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2006年12月23日(土) 神角寺に行ってみた

艦長日誌 西暦2006年12月23日

 起きたのは11時前。また10時間近く寝てしまった。最近土曜日は起きるのが遅い。休みがもったいないですぞ。

 午後からドライブへ。朝地の神角寺を目指す。神角寺は山の中。近くに展望台があったので行ってみた。うねうねと山を登っていくと、立派なコンクリート作りの展望台がある。



ここからの眺めは見事。ぐるりと360度景、祖母傾、阿蘇、くじゅうの山々、由布鶴見まで見渡せる。霞がかかっているのが残念だが、十分展望を楽しんだ。今回、景色がすばらしかったのでパノラマ写真合成に初挑戦。


 展望台近くに、県民の森の道標があり、神角寺から登って来れて、秀峰という山、さらには平成森林公園の四辻峠まで自然歩道が続いているようだ。道標のすぐ近くには「右へんろ○」という石の標識が落ちていた。石標は割れて彫られた仏像の頭も無くなっている。その先には神角寺へ下る道が続いていた。神角寺にも八十八箇所めぐりがあるらしい。


 神角寺へと到着。欽明天皇の時代(571年)に新羅の僧によって建立された古刹です。山門には立派な金剛力士像が奉られている。なんでも、「鎌倉時代の木彫りで運慶の作風をもっとも正しく伝えた、九州ではただ一つしかない傑作」らしい。近年修復作業を行った際、体内から1枚の木札が発見され、献上した47人の名前と共に、「元」の大軍が日本に攻め寄せた弘安の役のころ(今から700年前)に国土の安全を祈り、運慶の弟子(慶派仏師)の手により荘園領主、地頭等が、こぞって仁王を献じたことが書かれてあったとか。国の重要文化財にもなってます。ガラス越しにしか見れないのが残念でござる。


 本堂も古く、応安2年(1369年)大友氏が中興して六坊を建てた、その一つ東の坊が現在の本堂だとか。国東の富貴寺に似た、立派な宝形造り、桧皮葺の建物がすばらしい。こちらも国指定重要文化財。いやはや今日はいいもの見ました。


 こちらはお寺の敷地内にあったお稲荷様。この鳥居、よく見ると塩ビパイプでできてます。お寺の古さと鳥居のチープさのギャップにビックリよ。


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