イレコミ音楽
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2002年04月01日(月) 「けだるい2人(TWO SLEEPY PEOPLE)」憂歌団

「けだるい2人(TWO SLEEPY PEOPLE)」憂歌団 1981年
・・・アルバム『夢・憂歌』より

 憂歌団に関しては熱烈なファンなので・・・今回は第一段です!

 初期の憂歌団の曲ももちろん大好きなのですが、今夜はアルバム『夢・憂歌』から「けだるい二人」をセレクトします。スローで、アコースチックで、ジャジーで、甘くって・・もう言う事ないくらいグーな曲です。お酒や煙草が似合うようなムード、ちょっと色気の欲しい方にはいいお酒のつまみになる曲です。ロマンチックな恋の唄で、こんな風に男性に想われてみたいもの・・・なんて奥様の密かな願望!いやもう遅い(笑)

 この曲の魅力は、うなりたくなるような内田勘太郎さんの甘いギターです。その音色にうっとりして、思わず勘太郎ワールドに引込まれて行ってしまいます。

 さて、この曲ですが、Hoagy Carmichael(ホーギーカーマイケル)の曲に有山じゅんじさんが歌詞をつけられたものです。(Hoagy Carmichael は「Star Dust」や「Georgia on my mind」の作曲者です。)もしかしたら、有山さんのアイデアなのかも・・・と推測してます。

 昔、友人から、金沢で有山さんと勘太郎さんのライブのテープを譲り受け聞いた際、「けだるい二人」やジャジーなインストルメンタルの「If I had you」「スティーリン」などを演奏されていたことを聞いたことがありまして、おそらく、憂歌団の『夢・憂歌』には有山さんのテイストが加えられたのでは・・・と思われるのでした。このアルバムで憂歌団は雰囲気がガラリと変わり、トロピカルなムードになったんですよね。

 実をいいますと、この曲には相当な個人的思入れがありまして・・この曲を聞くだけで泣きが入ります。でも悟られたくないので顔では泣きませんけどね。というか、過去を忘れるため、涙が出なくなるまで強行に繰り返し聞き抜いたため、忘れたのつもりです。(笑)

 名曲にまさる恋なし〜。(恋より名曲の勝利なり)


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