とりかごにいれられたあおいとりは
そのあとどうなっちゃったの?
言葉達が可哀想だから
わかってる
自分を追い込んでみても何も変わらないこと
逃げた所で何も変わらないこと
暴風の中でそれでも嫌でも前を向いて立ってなきゃいけないこと
この世には届かない事が多すぎる
雑音ばかり
夜空に刺さった月
寄り添った赤い星
弱った月に襲い掛かる雲
流れ去る景色を見送るんじゃなくて
迫り来るこれからを見たい
優しく激しい向かい風に吹かれながら
過去は捨て去るものじゃなくて
受け入れるものだって
あなたと初めて会ったあの場所へ
行って気が付いた
今でも覚えてる
あなたの第一声
ほんと可笑しかったから
暑い暑い夏の陽射し
突き抜ける空
若すぎたふたり
良い意味でも悪い意味でも人は「変わる」
変わるっていけない事ですか
何故変わった私を認めてはくれないのですか 何故認めようとしないのですか
変わらないあなたを置いて行くのは してはいけない事ですか
それならあなたは何故
何故 「変わろう」としないのですか
事実として受け入れる事
自分を否定する事
対極にないかもしれない
だけど
同一線上に並んだりは
決してしない
自分自身を守るために
あなたを 傷つけます
私の言う「大丈夫だよ」と
あなたの言う「大丈夫だよ」は
何を根拠に「大丈夫」なのか
よく解らなかったりするけれど
何故だか私にはそう思える
だから笑いながら大丈夫だよって
いることも
いなくなることもできずに
きょうもあしたもあさっても
いきをしつづける
できることなら
こころなんかなくなってしまえばいい
そうすれば
なにもわからないかんじない
いつまでこのままいつづける
いつまでこのままいればいい
だれかおしえて
だれかおしえて
うそでじゅうぶんだから
うそでまんぞくできるから
零れ落ちた言葉達は
それは暖く優しくて
だけど
温度すら奪い取った
私の両手が冷たくて
静かに広がる波紋
何処までゆくのだろうか
瞳からこぼれ落ちる雫
微かな波紋はいつか
あなたに届けばいい
悲しくて泣く事なんてもうないから
多分もう二度と
わからないけれど
場所がない
居場所がない
いたい場所がない
いるべき場所もない
なら、簡単な事
死ねばいい
それだけの事
どこへゆくのか わからない明日は
少し 怖かったりもするけれど
強がりでも見せ掛けでもいい
大丈夫だから 明日へゆこう
もし たら れば
そんな事を想う闇の夜
星は流れて渡れない
逢えるのは364日後
甘える事は罪で
寄りかかる事は悪になった
そういう体質なの
移ろいゆく人の心
そんな悲しい事実を
強く強く否定したい
だけどできないのは
私にも心があるから
移ろいようがない場所に
居ていたい
わたしが好きだったあなたは
ほんとうのあなただったのだろうか
あなたが見ているわたしは
ほんとうのわたしだと、ねぇおもう?
私から「強がり」を取ったら
「冷たさ」しか残らない
私への「頑張って」って言葉を取ってしまったら
あなたには何か残るのかしら?
取っていい?
私は何処にいればいいですか
何処にならいてもいいですか
声に文字になった瞬間
違う
そんな事が言いたかったんじゃない
ごめん忘れて
これ以上
何を信じろと言うのだろうか
あっけなくて
脆くて
苦しくて
真じゃない
偽でもない
毎年必ず曇るのは
きっと二人だけで
逢いたいから
だから今年も曇っていい
いつもお越しいただきましてありがとうございます。
昨日の作品は、おあそびの一環として、 私ではない方に書いていただきました。 強制的に書かせたと言った方が正しいのですが。
下のリンク、もしくは「< NEXT」からぜひ御覧下さい。 感想や、dead letterへのご意見等ございましたら、 下のメールフォームからどうぞ。
alf様の作品
眠らない夜には
グラスに少しだけ残ってた
ウィスキーを口にして
温さと寒さと倦怠と夢と虚ろな半端な時間
そこにいる僕を確かめる
逃げる幸せなんて
もうないから
溜息つかせて
どうして振り返っちゃいけない
後ろを向いて歩いてるわけじゃない
ちゃんと前を向いて歩いてる
だからこそ振り返れるのに
動けない私の目は
明日 何を見る
水面に映る 歪んだあなただろうか
水面に漂う 動かないあなただろうか
水面に反射する 光を纏ったあなただろうか
今も聞こえる
時を刻む音
もう聞こえない
命を刻む音
|