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とりとめのないもの

2009年01月26日(月) 郵便局


月曜日。
朝は何も考えられず、たくさん食べてしまったので
歩く歩く。ひたすら、歩く。

午前中、風邪のよう。
空調が休み明けのせいか、寒い。

午後、緊張しつつパンを配って歩く。
今日は、あまり人が来ていない。
4個余る。
ふと、思い立って、メールしてみる。
帰り道にでも、わたそうかしらん、と。

すぐ返事くる。
今日はまっすぐ帰らない。
なんだ、じゃあいいや。
パンはまたこんど、とて返したら、
送ってくれるそうな。
タナボタ。
びっくりしたけど、二つ返事でお願いする。
はやる心臓。
何を話すかとか、準備の時間なんてなかった。
ぶっつけ本番。
それでいいでしょ?
待ってる間も、なんにも考えられなくて。
1か月ぶりに会った。
数日おきに電話してるから、そんなかんじはみじんもしなかった。
ときどき途切れる会話。
あのことについて、触れてもいいのか。
でも、家は遠くないから時間切れになるんじゃないか。
そんなこんなで、他愛のない話をして
でもそれが拍子抜けするほど自然にいつもどおりで。
どきどきしてるけど、隣に座れて、落ち着けて。
シフトレバーを動かす手つきに、たびたびかなりどきっとしたり。
ひさしぶりにみた顔にきゅんとなったり。
パンを最後に渡したら、すぐぜんぶ食べるっていってた。
うちに着いて、お礼のメールしたら、すでに完食してた。

玄関入って、暖房だけつけた部屋で
なにも手に付かなかった。
満たされて。
余韻を。
さっきまで隣にいて、声を聞いて、目が合って。
迎えに行くって、むこうからいってくれた。
ただ、もう、それだけで。
うれしくて。
ことばにならなくて。
なにもかもが、すべてが彼を好きだと全身でおもった。

ついさっきまで、
横にいたなんて、ほんとうに夢のようで。
電話のときだってそう。
あんなに近くで声を聴いて。
メールも。
きもちが、届く。
そして、きえない。

また車で帰るとき、送ってくれないかなとか甘い妄想。
期待しすぎは禁物です。


でもこれって、なんだろう。
頭の回転速い彼が思い立った効率的なパン受け渡し方法?
わかれのときが、ひたひたと近づいてるのに
だからこそ、会わないという選択肢をとっているのかと想像していたけれど、
そんな私の吹けば飛ぶような妄想を、軽く2段飛ばしで迎えにきて。
なにがあるか、わからないのです。人生て。

こんなのいつもやってることだし?
帰り道の通り道だからついでに乗っけたとか。
特に他意はないように思える。
話す内容も、いつもと変わらずだし。
いちばん気になるあのことには、お互い触れずに到着してしまったけれど。
わたしは、彼と話していると
思考のネジがどっかに数本飛んでいってしまって、
記憶の引き出しがうまく開けられない。
もう、話せていることがうれしくて
ただしっぽを振るのに懸命なだけかね。

いちど、会ってしまうと
そのぬくもり(スキンシップをはかるわけではないが)を覚えてしまうと
足りなくなる。
切望してしまう。
会わないでいるうちは、電話口だけ。
それが日常。
それ以上近づけないし、その線の上に立っているだけで。
当たり前のように。

ふれられる距離に身を置くと、
さわりたくなる。
冷たい手を、温めてほしくなる。
もっと近づいて、


それもつかの間の夢?
それとも、また会える?
約束はしてない。
でも、つぎはある、という予感がわたしの中をただよう。

時間が、もうないのか。
それすら、どのくらい残されているのかすら、わからない。
急いてはいけないとは思う
でも、一期一会という。
次に確証なんて、ないのだと。
それでも、いつも「次」は、むこうからやってきて。
この、空間がもういちど訪れるならば、
そのときは。

そのときのことを
しずかに準備しなければ、とちいさく誓った。
わたしは、すきなひとがいて
尊敬していて
出逢えたことが、たからもので。
そのひとは、とおくにいってしまうそうなのだけど
それでも、わたしはすきで。
すきです。

言ったらどうなるとか、
かんがえなくてもいいかなと、逃げなのか
めんどうなのかわからないけど、おもっている。
むこうはたぶん、もう気づいてる。わかってる。しってる。
いっちゃだめ、という雰囲気ではない、とかんじている。
むしろ、まってる?
それは妄想か。
ただ、わたしは、この気もちを
つたえたいと。
そのあとどうなるかは、彼まかせで
という投げっぷりなわけです。

彼が、会おうとしてくれたこと
まえむきにとらえて、だいじにしたい。
いまは、ただそれだけで。


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