究極の治療法導入 - 2002年04月16日(火) イングランド代表MFデビッド・ベッカム(26=マンチェスターU)が、競走馬の治療法を取り入れる。マイクロカレント療法と呼ばれる電気治療で、日本の競馬界でも一般的に用いられているもの。全治6週間と診断されたが、究極の治療法で2〜3週間での完治を目指すという。 W杯出場のピンチに立たされたベッカムが、思い切った治療法を取り入れることになった。競走馬に行われるのと同じような電気治療だ。当初、全治まで6週間の診断だった。しかし、医師たちは「目指すのは2〜3週間での復帰」と話した。世界一優秀といわれるマンチェスターUの医療チームが、総力を挙げて復帰へ向けて動き出した。 マイクロカレント療法とは、微弱な電流を体に流して行う治療。電子の力によって毛細血管を刺激。血流を良くすることで、鎮痛効果も生まれる。さらに、タンパク質などの合成を促進して、障害を受けた組織を再生。驚くほど早く骨折を治す働きがあるという。日本でも競走馬の屈腱(くっけん)炎や、同じく馬の肩こりの治療として取り入れられている。ベッカムはこれを1日2回。1回あたり30分ほど受けるという。 ベッカムの離脱は、単に戦力がダウンするだけではない。チームの精神的支柱である主将。だれより、ベッカム自身が、今回のW杯を雪辱の大会と位置づけていた。98年のW杯フランス大会決勝トーナメント1回戦アルゼンチン戦で受けた屈辱のレッドカードから4年。イングランド代表のエリクソン監督も「完全に復調しなくても代表に呼ぶ」と話していた。 ♪すばらしい、こんな治療があったとは。 世の中まだまだ知らないことだらけだ。 -
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