来場頂いた方、お手伝いして下さった方、「がんばって」と声をかけて下さった方、本当にありがとうございました。 僕の役―凪(なぎ)については、乾坤一擲HPの稽古日誌のラストに書きましたので、そちらもよろしければご覧下さい。
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2004年09月07日(火)
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