イレコミ音楽
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2002年02月08日(金) |
「もうすぐ春が」加川良 |
フォークという言葉はこの人のためにあるような・・・。私にとって、フォーク=加川良さんそのもののようにも感じてしまいます。
中学〜高校時代にかけて『教訓』『親愛なるQに捧ぐ』『やぁ。』『アウト・オブ・マインド』『駒沢あたりで』『南行きハイウェイ』『プロポーズ』などのアルバムの彼の唄に夢中になりました。
中学生の時(1978、9年頃)札幌のライブハウスに友達と、加川良さんのライブをはじめて見に行ってえらく感動したことを覚えています。なんせライブハウス初体験だったし、会場につくと兄と兄の友人達も沢山いたのでちょっときはずかしくも安心したり・・・でも、騒いでましたよ兄達は「あの娘に乾杯」が歌われはじめたら「ひゅーひゅー」と五月蝿いほど・・(苦笑)ライブとは・・・こういうものか?と思った瞬間でした。当時は金銭面で厳しい中学生、こずかいを貯めて『アウト・オブ・マインド』のLPを中古で買い、擦り切れる程聞いておりました。だからなおさら、ライブで良さんの唄を聞けることは夢のようだったのですね。 その後高校生になって、仙台でのライブの時には、ちゃっかりレコード持参で行って握手とサインまでしてもらいました。実にミーハー(汗) 『教訓』のレコードには、男達よ限り無く愛してあげなさい 女達よ果てしなく生きてあげなさい 『親愛なるQに捧ぐ』のレコードには、君は君のことが好きでありますように 僕は僕のことが好きでありますように・・・1982.4.20 加川良・村上律
と加川良さんと村上律さんが書いて下さって、感動したのをよく思い出されます。再びレコードを手にするとやはりこれは宝物と思えてしまう・・・良さんの歌詞の一節が心にずしりとくるのでした。
OLの時、下北沢のライブを見に行くチャンスがありました。加川良さんは、昔と変わらずにいて唄っていて、実にうれしかった〜そんな記憶も蘇ってきます。友人に貸した『駒沢あたりで』のアルバムは、今では友人の物に(笑)たぶん友人が大事に聞いているのだろうと思います。だってね、加川良さんを縁に結婚したんだから、まじに。私の方は、再びこのアルバムを手に入れて、ゆっくり聞いてみたいと思うのであります..しみじみ、自分の世界へ...(笑)
この季節になると思い出す良さんの曲が2曲あります。ひとつは「北風によせて」♪君がいないで〜さびしいよぅ♪ため息が出るようなせつなさがたまらんのです。もうひとつは「もうすぐ春が」♪雪の白さに負けないように、みんながもっと白くなれば♪ 歩いてても、ふっとフレーズが浮かぶ時があるのです。
〈参考アルバム〉 加川良「教訓」(LP/1971) 加川良「やあ。」(LP/1973) 加川良「親愛なるQに捧ぐ」(LP/1972) 加川良「アウト・オブ・マインド」(LP/1974) 加川良「南行きハイウェイ」(LP/1976) 加川良「プロポーズ」(LP/1981)
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