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2007年05月04日(金) 萩散策 夕日を眺め帰郷

艦長日誌 西暦2007年5月4日

 石見銀山遺跡の散策から大分への帰路、萩に立ち寄って散策。最初に言ったのが護国山東光寺。萩藩三代毛利吉就が建立した黄檗宗の寺院で毛利家の菩提寺。かなり広大な敷地を持ち何もかもが立派な造りです。



 本堂の奥には毛利氏の廟所がある。萩藩主三代、五代、七代、九代、十一代とその夫人近親者などの墓がある。石灯籠約500基が立ち並ぶ様は圧巻。各墓所の前には鳥居があったり、神道石碑があったりするのは神仏習合の名残か。周囲は樹木に覆われ、厳かな雰囲気が漂う。


 自転車を走らせ松蔭神社へ。江戸末期、松下村塾から多くの門下生を輩出し倒幕の礎となった吉田松陰を祀る。敷地内には松蔭の旧宅や松下村塾がある。本殿拝殿は改修中で摂社の松門神社に合祀中。一組のカップルが結婚式を挙げていた。


 さらに足を伸ばし、城下町の国指定史跡となっている地区へ。円政寺は高杉晋作、伊藤博文らが学問を学んだという。境内には金毘羅社が残り、神仏分離を免れた珍しい例。拝殿は十二支の彫刻がある欄間を持ち、入母屋作りの二重屋根に唐破風の立派な造り。

 
 次に菊屋家住宅へ。全国でも最古に属する町家として重要文化財。萩藩御用達を勤め、幕府巡見使の宿として本陣にあてられたとか。2000坪の敷地には主屋、本蔵、金蔵、釜場、米蔵などが残り、庭園も綺麗に整備されていて見ごたえあり。


 道路を挟んで向かいにある旧久保田家住宅も見事。江戸後期の呉服商で後に酒造業に転じた。萩市が買い取って保存修復し一般公開している。端午の節句にちなみ武者よろいや兜、節句の人形などが飾られていた。


 その後高杉晋作の生家などを訪問して、今回の萩散策は終了。萩も広くて見るべき場所はまだまだ沢山ある。また来よう。

 国道191号を走り下関を目指す。途中海に沈む夕日を見ようと海岸で陣取るが、残念ながら水平線上に雲があり、夕日は雲に消えていった。


 川棚温泉に立ち寄って湯に浸かり、下関で夕食。たまたま立ち寄った回転寿司「すし遊館」だが、ここが中々良い。全皿126円ながら、新鮮なネタと一工夫入れたメニューで大満足。我が家の回転寿司ランキングでは別府の亀正を超えました。冬になったらスキー帰りに立ち寄ろう。

 大分に向けてひた走り、帰宅は深夜0時過ぎ。5日間の長旅で疲れたが、充実のゴールデンウィークとなった。


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