イレコミ音楽
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2002年05月13日(月) |
「スウィート・ジェニー・リー」吉田日出子 |
「スウィート・ジェニー・リー」吉田日出子 1983
1983年6月のお話、深夜のラジオの番組で昭和初期からの日本のジャズ特集をしていました。その番組の匂いから、これは録るしかない!とすかさず赤いボタンを押したのでした。(笑)リアルタイム録音にまにま、うふふ♪
ラジオから流れてきたのは、南里文雄さんのトランペット「我がしらべ(セレナーデ)」、美空ひばりさんの「A列車で行こう」、エノケンさん「青空」、「ダンナ(ダイナ)」、ベティ稲田さんの「Shoud I」、川畑文子さんの「私のスイート・ハート」、「サイド・バイ・サイド」、「スウィート・ジェニー・リー」など、吉田日出子さんの現代版「スウィート・ジェニー・リー」などもかかって、実に面白いな〜と思いました。先陣達が必死で日本にジャズを築き上げようとしていた時代の息吹き感じた夜でありました。
そんな頃です、東京の予備校へ途中編入が決まり、お別れ会をしようと美術予備校の先生が主催してくれたライブで、つい先日聞いたばかりの「スウィート・ジェニー・リー」と「On The Sunny Side Of The Street」をバックバンドにお願いして歌うことに・・・恐いモノ知らずの若気の至りでした。(超恥)
それから月日が流れ、渋谷の文化村で「自由劇場」の再演の「上海バンスキング」を見る機会に恵まれました。ラジオで聴いたような懐かしいジャズが流れ、借金しても音楽が大好きで捨てられない・・そんな人たちの話で、吉田日出子さんの歌もとてもよかったのです。その後、吉田日出子さんのCDを手に入れて聞いていました。聞いていると、再びなつかしくってうれしくなるような感覚に襲われたのです。特に「スウィート・ジェニー・リー」は明るくって、軽快で楽しくなる♪沸き上がるような感覚でワクワクしちゃうんですね。それに吉田さんの歌が愛らしくんてよかったから尚のこと・・・。
昭和初期のジャズを愛しているミュージシャンの方々も沢山おりまして、高田渡さんなどは「ダイナ」「リンゴの木の下で」を歌い、私の大好きな曲である「月光値千金 Get Out Get Under The Moon」は、エノケンさんも「消えて後もなし」という曲名で歌ってるんですよね、有山さんもライブで歌ってましたね。
先日、ある音楽番組に吉田日出子さんがゲスト出演されてたんですが、ジャズがお好きなんですか?という質問に「いえ、そーでもないんです」とお答えになられてて「え!そーだったんですか」と驚きました(冷汗)吉田さんの歌うジャズ聞いて好きになったんですよ〜「スウィート・ジェニー・リー」(笑)
〈参考アルバム〉 吉田日出子「上海バンスキング ベスト・セレクション」
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