第18話 リンダの秘密 - 2002年03月26日(火) いつものように朝がきて、 二人は白いシーツの中で朝の一仕事を終えた。 ブライアンは快楽の後の疲労感につつまれていた。 リビングからリンダの弾く静かなピアノの音色 が聞こえてきた。 聞いたことのないメロディ。 いや、忘れていたメロディ。 ブライアンは、はっとした。 「この曲は!」 ベッドから抜け出し、リンダのもとに駆け寄った。 「どうしてこの曲を。」 「母に小さな頃教えてもらったの。」 「リンダ、君はキャロラインの娘なのかい、 そうなんだろう?」 リンダは小さくうなづいた。 この曲はキャロラインにブライアンがプレゼントした曲だった。 運命とは不思議なものだ。 キャロラインはブライアンが22歳だった頃、 出会い、世界でただ一人愛した女だった。 だが、当時ビーチボーイズは売れに売れ、 仕事に追われる毎日のブライアンからキャロラインは 去っていったのである。 キャロラインも長い髪、そして、巨乳、抜群のナイスバディだった。 リンダとそっくりである。 「ママは10年前に死んだの。 ママが愛した人はブライアンあなただけだったのよ。」 ブライアンの瞳から涙がこぼれた。 「でも、ママはもう関係ないわ。 わたしはママよりもあなたが好き。」 リンダはそう言ってブライアンにとびついてきた。 リンダの巨乳が顔をふさぎ、ブライアンは窒息するかと思った。 ブライアンはうれしかった。 「リンダ、ぼくのリンダ。」 二人は今新しい始まりを迎えた。 つづく -
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