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<舞台> 最初は『ミス・サイゴン』マチネ。 (別所・知念・石井・坂元・石川・泉見・足立) 都合で1幕しか観られない友人から譲り受けて B席センターで2幕頭の♪ブイドイから観劇。 もう、知念キムの張り詰めた感情にやられました。 2幕からだけのせいかな?前回もの足りなかった、 必死さが「私が倒れたら終わり」という印象で すごく伝わって、エレンとの歌がボロボロ泣けた。
いや、クリスとのラブラブ場面を観てないせいか、 最後に自殺した場面で「自分が死んだからって、 タムがアメリカに連れて行ってもらえない可能性は 考えなかったのかな?」と思ってしまいましたが。 アメリカさんを、そこまで信用してるようには 見えなかったのは、きっと1幕観てないせいよね。
<甲子園> そして、駒大苫小牧、優勝おめでと〜! マチネ後に友人連中とおしゃべりしてから、 ソワレに向けて帝劇に向かう途中、ニュース発見。 北方向には白河の関すら越えたことがなかった 真紅の優勝旗が、いきなり津軽海峡を渡るなんて。 例年、北海道代表といえば、やはり暑さに弱くて、 夏の甲子園では一回戦敗退が基本だったのに。 長年の苦労を思い出して、思わずホロリ。
<舞台その2> 『ミス・サイゴン』ソワレ。A列34番。 (筧・新妻・井上・坂元・石川・泉見・平澤・畠山) 初見で気に入ったANZAエレンのはずが、彼女はまだ 事故で療養中のため、マチソワ同じ石川エレン。 彼女も表情は貼り付いたままだけど、声の揺れが 治まっていたので、今日は気にせず普通に見られて。 ただ、新妻キムの基本が、頼りなさげで悲しそうな 「おぼこ」娘なので、ちょっと成長したぐらいじゃ 2幕でも弱くて、エレンと出会う場面は特に泣けず。
ソワレで涙腺に来たのは、初見の筧エンジニア。 どうしようもなく余裕がなくて、いつもいつも 何かしら こずるい事をしている姿が妙にリアル。 以前に私が旅行した時、言葉は通じてるようなのに 質問に真っ直ぐ返事が帰ってこず、誰でもまず必ず、 自分の都合をまくしたてられてしまう国があった。 その不快な記憶が甦ってきてしまったエンジニア。
多分、クリスがベトナムに来て、誰もが嘘ばかりで 何を信じていいか分からない世界だと思ったのも こういう人間と多く関わったせいだろうと感じるし ジョンの「お前、評判悪いぜ」もえらく納得できる。 それなのに、観ているうちに彼にひきずられてきた。 どんな事をしても這い上がろうという熱がすごい。 そして、その男の♪アメリカンドリーム、泣けた。
「ヤンキーは俺の兄弟」という部分を聞いてから、 彼は変わらないのに、感じるものが何か変わった。 ジョンやクリスにナチュラルに見下ろされて、 それが違和感のなかった男が、ヤンキーに見える。 何をしても成り上がるぜといった したたかさや 子供っぽいもので単純に喜んでしまう無邪気さは 全く変わらない。でもそれがアメリカ人に見える。
彼と一緒になって華やかなアメリカにドキドキして、 それが消えたとき、本当に悲しくなった。 一瞬前と何も変わらないのに、それでも確かに、 可能性が閉ざされているベトナム人のエンジニア。 好きになれるはずのない最低の男なんだけれど、 最低であることを選んだ彼の強さに私なんかが 安易に泣いたりしちゃいけないと感じたんだけれど、 でも、奥歯かみしめて、多分そんな「社会」に ムカムカしながら、何もできない自分が悔しくて 涙なんか浮かべてしまった。ごめん。
見事なまでにアメリカ人な井上クリスや 坂健ジョンとの組み合わせだったから余計に、 辛かったのかもなという気がしました。 容赦なく、生まれた国の運不運を感じさせられた。 ここに、ほとんど怒っているかのような知念キムが 入ると、更に容赦ない話になるのかもなという気が。 相変わらず私には蚊帳の外でしかないキムの物語が、 少しでも理解できるなら、その組み合わせ見てみたい。
<『新選組!』> 帰宅して、BSで『新選組!』。 「さあ泣いてくれ!」「涙腺の大掃除だ!」という 回になることは最初から分かりきっていたけれど、 素直に三谷さんの手に乗って、思い切り泣きました。 先週の予告で、総司の馬の前にゆっくりと現れた 山南さんの1シーンだけで泣きそうになってたのに、 今週泣かなきゃ『新選組!』見てきた意味なし。
最後まで45分間、寝転がらずに見たのは久しぶり。 思わず正座してしまったのは、多分、新見の死以来。 私の、山南敬助という人に対する最初の印象は、 歳さんとほぼ同じような「いけすかない奴」だった。 それだけに、数年後の今、山南さんを好きな皆の行動、 そして、対する山南さんの笑顔の全てが、とにかく泣けた。 この「笑顔」が、最初は無性に腹立っていたはずなのに、 いつの間にこんなにこの人を好きになっていたのだろう。
今日は慎吾も良かった。ぐっさんはやっぱりダメだけど。 久々の源さんの優しさも染みた。はあ・・・。
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