おちょこの日記
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2003年02月22日(土) 別れの真実 1


休日出勤を終え一息ついたおちょこです。

昨日、ママに逢いました。
お店をだす事になったので、オープン前の何も無い店にご招待。
店を出すと決まってから色々あったけど何とかなりそうで嬉しい。
頑張ってくれ。

彼と別れる時に、ずいぶんと助けてもらった。
あの時、どんな方法でも離れたかったアタシはママを利用した。
それを知っていながらもママはアタシを助けてくれた。

アタシの心はその時、壊れていたから、
アタシの思考は人と呼ぶには余りにも酷かったから、
人のことなんて思い遣れなかった。
自分も他人も大嫌いだった。


書けなかった事。
言えなかった事。
たくさんあった。
今なら書ける。

その時、アタシは彼をまだ想っていたし、彼も想っていてくれた。
想いが強いほどに、アタシの態度は酷くなる。
ひき止められるのが辛くて苦しかった。

その日、彼とのやり取りをママは見ていたから、平気だと言ったアタシを怒鳴った。
逃げる様に店を出たアタシを追いかけてきて、振り払うアタシの手を押さえながら
平気ならそんな風にならないだろうと男の声で怒鳴った。


アンタに何がわかる?
簡単じゃない、思っているよりも、口にしたその言葉の意味よりも。
アタシと彼の3年間がどんなだったかも知らないのに。
放っておいて、送らなくていい、一人にして。
そう言い放ってタクシーに乗った。
怒鳴り声が聞こえていた。泣きたかった。


家の傍でタクシーを降りてしゃがみ込んだ。息が詰まった。
彼の事ばかりが頭に浮かんだ。
寒さよりも冷たい彼の目が痛かった。
見た事も無い後ろ姿が哀しかった。
口にするよりも、思うよりも別れはずっとつらい。
望んだ筈の答えなんて見えなかった。


目に映る朝の光、世界がアタシを責めるような朱色。
気が狂いそうだった。



おちょこ |MAIL

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