ネコヤシキ日笑
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数日前に、翻訳の分担者からメイルをいただいた。
それは下訳のしごとで、監訳者から、全体の文体の統一をはかるように指示をいただいていたのだが、その仕事がもう長いこと滞っていた。分担者からは、全部のやり直しを自分にやらせてほしい、とのお申し出をいただいた。
お返事を、3日間、書いたり消したりした。結局、すべてをお任せする、とお返事した。
とにかく本を早く出すためには、ふたりの下訳を統一するなどというのはかなり困難であり、ひとりが通しでやるというのが最もすっきりすると思った。一方で、今になってひどさがわかるようになった以前の訳をじぶんでもうすこしマシにしてみたくて、迷った。
メイルを出すと、すぐにそのお返事が返ってきた。気持ちよく受け入れていただけた。待っておられた回答だったのかもしれない。
仕事は、ひとつ、確実に前進した。これでよかったんだ。
迷っている、という仕事は、もうやめよう。 そのかわりに、つぎにできる仕事は何なのか、背筋をのばして考えよう。 うん。うん。そうしよう。
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