徒然彷徨
つらつらと……思いつくまま。

2006年08月21日(月) 気まぐれ


買い物から帰ってくると、子猫が一匹増えていた。
三毛の猫は親猫だけで、子猫の中にはいなかった。
昨日までは……。
車庫で寝転ぶ猫たちに混じって、その子はいた。
なかなかどかない猫たちを、蹴散らしに私は車を降りて猫たちを追い払い車を入れるスペースを開ける。
一匹だけが逃げない。見慣れないその猫。仕方がないので持ち上げて端っこに置いた。
その猫は車庫の隅でミーミー鳴いた。子猫特有の甘い声で鳴く。親猫がその声に答えるように鳴いたが、自分の子供でないと判るとそっぽを向いた。
「細いよねぇ」
妹がその子猫を見ていった。私は気が付かなかったが、よく見ると小さいらしい……。
どうしようもないので家の中に入った。
暫くすると車庫の方で物音がする。猫の威嚇の声と共に。
まずいと思った。オス猫にでも食べられたかと思い、窓から外を覗くと、親猫と子猫が睨めっこをしていた。他の子猫たちも異端の猫に様子をうかがっている。
お昼を持ったまま、暫く外の様子をうかがっていた。
進展がないようだったので、お昼を食べに戻って暫くするとまた物音。
それを何度か繰り返す……お昼を食べるのに、かなり時間がかかったかも(^^;

暫く見ているとオス猫も出てきたが、オス猫も親猫もちょっかいを出してるだけのようで、怯えて威嚇してるのは子猫の方だった。
監視してる人間がいるのが気になるのか、子猫を気にしつつ手を出すのを猫たちは止めていったようだった。

家の猫は外の猫家族(?)と家の中に一匹いる。
家の中の猫はリードをつけて散歩する。で、その散歩の時間。
子猫が近づいてきたので、私は猫に近づかせない為に間に入るのだが……子猫はすり抜ける(TT)近づくなっての。
猫の方は異端の猫に警戒心いっぱいだ。子猫を叩こうとするかもしれない。
私は気が気じゃなかった。何で、そんなになつっこいんだ子猫(TT)
他の猫はそんなに近づかないってば。
母が餌を持ってきたので、子猫はそっちの方に行ったけど……今度は猫達のほうが、餌を貰ってるって事で尚更気になったようで。
自分の取り分が減る〜とか思ってたのかな。

子猫は祖母の家へ持っていくことになった。
あれだけ人になついていて、逃げないって事はきっと、子猫は人に飼われていてココへ捨てられたのだろう。


……。
何処の誰だか知らないけど、捨てるな。こんな温室育ちがココで育つわけがない。
確かに家にはたくさんの猫がいる。けど、それは春に生まれて冬が来る前に大半が死ぬ。人や車に近づかないもの、素早いもの、運のいいもののみが生き残れるんだ。生き残るのは数パーセント。そんな中で親から子へ生き残る術を伝えられていく。飼っているから私達は下手に猫たちに触らない。人や車に慣れてしまえば、生きられないから。それが、家の飼い方。
(家の中にいるのは別。あれは……産まれた時に親の手を離れて死んじゃうと思ったから、人の手を加えたら生き残ったので、人の手にある程度慣らしてあります。運が強かった猫かも)
それでも、死んでしまうのはヤダけど……。ココで生まれたい上、しょうがないと思ったり。元々、数代前が野良猫だったので、子猫の生まれる所を見た事がないです…見せてくれるわけがない…気がついたら、増えてる。
そんな場所に、人に慣れていて、車を知らない子ネコが生きられるわけがない。
田舎と言えども、それなりに車が通るし。。育てられないなら、産まれた時に外へ放り出してしまえ、自分の手で締めてしまえ。
……次の飼主を見つけるのが、飼った者の役目でしょ。
殺す役目を人に押し付けるな。殺さなくても、死ぬ場所に置いておくわけに行かないじゃないか。結局は、同じだと思うし。

って事で?苛立ってました。




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