沢の螢

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それぞれの立場
2002年06月17日(月)

60数名を集めての会合も、どうやら大過なく終わった。
3人の幹事の一人として、昨秋から、場所取り、会場との打ち合わせ、前幹事からの情報収集、案内状作成送付、出欠の確認、弁当、茶菓の手配、会場下見、そして今日、会場設営、配席、受付、集金、テーブルのセッティング、司会進行、エトセトラ・・。
いろいろな人たちが献身的に手伝ってくれて、無事、一連の行事が終わった。
私は、厨房と座席とをいったり来たりで、席の温まる暇が無く、肝心の連句は、ちっとも付けられないままに終わったが、歌仙のうち、5句何とか採ってもらったので、まあまあ。
雨も降らず、ほどほどの気温、会場側も、好意的に配慮してくれて、時間内にすべてが終わった。
主宰はじめ、出席者たちも、喜んでくれたようでほっとした。
誤算は、今日になって欠席の人が3人いたこと。多めに頼んだお弁当が、結局余ってしまい、会場の人たちに進呈したり、希望者に持ち帰ってもらったりした。
すべて終わってから、我々幹事3人と、今回の総合企画をし、事実上我々を指揮した人を交え、4人で近くの小店で、ビールを飲んで、お互いの労をねぎらった。
われわれを指揮した人は、会の主宰の片腕として、昨年あたりから、急に表に立つようになったひと。
「なんだか最近威張ってるわねえ」なんて、無責任に悪口を言ったりしていたが、よく話してみると、それなりの理由と、苦労があるのだった。
いろいろな批判、抵抗があることは十分承知して、あえて、憎まれ役を買って出ているところもあり、それは素直に認めてもいいだろうという気になった。
多少、強引なところもないと、ある程度、大きくなった組織の運営はできないのかもしれない。
政治の世界に、規模は違うが、共通するところがあると思った。
それぞれの置かれている立場を理解しないと、人の言動を、軽々しく批判することはできないなと、あらためて思った。

疲れて帰ってきて、一息ついてから、ホームページを開けてみたら、ここの13日付の日記について、関連したメールをくれた人がいて、嬉しかった。
掲示板があれば、きっとそこに書いてくれたのであろうが、廃止してしまったので直接メールを送ってくれたのだろう。
私は、薔薇の句について書いたのだが、偶然薔薇の句をいくつか、ある本の中で目にしたというのである。
崩れた薔薇を愛する心は、普遍的なのですねと、結んであった。

2002年06月17日 01時01分18秒



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