沢の螢

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介護あれこれ
2002年04月24日(水)

5月の連休前後に、両親に遊びに来てもらおうと考えた。
私の父は92歳、母は89歳、都内のケアハウスにいる。年なりの衰えはあるが、まだ元気である。
それぞれ、介護保険のサービスを受けながら、生活している。
今度家に、数日間滞在する場合の介護はどうなるのか、私の住んでいる市、親の住区、いま暮らしている施設、それぞれの答えはこうである。
私の市  市民の親であっても、住所が別の地区にある場合はこちらのサービスは受けられない。もし受けたければ、いったん住民票を移して再度ケアマネージャーに、ケアプランを立ててもらい、申請、決定、実施と言うことになる。この間、2週間ほどかかる。
親の住区  住民であるから当然、いまの介護は受けられるが、外出中の介護をどうするか、前例がないので、東京都と相談中である。
ケアハウス 外出の日、帰る日は、ハウスのケアが付いたことになるので、その日のサービスは、外出先には付かない。間の日は、自費でヘルパーを捜してほしい。

親が家にいる間、入浴に介助が必要な父のために、サービスを受けたいと問い合わせた答えが、以上のようなことであった。
これらの答えを総括してわかったのは、高齢の親が何らかの施設に入った場合、自由に外出したり、子どもの元に泊まりに行くことを、自治体などでは、あまり想定していないと言うことである。
行く日と帰る日云々と言うことには、思わず笑ってしまったくらい、妙な解釈なのである。つまり、私の親たちがハウスから出て、何日か私の家に泊まってまた帰るとき、家にいる何日間は親は存在していないという扱いなのである。
ハウスで受けている介護を、私の家でそのまま受けられると思うのは、おかしいのだろうか。介護というのは、その人個人に付いているのだから、日本全国どこでも、受けられるのが本当だろう。医療保険と同じではないか。
そう言うと、「役所というのはどうも・・」と、親の住区の係が言ったが、そんなことでは困るので、何とかしてくれと食い下がって、明日答えが来ることになっている。
いざとなれば自費で誰かを頼むしかないかと思ったが、考えるくらいはしてほしいので、関係者に宿題を出したわけである。
介護保険が大々的に鳴り物入りで登場して2年、親がいたときはまだ導入されておらず、私も役所関係をかけずり回って、訪問看護や、通所サービスなどを利用した。しばらくそう言うことと遠ざかっていたが、今度のことで、久しぶりに熱くなった。

2002年04月24日 23時44分43秒



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