イレコミ音楽
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2002年03月31日(日) 「傷心」大友裕子

「傷心」大友裕子 1980年

 唯一の同じ高校出身で歌手であった大友裕子さんへの個人的イレコミです。80年頃、彼女がラジオのパーソナリティーをしていた「あたし...大友裕子」というローカルな番組(東北地方?仙台だけ?)をたまたま聞いてて、すっかりハマリました! ボソボソっと話す声がちょっとなまってて、不思議にかわいくて、たまらなかったんです。推測ですが、ある種なまりも重要な言霊のひとつかも、独特の声に独特な音が乗っかると、それが魅力に変わるのかもしれません。とにかく話す声も歌う歌も好きでした。

 さて、この「傷心」という曲、ポプコンのグランプリになった曲でした。でも、受賞当時には全く知らなくて、ラジオを聞くようになったある日、学校で彼女の話題になり、我が母校出身だったことが判明して驚きました。女子高だったんですが(余談)彼女が音楽部の出身できれいいなソプラノの声だったのに、「傷心」の練習で歌い過ぎて声がハスキーになったという話も聞いたことも・・・。

 さて、またもや今回も私はアルバムを所持してないのです(恥)ただラジオから流れてきた曲を録音したテープと、ノートへ書写した歌詞だけが残っていました。なんともいえないけど、当時バイト代のほとんどをギターに費やしてたから(笑)LPまでは買えなかったんですね。

 大友裕子さんの歌の中のほとんどが、失恋した女性の心境を歌うものでした。「傷心」もしかり、去って行く男性への思いがストレートで、最後にあなたとなら死んでもいいと思った〜♪と真実の一語でしめくくられ、歌い上げられているのが、実にすかっとするのでした。

 「傷心」以外にも、「ライムライト」もえらく好きで、ふわっと喫茶店の情景が浮かんできてかわいい曲で好きでした。「侍」「火の鳥」「浮気のへたな男」「静物」「旅先」「愚か者」それぞれの曲に思入れがあって、記憶も一緒に蘇るのでした。「歩けないの」ク〜、たまりませんね(涙目)

 どこぞの空の下で暮らしてらっしゃる先輩大友裕子さん!
あなたの唄が好きでした、またじっくり聞きたくなりそうです。


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