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2005年09月14日(水) 井上芳雄コンサート『星に願いを』初日

<場所>アートスフィアI−27番
<時間>1部19:00〜20:00、2部20:15〜21:15

井上君のソロコンサートに行ってきました。
あ、今回は、玲奈ちゃんがゲスト参加していますが。

全体的には、来てよかったな〜って満足。
いや、大満足って感じじゃないんですよ。全然。
マイクボリュームは最初から最後まで相当でかくて、
慣れるまで最初のうちは耳に響きすぎて辛かったし、
1部はね(井上君自身がトークの最中に「1幕」って
言ったのをわざわざ「1部」と言い直したので従います)、
確かに、ちょっとスローテンポの曲が多くて飽きかけたし、
今回は自分の好きな曲だけ並べるんじゃなくて、
テーマ(「星に願いを」)に沿って選曲したという割りに、
逆に統一が取りにくくなったのかなという印象もあったけど。

でもね、やっぱり、音大出身の歌い方は好みじゃなくても、
すごく丁寧にあらゆる人と目を合わせながら話す感じや
(私自身も見えてる?と思わされる時が何度もあったけど、
他の時は、あの辺りの人を見ているなと分かる気がする)
そうでありながら、翔び立てそうな広がりを感じさせるなど、
いい成長してるな〜!と惚れ惚れさせられた印象の方が強い。
簡単感想としては、英語の曲に好きなものが多かったかな。
基本として外国語の曲は意味が分からないから嫌いな私が、
そんなふうに感じるのは、単に井上君の英語が
聞き取りやすかったからだけじゃないと絶対に思います。

まとめて「これ」という感想を書きづらいので、
パンフレットに書かれた曲順に思い出すままに感想を。
一番下には、パンフに書かれていないアンコールの曲も
感想書いてあるので、ネタバレ嫌な人はパスしてください。
トークは・・・、多分ネタとして決まっていて毎回同じことを
話す部分は上手ってことなのかな。いまいちな部分との
差が大きいのは、そういうことだろうと理解しました。
初日ってこともあるかもだけど、あまり上手じゃないかも(^^;


・オープニング
  「♪星に願いを」のインストが流れ、
  吊られた丸い2つのスクリーンに地球と木星が映り、回る。
  客席を柔らかいライトが包み込むように照らし回っていく。
・Written In The Stars(『AIDA』より)
  黒い長いジャケットに幅広の銀のネクタイを締めた井上君、
  登場するなりトークなしで歌いだしました。雰囲気はいい。
  でも私、知らない舞台の歌は苦手なんです。外国語だとなおさら。
  ただ、井上君の英語って分かりやすいかもと思いました。
  もとはデュエット曲だそうですが、知らないので違和感なし。
・Stars(『レ・ミゼラブル』より)
  「真っ直ぐな正義の人が星に誓う歌」みたいな感じの
  始まる前の説明は、なかなかに嬉しかったのです。
  でも優しく柔らかく甘く歌われて、ちょっと違うかなぁと。
・星から降る金(『モーツァルト!』より)
  ここで「おっ」と思った。私もノってきはじめた感じ。
  自分でも言っていたけれど、毎日 言われる側でいると、
  反対側に立った時、すごく気持ちが分かる気がするものだと。
  そうなんだろうなと思わせる広がりのある歌でした。
  この時のトークで、石井ジョンに至ってはクリスの気持ちが
  分かりすぎて、クリスより先に泣いたりしてたとの話も(苦笑)
・空に星があるように(by荒木一郎)
  とっても声楽で、割と苦手な歌い方でした。
  多分、この曲の前だったかな?ジャケットを脱いで、
  ハンドマイクからヘッドマイク(って言うの?)に切り替えて。
  下手の椅子で歌っていたのですが、途中で上手から
  玲奈ちゃんが出て来たので、ついそちらを見ちゃって、
  すっきり細くなってきれいになったなぁとか思いつつ。
・Tonight(『West Side Story』より。デュエット)
  上手側に、一目で分かるWSSのバルコニーという感じの、
  井上君曰く「鉄柱」が造られていました。そこで、
  ポニーテールにひざ下フレアという玲奈ちゃんとデュエット。
  サイゴンの時より更に、歌い方が合わなくなってきた感じかも。
  トニーもマリアも、個々では役に似合っているんですが・・・。
・お着替えタイム
  オープニングで地球と木星が映ったスクリーンが降りてきて、
  今度はくつろいだ感じでポツポツと歌う井上君を映し出して。
  「♪空に星があるように」再び(だったと思う)。格子のある
  大きな窓の手前に置かれたソファベッドの上でアカペラ。
  何となく、こっちの歌い方のほうが好きでした。
・真夏のシリウス(新曲・デュエット)
  ごめんなさい、玲奈ちゃんの歌が外れ気味だったことしか
  覚えていないです。これもスローテンポの曲でした。
・見上げてごらん夜の星を
  星金でも思ったけれど、井上君の手を広げるしぐさが好き。
  肩から開くせいかな、すごく全体が大きく頼もしく見える。
  時に優しく、大きく、強く、雄弁な手だなぁと見とれます。
  ウルルンでウズベキスタンに行った時の話を少ししてくれて、
  あの広い空の下で歌って似合っていたなぁと思い出しながら。
・わたしは青空(byクミコ)
  タイトルの「わたし」は、亡くなった人。
  「わたしは青空になって、いつもあなたのそばにいるから」と、
  早世してしまった立場から歌う歌。知り合いが事故で
  亡くなられた直後ぐらいに出会った曲だという話でしたが、
  何がどうじゃなく、涙がじわじわ止まらなくなって困りました。
  歌う前の説明では、『星の王子さま』を思い出しちゃったし。

<2部>
・This is Not Over Yet(『PARADE』より)
  多分、このコンサートで一番ぐらい好きだった曲。
  M!で井上君に落ちた私は、こういう曲が好きなんだと思う。
  全然知らない外国語の歌だけど、力強く勢いがあって、
  聴いていて血が燃える感じが伝わってくる。
・Steam Heat(『The PAJAMA GAME』より。デュエット)
  続けてダンス。ハットにステッキで。
  一緒に踊ると明らかに玲奈ちゃんの方に目が行ってしまうなぁ。
  単体で観る分には、井上君の踊りも伸びやかで好きなんだけど。
  2人の舞台的相性には更に不安が広がったけれど、それでも、
  ミーマイ観るぞ!と思わせる明るさ楽しさを感じさせられて。
・玲奈ちゃんのお着替えタイム
  垂れてくる汗を拭きながら、長めのトークタイム。
  1部ではタオルが緑(←私の好きな色)で勝手に嬉しかったんだけど、
  2部では濃い灰色だったかな?オペラ使ってないので黒だったかも。
  「なんでこんなに間を持たせてるかというと、彼女が着替えてるから」
  と言いつつ、なんと!稽古中のルドルフを踊ってくれました!
  マイヤーリンクかな?「手拍子の用意はいいですか?あ、本番は
  手拍子しちゃダメですよ」と前振って、ほんのちょっとでしたが。
  井上ルド観たいぞ熱がガンガン上がりましたわ。
・Journey To The Past(『アナスタシア』より)
  赤いドレスで現れた玲奈ちゃんのソロ。
  でも、井上君の歌を続けて聴いてきた後だとどうしても、
  彼女の歌の荒さが目立ってしまった感じでした。スローな曲でなく、
  力技で歌える曲にすれば、もっといいのに勿体ない選曲するなぁ。
  確かこの後でやっと、玲奈ちゃん@ゲストの正式紹介でした。
  この2人の会話って姉弟に見える時と兄妹に見える時があるかも。
・The Phantom Of The Opera(『オペラ座の怪人』より)
  彼らには、1部の曲よりこっちの方が似合っていた気がしました。
  明るく愛し合っている曲では、噛み合わない印象が目立ったけど、
  井上君、伏せ目がちに相手をねめつける表情が意外にいいし、
  声は文句なく圧倒的な広がりを感じさせるし、惹かれる感じ。
  最後のクリスの音に重ねてきた声にぞくぞくしました〜。
・小さな空(by武満徹)
  佳品という感じの小さな可愛らしい曲。
  1部にあったら飽きてたかもだけど、ここにあったのは嬉しかった。
・雪の華(by中島美嘉)
  良かったいう記憶しかないんだけど、どんな曲だっけ(^^;
・If We Hold On Together(byダイアナ・ロス)
  優しい歌だなぁと思う。歌詞なんて分からないけれど何か元気が出る。
  最後のハイトーンがきれいだったなぁ。
・ビリーブ
  長崎の牧師さんが作った曲だとか。
  某紀行番組の主題歌としてしか知らなかったから少し驚き。
  子供たちの合唱で聴き慣れていたので違和感のまま終了でした。
・You Raise Me Up(byジョシュ・グローバン)
  好き。・・っていうか、これ、9割方、歌詞理解できたかも(@_@;)
  「君は僕を、僕ができるより高みに行かせてくれるんだ」って、
  締めに、思わず井上君が歩いて来た道を思い返してしまったり。

<アンコール>
・世界が終わる夜のように(『ミス・サイゴン』より。デュエット)
  この2人のデュエットは・・・以下略。
  「♪Why God Why」の方が好きだったし、聴きたかったなー。
・伝えたい・・・ありがとう(井上芳雄2ndアルバムより)
  これの直前でバンドメンバーの紹介って、普通なのかな?
  1部からずっと「彼女は後で紹介しますね」と言い続けて、
  ゲスト紹介が2幕半ばって構成も、ちょっと不思議だったんだけど。
  曲自体は、やっぱり苦手な歌い方。でも「♪You Raise Me Up」の
  後で聴くと、素直に彼の気持ちが感じられたかも。

<Wアンコール>
・星に願いを
  幕が上がると、スタンドマイクの前に立つ井上君。
  「拍手有難うございます。それじゃアンコールをもう1曲。
  ・・・って、やる気満々のスタイルですよね。これでアンコール
  かからなかったらどうしようって、ドキドキしてました」と始めて、
  おもむろにマイクの前に上げた手の中には小さなオルゴール。
  「♪星に願いを」を鳴らし終わってからアカペラ。静かに幕。
  しまった、好きだーっ!って感じだったかも(苦笑)



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