沢の螢

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時雨忌
2002年10月16日(水)

今日は俳諧芭蕉忌正式俳諧で深川へ。
同期の桜のM氏が執筆をやるので、「付け」の1員に加えさせていただいた。
参加者の中に、私の連句ボードに、ここ数ヶ月参加してくれている人と、はじめて顔を合わせた。
若くてすてきな女性、ネット上でしか、知らなかったので、嬉しかった。
座は、久しぶりに一緒になった人の捌きで、メンバーもよく、さまざまの話題が飛び交って、とても愉しかった。
終わってから、そのまま初台の新国立劇場に直行、連れ合いと一緒にオペラ「ルチア」を見た。
今シーズン最初の観劇である。
ルチア役は、イタリアの若手、姿良し、声良しで、悲劇のヒロインらしいルチアを演じて、なかなかのものだった。
「狂乱の場」のアリアは、すばらしかった。

今日は昼間は少し汗ばむほど、オペラの帰りは、気温が下がって、上着を着てちょうどだった。
庭師が今日から来ている。
庭がきれいになると、年の終わりを意識するが、今年は、早めに来てくれて助かる。
夏の間に茂った木が、さっぱりするはずである。

9月から、新しい連句の座に行き始めた。
結社の例会も、なるべく出ようと思う。
以前行っていて、最近遠ざかっていたところにも、先月から出ている。
来月から、もう一つ、参加する座を増やした。
いずれも、「是非いらっしゃい」と、迎えてくれるところばかりである。
しばらくネットの連句中心になっていたが、やはり、連句は、顔が見え、肉声の聞こえる座を、大事にしたい。
バーチャルな世界に、うつつを抜かし、それを、ある面で、現実よりも本物と思ったこともあった。
が、そこには、目を眩ませる、まやかしのものが、潜んでいることも、次第に感じるようになった。
あらためて、ひとの心の有りようを、考えているところである。



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