2003年05月18日(日) |
本当に真面目にやってますか? |
今日もかたい話です。 読売新聞の朝刊を読んでいて、どうかなぁ と思う出来事があった。
大阪周辺を観光で来日した台湾人医師が、SARS(重症急性呼吸器症候群) に感染していた。
厚生労働省の担当室長の会見では、
・ 発熱後も解熱剤を服用して旅行(日本国内)を続け、 ・ 航空会社や台湾の検疫所で発熱の事実を申告しなかったこと を 「 想定外だった 」などとし、憤りをぶつけている。
確かに、その台湾人医師の行動は、医師としての責任・社会人としての責任・ 国際人としての責任や、モラルなどを疑ってしまう。
しかし、この記事で 大切な事は、 その行動に対して、「 想定外 」と言っているコメントが だと思う。
厚生労働省の室長といえば、市役所などでは、部長クラスだ。 もちろん、室員は、その筋のプロが多くいる。
想定外?
もっと真剣に 対応策を考えてもらいたい。
出国手続き、爆発物等の手荷物検査に、時間を避けるなら、
入国・出国者の健康状態をチェックする方法も考えられる。 単なる 本人の申告だけでなく。
ちなみに、台湾企業の技術指導のため 台湾に在住している友人は、 一時帰国時の航空機内で、体温チェックを受けたそうだ。 ここでは、チェックが必要な事を 分かっているのだろう。
今回の出来事は、充分、想定できる事だと思う。
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