1st
どうして一番なんだろう?あなたは一番なんだろう?

2004年03月29日(月) かき。

ちょっとだけ言葉を書きたいうずうずが来た。
だから忘れないように書き留めておく。



都会の空はたばこの色で、雨の匂いもしないんだ。
だから僕は駅でひとり、タイルを眺めては遠く離れた君を考える。
その度に明日帰るこの旅路が途方もないものに思えて
もしかしたら帰らない方がお互いに幸せなんではと思わせる。
都会の寂しさはそういう魔力で僕に忍び寄っては
君とメールがとぎれたことを後悔させる。
もしも新幹線じゃなくて、鈍行のバスで8時間揺られるなら
僕は帰らない方を選ぶかも知れない。
乗り物酔いに遭うくらいなら君を忘れることを選ぶかも知れない。
お互いに身勝手な好き方をしましたけど、年賀状は忘れませんでした。
他人行儀で会いたいのです。
抱きしめたり、耳に名前を吹き込んだりそんな真似はいらないので。
お互い初対面の他人として、もう一度会えたらいいなあ、と思う。
できるならこのくすんだ都会で、車ばかり走っている真夜中の都会で。


↑エンピツ投票ボタン
My追加

 < 過去  俯瞰図  未来 >


しゅう。 [MAIL]

My追加