おちょこの日記
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2003年02月23日(日) 別れの真実 2


しばらくしゃがみ込んでいたら電話が鳴った。ママだった。

落ち着けと言った。言い過ぎたと言った。
アタシは責めた、泣きながらママに八つ当たりした。
勝手な言い分だったと思う。
でも、ママは聞いてくれた。
冷たい空気が泣いて乱れた呼吸を冷やした。
ちょっと落ち着いた。


『 オマエ、そしたらもう俺の女な 』



驚いた……。


言った後でママも驚いていた(笑)
バカじゃないのと思ったけど救われた気がした。
まだ、気持ちは残っていて、きっと想うとわかっていても
ママはアタシの準備が出来るまで傍に居ると言った。
涙はもうとまっていたし、単純にその優しさが嬉しかった。


アタシはママの彼女になった。


最低でもいい。
アタシはその優しさに、差し伸べられた手にすがるから。





そうやってアタシは彼と別れた。
知りたかった関係の終焉は、望んだ筈の答えは、わりと簡単であっけなく痛みを残した。



『 なかった事に 』
それは簡単じゃないけど
どんな時も必死だった。
今は解る。痛いほどに。



少しずつ前に進む事が出来る。
そう思える。
もう二人の過去は戻らないから。


おちょこ |MAIL

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