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2005年10月26日(水) |
岡田浩暉お誕生日ライブ『Andante』 |
何だかあまり、「ライブ行ってきたぞー!」って感じの 感想が書けなくて、結構書くのを躊躇していたりします。 前に一度だけ岡田さんファンサイトのチャットなんぞに 参加させていただいたことがあったのですが、 その時と同じような感想が、時々現れてきてしまう。 とりあえずまず、ファンの人は読まないでください。 気分害されそうな気が、結構するんで。
それでもやっぱり、ライブがあると聞けば行きたくなるし、 この気持ちをメモしておかなくちゃと思う程度には 私なりには好きで、気になる人なんだけれど、でも、 見れば見るほど、何が好きってところも思いつかない。 そして、結局思ってしまうのは、こんなこと。 「私、この人の何がそんなに好きなんだろー?」って。 一応、長々と悩んでこの文章の最後で、自分なりに、 結論づけたりはしていますが、納得は・・したのかなぁ?
6時に開場して、7時半に開演。 休みが取れなかった私は、定時上がりでダッシュ。 でも行ってみれば、自由席は10数席しかなかったようで、 どセンターの見やすい席に案内していただけました。 友達と一緒に話しつつ食事。結構おいしくて幸せ。 今日特製の「スイカとグレープフルーツのリキュールを 混ぜた爽やかなカクテル」とやらは、瓜類苦手な私には スイカの水っぽい甘さが勝った感じが苦手だったけれど、 サクッと飲んでカンパリに替えて楽しく開演を待って。 途中のトークで岡田さん曰く、前回ロック系ライブだったから、 今回はゆったり食事しながらライブにしたかった、 ということでしたが、その点は開演前から満足。
始まってみたら、黒のベルベットの上下にポケットチーフ なんか挿して、ちょっとお洒落じゃ〜んな岡田さん登場。 細身のシルエットが雰囲気あって、ちょっとキャ〜(*^^*)な気分。 (早い時期に上着は脱いで、ラメ入り白シャツ姿になりました) 知らない歌を2曲(解説によると、to be continuedの「if」と、 坂元健児さん作の「朝焼けを待ちながら」)、冒頭から歌う。 聴いているうちに、「あれ?」な気分。何だか乗れない。 妙に冷静な気分で、「声…は、好みじゃないかも。曲…も、 好みじゃないなぁ。盛り上げ方もイマイチ引きずり込まれない」 なんて「考え」始めてしまって、すっかり雰囲気に乗りそびれ。 2曲終わってご挨拶。少し緊張気味な雰囲気で、とつとつと。 誠意と可愛げは感じるけれど、こちらは盛り上がれないまま、 続けてto beの曲をまた2曲。イマイチなまま。
が、「A Man Without Love」という曲で、ちょっと気分アップ。 それまでの曲もきっちり歌詞は聞こえてきて、その点で、 私の中で評価は高かったのですが、ようやっと、 歌詞に感情移入することができたのが、この曲からで。 とはいえ英語の歌詞、私が理解できるはずもないのですが、 これと、次に歌われた「彼女が死んじゃった」に出た時の曲は 「分かり合えないけど、伝わらないけど、寂しいけど、好きだよ」 って感じの温かさが伝わってくる気がした。何でかな?
そこから、先月のライブのために作った「君はムズカシイ」、 「誕生日という特別な今日だけしか歌わない曲があっても いいと思う」と前置きして、「歌詞もあるけど、ない方が 伝わるような気がするので」とラララだけで歌った新曲、 同じく新曲の「キンモクセイ」。この3曲を歌ってる間が、 ライブ中で一番私がライブに入れた部分だったかも。 歌詞なしの新曲なんて、何だかすごーく、この場にいる 私たちが、愛されてるなーって気分でいっぱいになれたし。 この場を設けられて、この場にいられることを、そんなに 感謝して喜んでくれてるのかなぁって嬉しくなったり。
ただね、その辺りが個人的に一番ライブな気分だったのは、 「君はムズカシイ」前に、活動中の岡田さんのバンドである The Garden eelのTatsuyaさんが話してくれたのも大きいかも。 1人でしゃべっているより、Tatsuyaさんがいじってくれる方が 私には数百倍、岡田浩暉が魅力的に見えて、話も盛り上がる。 Tatsuyaさんがいろいろ話してくれて、隣で一生懸命、 ギターの電池とかいじってる岡田さんという図が好きで。 2人のはもりが好きかと言われると、もとになっている 岡田さんの声自体がそんなに好きなわけではないので、 それなりにですが、はもっている雰囲気は、とても好き。
「キンモクセイ」の後に、Tatsuyaさんと「SUKISA」。 その後また少しずつ、ライブから私の気持ちが離れていって。 英語の曲があって2曲目ぐらいかな?ちょっと寂しげな 「愛してるよ」歌があって割と好きだったけれど、更に続いた 「KEEP ON ROCK'IN」へは「知ってる曲だ」という感想のみ。 「Avenue」は、その流れの中にしては盛り上がったけれど、 ハタ、と気づけば、ライブが終わってしまっていて。
しまった!まずい気分でライブが終わってしまった!と、 焦っているところでアンコール。誕生日ケーキが出てきて いっぱいのロウソクを吹き消したりで笑顔も見せていて。 しかし、歌っているより普通にしてる岡田さんの方が 好きなのか?と思い始めた私、ここでも盛り上がらず。 何がいかんのや(-_-;)と、自分にめり込み始めたところで、 to beの曲、「君だけを見ていた」。これが最大に違和感。
ただ、あまりに違和感だったので理由が少し分かった気も。 この曲の時の岡田さんが、とても「芸能人に見えた」から。 すごーく上手で、力入って輝いていて、全然別人に見えた。 正直、かっこいいと思った。でも、私の好みじゃなかった。 前に、to be continuedが載った雑誌を借りて読んだ時、 メンバーの音楽へのこだわりがあまりに強すぎて、 読んでいるだけで辛くなってきて、ざっと読み流してしまった。 多分そういう意味で、私は当時の彼に親和性がないのかも。
帰りに連れが彼を評して「ヘタレなのにね」と言いました。 ここまで延々書いてきて、私なりに悩んできて、結論は、 きっと私は、ヘタレな彼こそが、好きなんだろうと思います。 最近、ヴィオラとチェロを初めて弾かせてもらったらしくて、 「体に、ぼわぁ〜ってくるんだよ!」なんてボケた表現をした後で、 「ヴァイオリンは弾いたことないんだよね〜」なんて発言、 心配げな顔のヴァイオリンのお姉さんに差し出してもらって、 ちゃんと音が出て喜んじゃってる顔なんかも好きだったし。
好きな曲、好きなように作って、Tatsuyaさんにプロデュース という名のフォローを入れてもらって、時々ライブやって、 できれば一緒に、おいしいご飯とお酒で幸せにもなって、 合い間で気が向いた時に、「SL乗って楽しかったよー」とか、 「今飲んでますー」みたいな携帯日記送ってくれたりしてたら、 もしかして、それが一番、私の好きな岡田浩暉だったり? よく分からないや。ライブ楽しんだかどうかもよく分からん。 でも、行って後悔はしてないから、いいのかな、それで。 連れが、いつにないほど幸せそうな顔してたのも嬉しかったし。
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