イレコミ音楽
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2002年02月24日(日) |
「ほんとだよ」遠藤賢司 |
「ほんとだよ」遠藤賢司
ラジオからこの曲が流れてきた時、時が止ったように感じました。 衝撃にも似たショックだったのかもしれませんです。 やっぱ、あたまから離れない曲でした。 今、聞いてみても、同じような感覚が戻ってくるんですよ。 夜の闇を抜ける薄い空気の層が漂ってきて木々が揺れる・・ そんな感じ・・・。
素朴なアコースティックギターと共に、 ボソボソとつぶやくよう歌われてて、ラブソングなんだけど、 ひたすら愛し続けるストーカーのような男の想いを綴った歌でした。 でも歌詞がちっともいやらしくないの。 それどころか、繊細でセンチな思春期の男性のナイーブさが出てて、 な〜んかすきなんだな〜これ、独特でいいんです。
もう1曲「カレーライス」もアコースチックギター1本ムードだけど、 「カレーライス」も、「ほんとだよ」同様たまらんものがあります。 けだるい午後の彼女と猫とカレーライス・・・♪ うーん、こんなのどかな曲なのに、「誰かがお腹きっちゃって」と 三島由紀夫事件の事が入れられているんですね、当時の時代背景が 見え隠れしつつも、穏やかな日常で、彼女と猫とカレーライスなんだな。 この感覚も当たり前の私達の日常の一部分なのかもしれないです。
遠藤賢司さんと言えば、静と動のギャップが凄まじく... 今回の2曲は静の方になると思われますが、その後、彼は パンクやニューウェーブもやってしまわれて! この激しいギャップは...結構好きなのかもしれません。
ある意味、遠藤賢司さんは芸術家っぽいのかも・・・。
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