検索HPなどから飛んでこられた方へ。このページは最新です。
お手数ですが目的のものは、日付を確認の上、BNリストからお探しください。
今日の私
BNリスト|昨日|明日
変な感想だということは分かっているけれど、 終わって最後、挨拶のために2人が立ち上がった時、 トゥイに感じたのと同じことを思いました。 つまり「今のって戸井さんじゃなかったんだ」って。 「そうか、戸井さんってホントはこういう人よね」って。 さっきまで椅子に座って手紙を読んでいた人は、 確かに「アンディ」って呼ばれていたし、戸井勝海の 人生じゃないことはどう考えても分かるんだけれど、 つい、目の前にいる人物本人の話なんだと信じて 話を観続けてしまうくらい、それぐらい、 舞台上にいる人が本当の人間でした。
作り物や演技のアンディじゃなくて、血肉のある人。 目の前にいる友達が話してるのを聞いているようで、 彼の、ある意味ひどい、矛盾もしているような言動が、 そのまま「彼」だとして理解されてきたものだから、 観終わって感じたのは、「あなたと数十年すごせて 本当に良かった。」という思いだけでした。 決して、メリッサに共感していたわけじゃないけれど。 一番近いのは、メリッサの母ぐらいの距離感かなぁ?
何しろ、あんまりリアルなので、 「アンディ」という人物の是非を語ったり、 演技について云々したりということができません。 ただあったのは本当に、誰か(もちろんアンディですが)と 共に、2時間で数十年過ごしてしまった感覚だけでした。 あまりのことに、終わってから出会った社長にも、 「良かったです」しか言えなくて、すごく残念。 これが、戸井さんがサイゴン終了後に書いていた、 今回のサイゴンで演技が変わりかけたということ? どういう意味を持っているのか分からないけれど、 何かすごいことが起きている気だけはしています。
|