第17話 男が目覚める - 2002年03月25日(月) 何もかも忘れていた。 すべてのしがらみ、背負ってたものを捨てることができた。 もともと、ブライアンには背負うなんてことは 考えてもいなかったが。 ただ、流され妻との生活を送っていただけだった。 今は違う、自分に忠実だった。 リンダはブライアンを頼っていた。 もともと自分のことしか考えないブライアンであったが、 リンダとの愛欲生活の中で変わっていた。 頼られる男。 自分が男としてまだ何かできる女を見つけたこと。 これはブライアンに強い力を与えていた。 なにしろ、アメリカの女は強すぎた。 ブライアンは、覚醒していった。 リンダのためならやれる。 リンダとともに生きていく。 そう心の中で誓ったのであった。 そして、リンダの巨乳にうずもれて眠った。 冬の終わり、春間近の頃であった。 つづく -
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