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今日の私
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| 2004年12月03日(金) |
レミコンin千葉市民会館 |
よく働く戸井勝海、10日間で3演目目です。 11/23サイゴン楽、12/1ラヴ・レターズ、12/3レミコン。 いくらラヴ・レターズはほぼ稽古のない舞台と言っても、 いいんかい(^^;という気は、ちょっとしなくもない。 まぁそんなこと言ったら、有起哉くんなんて、 12/5までリンダリンダで翌日ラヴ・レターズだけど。 年末は、観る方も大変だけど演る方はホントに大変。 観てるだけで疲れてるわけにはいかないと、 片道1時間半以上、終電不安な劇場に行ってきました。
『レ・ミゼラブルinコンサート』
<場所>千葉市民会館大ホール1列12番 <時間>19時開演、21時40分ごろ終演 <主な出演> 今井清隆、岡幸二郎、新妻聖子、井料瑠美、 剱持たまき、戸井勝海、駒田一、峰さを理、岸祐二
一応、目的は複数あったのですが。 5か月ぶりの駒田さんに、4年ぶりの戸井マリウス、 お初の岸アンジョ。そのためにやって来た1時間半。 けれど、最前列下手、マリウスど正面席で観ていると、 アンジョ席は、大きなスピーカーの陰になる闇の中。 自然、視線はテナとマリウスの往復。そして、 その途中に存在するのは、白皙の美貌、岡様・・・。
いや、本っっっっっっっ当に、きれいだったんです。 「大理石のような」というのは、きっとこんな感じ。 今まで「岡さんってきれいだよね」と言われても、 「へえーそう、かもね」と答えていたはずの私が、 どうしても数十秒目を留めてしまう美しさでした。 今日の今井バルは、エコーは ものすごかったけれど、 本人の歌い上げは少なめで いつもより舞台だったのに、 中央で展開されるそんなストーリーを無視して、とにかく 岡さんだかジャベだか分からないものに見惚れてた。 私はレミを観に来たはずなのに・・・(泣)
ただ、「岡さん」を観ていたわけではないんです。 あくまでも居住まい正しく美しい ♪自殺 でも、 もがき苦しむ感情は感じ取りながら見惚れていたし。 ジャベールだとは、全く感じなかったけれど、 ある何かの存在だと感じていたのは確かで・・・、 って、いや、きれいだから見惚れてただけだけど。 何で今日は、あれほど美しく見えたのかなぁ・・・。 隣近所の岡ファンもそこまでは感じてなかったのに。 変だ、私。
そんな悩める私にレミゼを与えてくれてたのが、 4年休んで ますますその魅力を深めた戸井マリウス。 ABCカフェでこそ、初恋の青くさい燃え上がり加減が 全然感じられないことに不満を抱かせられましたが、 いつもの「女性といる戸井さんは3割増いい男」が、 今日は7割増ぐらい。剱持コゼとの相性はブラボー!
新妻さんが相手だと、「相手役との間で細やかに 感情表現を紡いでいきます」系の戸井さん演技が、 彼女の「感情は客に向けて発します」系の演技と どうにも全く噛み合ってない感じなんですよね。 ♪恵みの雨とか、戸井さんの演技が一方通行で寂しい。 それでも勿論、情の深さ優しさ全開マリウスの姿に、 つい惚れてしまって離れられなくなるエポの気持ちも 存分に理解させられ、涙しかけてしまったのですが、 剱持さんが相手だと、互いの良さが倍増という感じ。
最後の♪民衆の歌で、コゼをしっかり抱きしめる姿などは、 互いに心から大切にしあっている思いだけで泣けそうでした。 バルジャンから注がれた愛(今日はあまり感じなかったけど) を受け継いで生きていく若い2人が、すごく感じられて、 「そうなの!レミって、この、愛情の連鎖と広がりこそが 泣けるのよー!」と、数年ぶりにエンディングでウルウル。 滝パパ、戸井マリ、安達コゼがMyベストだったけれど、 たまコゼ相当いい感じ。後はパパの事も もう少し愛してくれ。
同じく きっちりレミゼだったのが駒テナ。 何故にこんなに安定してるんだか、文句なしパーフェクト。 テナルディエとしての生き方がはっきりしているから、 気のいい宿屋の親父でも死体を漁る奴でも、何をやっても その人生を見届ける者として、納得して観ていられる。 宿屋でも、客の一人として彼を見てしまっているから、 店の親父が客を楽しませようとするパフォーマンスで、 素直にそのまま、楽しませてもらっちゃえるんですね。
そして、すっかり そんなつもりで楽しんでいた私は、 通路際の席だったというのに、いきなり舞台から 飛び降りてきた駒テナのタイミングを計りかねて、 ハイタッチしてもらいそびれてしまいました・・・(泣) 飛び降りてくるタイミングなんて、前回のレミコンで 知ってたはずなのに、意外な行動に思えたんだもん・・・。 いや、席に着いた時点で目の前に階段がなかったから、 今日は降りてこないかもと思ったせいもあるけれど。 せっかく友人が席を替わってくれたのに一生の不覚。
最後に、もう1人の目当てだった岸アンジョ。 ひと言で言ってしまえば、「かわいかった」(笑) 一緒に行った岸ファン命名は「アライグマアンジョ」。 いやもう、そんな感じの、にぱ〜!笑顔がまぶしい、 なーんも思想なんて考えてない、戦隊ものレッドで。
♪「今が決断をする時だ。生きる権利、それとも そのままか。命の価値考えたか」辺りも嘘くせー! 誰に考えてもらった台詞?と訊いてあげたくなる感じ。 戸井マリウスが思慮深く誠実そうな青年なもんだから、 幕間に出た、アンジョとマリウス交換してみたら?案を 速攻で否定することができなかったぐらいだし。
声はいいんだけどねぇ。パーンと伸びる良い声で、 ヒーローらしくなら、悩む歌声も十分に演技できてるし。 でも、よほど賢そうなコンブフェールがいてくれないと、 ちゃんと革命を語っている気がちっともしないのが難。 嫌いじゃないけどね。嫌いじゃないよ。でもね、う〜ん(^^;
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