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とりとめのないもの

2008年09月03日(水) 前日に


今日は、何ヶ月ぶりかの再会となる15年ほど付き合いのあるの友人に会ってきた。

会う前から、勝手にこっちで懸念していた通り、ひと波乱あった。
友情は崩壊したのだろうか?


ほんとうに勝手に、向こうから連絡寄こさないし、こっちはこんなに苦しんでいるのに!という被害妄想が自分にあり、会うというだけで複雑な心境であった。
さらに昨日の最高潮に鼻水と涙をたらしながらの散歩で落ち具合も半端なく、このまま会って困らせてしまえばいい、と思っていた。
しかし、昨夜のメールで多少我に返ったか、現実味がうっすらとではあるが芽生え、今朝起きたらけろっとしていた。
なぜなのかはわからないが、昨晩のことがリセットされ朝はけろっとしていたりすることがままある。(その程度のことなのか、そうではないと思うのだが。日が暮れてくるとまた落ちることだし)


帰り際に現状報告と、言ってなかったことを言い始めた。
そしたら、やっぱり今までと同じだった。答えは同じ。

向こうが先に就職した頃から、社会人というものになったのか、鋭敏になったように感じた。いろいろと厳しくなった。些細なことだったりするが、時間に遅れたら連絡すべき云々(今までは大の遅刻魔だったのに)。
相談事を持ちかけても、こちらが納得のいくまたは、期待した答えが得られなかった。
思い返せば高校時代から、そうであったようにも思う。
行き違い。
溝。
埋まらない距離。
そうだ、高校の時あたりから
「だからダメなんだよ」と何度も言われて傷ついたり
でも傷ついたとも自覚できず、それを表現する術も知らなかった。
それでも、理想の友達象を押し付けでもしていたのか
いつか理解してくれると信じきっていたのか
何度も相談しては敗れるという繰り返しの歴史だった。

正論を言う。
まっすぐで前向きな。
それをしない私は努力が足りないという。
彼女の言うことは、私には無理だ。実践できない。
精神構造や性格が芯から違うのだ。
そういうことに、今日気づいた。

愚痴なら聞かない、といっていたのだったか。
相談されるなら、自前の意見を披露するまで。
そう聞こえた。

ああ、まただ。
もう、ずっとこうなんだ。
こうでしかないんだ、と諦観が私を覆った。
思い切って、「私は肯定されたい。でも、いつも相談しても否定される。だから、傷ついてきた」と言った。言えた。やっと。
そうしたら、「否定してるよ」と、あっさり認められた。
衝撃が走った。
ふつうにひとを否定するのだこのひとは。
そのことに15年付き合っていて、気づかなかったのだ。
どこかで、いつかわかってくれるというような甘えが確実にあった。
いつか、いつか。……
その「いつか」は、やってこないのだった。


積年の思いがついに爆発し、
「言うだけなら簡単だ」と言い放って、帰ろうという合図のつもりで改札に向かったが、後ろにあの人影は見えなかった。
ややあって、改札を通ってきたがこちらの呼びかけには無視。
追いかけて「謝る」といったものの、「もういいですよ」。

これで、もう元通りにはならない人間関係がひとつ、崩れ去ったのだろうか。


大変なことをしてしまった、と思うと同時に
どこか冷静な自分がいた。
思い返すに、傷ついてきた、という本音を初めてぶつけられたからだと思う。
向こうはほとんど意に介さず、といった風でどうとも思っていなかったようだが。
ぶつけられた、ただそれだけで
長年の錘が取れたかのようだった。



ことの重大さに、後で気づいて血の気が引くのだろうか。
あの捨て台詞と行動は、やはりこちらが(溜まっていた思いが炸裂したとはいえ)悪いのだろうか。
いつだってそうだ、他人の判定もこちらが悪い。

だけど、どっちが悪とかじゃなくて
なんだか違うような気もする。
否定する方だって悪いのだ、という開き直りと
やっと互角に戦えた(ぼろぼろに負けたけど)との自負だろうか。
しかし次の試合はもうないのではないか。
こちらから深刻な相談事はもうしないつもりだし
(それとも忘れ去って、もしくはまた縋りたくなってしてしまうかもしれないが。自分はその程度の人間だ)
はたまた、向こうがもうこちらと話もしたくないかもしれない。



でも、離れて暮らしているわけだし
いつかまたふっと会うことだってあるだろう。
そう、簡単に考えている。
今は何も言うことがない。
冷却期間を置けばいい。
そう思っている。

それが過ちだと、いつか振り返るのだろうか。




こうやって、いま人生のどの位置にいるのだろうかということを
よく考える
特に今年はそれが多いように思う。
今、人生のどん底なのか
またこのようなことが繰り返されるときがくるのか
ずーっとこのままの状態で、下降線を辿るのか
落ちた分だけ、上がれる時がくるのか


そういえば、最後に頼れるのは家族と自分だけだと言われた
鼻で笑いそうになった
あたしにないものをおまえは持っているだろう、と。
その逆もあるのだが、いまの自分にとってはそちらの方が大きいのだ。
持っているお前から言われたくないとすら思ったかもしれない。
それがないから悩んで苦しんでるんだ、と。
お得意の被害妄想は止まらないのだった。


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