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ナイショ日記◎いくみ


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2002年02月19日(火)    このまま。

つづき

手紙を読み終えたあと、Nが立ち上がって着替え出した。
で、私はまだボーッとしてたのでベッドに横になってテレビをみてたら

「そろそろ行かないと、閉まるかも」

と支度をうながすのであわてて支度(スッピン)して
近くのファミレスに行って、食事を済ませて
その後また部屋に戻ってきた。

Nがベッドに倒れこんで横になってたので
そのまま横に入ってテレビを見始めた。

テルミンが写ってたので、
「これってさー、原理自体は簡単そうだから頑張ったら
私にも作れそうだよねー」
といったら
「まみちんに作ってもらいなよ」
という。またか。またそのセリフか。

前もマフラー作る作らないの話になった時に
「まみちんに作ってもらうからいいや」
とか言ってたので、さすがに今回は少しカチンと来た。

それまでぴったり寄せ合いながら横になって
テレビを見てたのに、私はなんとなく腹が立ったので
Nに背を向けて横になってテレビを見てた。

しばらくしてから
「あれ、どしたの」
「別にぃー」
「・・ふーん」

「おーい」
「なにー」
「分かった、テレビばっかりみててかまってあげて
ないから、すねてるんでしょ」
「すねてないもん」
「(急に後ろから抱き付いてきて)はいはい、ごめんねー。
かまってあげないとすねちゃうんだもんねー」
「うううううー」

この人。ぜったいなんで怒ってたか分かってなーい。

でももう怒るのも飽きたのでそのまま素直にかまってもらってた。ら。

先週のあのプロレス番組が、また始まった。
と、いうわけでしばらく釘付けなNにつきあい一緒に
見てたら・・・面白いかも(笑)ということに気付いて
一緒にはまってみてた。

見終わって、電気消して寝ようとして。
最終的にはこの日は普通に寝たけど
いっぱい言葉をくれた。

「素直なとこが好きだよ」
「もっと幼くてもいいんだよ」
などなど。

嬉しかったー。

最後にうとうとして寝ようとしたら
チュと軽くしてくれた。
「もう寝なよ。このままそばにいるから。安心して寝なさい」
とポンポンとあやしてくれた。

ゆっくり眠りに付いて、昼には支度して仕事に出かけようとして
たら「またおいで」と言ってくれた。

Nは基本的には言葉が足りない人だと思う。
けど、今日は頑張って言葉を伝えようとしてくれた。
その気持ちが嬉しかった。
やっぱり「不安だった」と言って、少しは良かったのかもしれない。

Nの部屋を出たら、外は暖かくて空気も澄んだ小春日和でした。



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