ねこや  ネコヤシキ日

日記モドキ ↑目次←昨日明日→


2003年04月14日(月) 「幸せ色」のめがね

一昨日、『やすらぎが見つかる心理学―5つの物語で読む心のコリのほぐし方』という本を買った(中川晶著/PHP)。買ったとき、著者が来ておられて、ひとりひとりに声をかけてくれながらサインをしていただけた。心療内科の先生だが、「漫画家になろうと思ってたんですよ〜」などと気さくな笑顔をなさる方で、この人の書いたものなら、きっとわるくないだろうな、と思った。

きょう、晩ごはんどきから読み始めた。
これはオススメだわ。
寓話のような物語と、それにことよせた解説部分とがあって、さらさらと読ませるけれども、内容はきっちりあって、しみじみと読み返したくなる。

さいしょの話は、みんながそれぞれ違った色の「こころの色めがね」をかけていて、現実には同じことが起こるのでも、不幸色のめがねをかけていれば不幸に、幸福色のめがねをかけていれば幸福だと思える。色めがねなしで真実を見ることなんてできない、という話。

で、そのなかに、何を幸せと感じるかは人それぞれ違う、というところがあった。

----------

 ドイツの心理学者、シュプランガーは、何に価値を見いだすかによって、1)理論、2)経済、3)審美、4)社会、5)政治、6)宗教の六種類に性格を分類しています。そしてそれぞれの領域での成功が本人の幸せと結びついているというのです。…

----------

きのうの映画を観たあとだったせいか、私は何に価値をおいているのかなあ、とちょっと考えてしまった。2)経済 5)政治 には、あんまり価値をおいていないと思う。残りは、どれかなあ? ある種のうつくしさに意味を見いだしているようでもあるし、ある種の社会的位置づけかもしれない気もする。自己分析はあてにならない、という。私を知っていてくれる仲間たちだとなんというかなあ?


Nikki SiteMy Nikki Site 

ねこや |MAILHOMEESPERANTO