不思議っ茶の日記
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たこ焼きごときが、いちいちテレビで報道されるグルメネタになるとは〜〜?? と、以前からそう思っていました。
関西から東に住んだことない私にとって、向こう?の世界もこっちもたこ焼きはたこ焼きと思っているのです。
しかし〜〜どうも〜〜違うようですね。 東京ではたこ焼きの専門店があるようだし〜お店の主張もあるようだし〜それもここのお店が一番と競っているそうだが。
私の子供の頃は、たこ焼きといえば屋台でした。
お風呂の帰りにいい〜〜においがするのです。あの、ソースの焼けるにおいと青海苔の香ばしさがマッチして「ああ〜〜たこやきや〜〜〜〜〜〜〜」と、そのにおいにつられていってものです。
でも〜〜うちの母なんぞはいい顔しません。 屋台の衛生的な問題にこだわっていたようです。
大きなバケツに小麦粉をといた生地になる ねたが入っていて、ひしゃくで汲んで、ピッチャーにいれる〜〜。 これも嫌だというのです。
なんでも〜たこ焼きといっても、たこが入ってない!!!のです。 ええ???とおっしゃるでしょうが、それでもたこ焼きと通じていたのです。 入ってるのは、キャベツ、油粕〜ぐらいなものです。
今時のグルメたこ焼きとちがって〜そりゃ〜〜〜貧相なものです。
が!!!!おいしい!!
夕暮れからお店を出すその屋台は、おっちゃんが焼いていて、屋台の周りには子供がいっぱいいました。
それぞれいいたいことをしゃべりながら〜焼けるのを待っている子、見てるだけの子〜おっちゃんと話をしてる子〜いろんな子がいました。
雨の日なんかは、さすがに子供は群がっていませんでしたが〜〜。
やっぱりご近所からの注文があるのか〜わたしが注文しても、待たされました。
屋台につるした「たこ焼き」と書いた赤いちょうちんが〜とても暖かに見えたものです。
やがて、そんなたこ焼きが百貨店で売られるようになりました。粒も大きくて、たこもしっかり入ってて〜ちょっとお値段ははっても〜衛生的には大丈夫と母は言いました。いまや、当たり前のようにお店を構えて売っていますね〜〜。
あの時のたこ焼きの味はノスタルジーになったようです。 せわしなげにたこ焼きを焼いていた無骨なおっちゃんは昔の話。
今は確かに、ソースはいい味だし、青海苔はこうばしいし〜〜紅しょうがはきれいだし〜〜たこもしっかり入ってるし〜〜
グルメになったたこ焼きのお店を見るたびに〜ここまで出世した食べ物ってほかにないだろうと思います。
屋台で売るのが当たり前だったたこ焼き。 あの、リズミカルな手つきで作るたこ焼き〜 誰もが好きだったたこ焼き〜〜 一度は作りたいと思ったたこ焼き〜〜
大きくなったらたこ焼きやさんになりたいというお友達もいたほど〜みんな好きだったたこ焼き〜〜
いまや、東京進出で出世したなぁ〜〜と 感心しながら〜そんなグルメ番組をみています。
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