おちょこの日記
DiaryINDEX|past|will
休日出勤を終え一息ついたおちょこです。
昨日、ママに逢いました。 お店をだす事になったので、オープン前の何も無い店にご招待。 店を出すと決まってから色々あったけど何とかなりそうで嬉しい。 頑張ってくれ。
彼と別れる時に、ずいぶんと助けてもらった。 あの時、どんな方法でも離れたかったアタシはママを利用した。 それを知っていながらもママはアタシを助けてくれた。
アタシの心はその時、壊れていたから、 アタシの思考は人と呼ぶには余りにも酷かったから、 人のことなんて思い遣れなかった。 自分も他人も大嫌いだった。
書けなかった事。 言えなかった事。 たくさんあった。 今なら書ける。
その時、アタシは彼をまだ想っていたし、彼も想っていてくれた。 想いが強いほどに、アタシの態度は酷くなる。 ひき止められるのが辛くて苦しかった。
その日、彼とのやり取りをママは見ていたから、平気だと言ったアタシを怒鳴った。 逃げる様に店を出たアタシを追いかけてきて、振り払うアタシの手を押さえながら 平気ならそんな風にならないだろうと男の声で怒鳴った。
アンタに何がわかる? 簡単じゃない、思っているよりも、口にしたその言葉の意味よりも。 アタシと彼の3年間がどんなだったかも知らないのに。 放っておいて、送らなくていい、一人にして。 そう言い放ってタクシーに乗った。 怒鳴り声が聞こえていた。泣きたかった。
家の傍でタクシーを降りてしゃがみ込んだ。息が詰まった。 彼の事ばかりが頭に浮かんだ。 寒さよりも冷たい彼の目が痛かった。 見た事も無い後ろ姿が哀しかった。 口にするよりも、思うよりも別れはずっとつらい。 望んだ筈の答えなんて見えなかった。
目に映る朝の光、世界がアタシを責めるような朱色。 気が狂いそうだった。
|