猫の足跡
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セブンイレブンのフローズン・プチフルーツ『苺と練乳』280円 おいしいです。 会社近くのセブンイレブンで見つけて、お昼に女の子ランチで配っちゃいました。 う〜ささいな幸せってこんな感じかも。すっぱくて甘くって。冷たいっ!
暑いよー。そして、新幹線はホームも車内もガキ連れが跋扈していて気が狂いそう…。
グリーン出張にしちゃえば良かった。お客さんとの契約書にはそう書いてあるから、問題は無いはず…でも、きっとあとでボスから「指定取れなかったの?」って聞かれるだろうからなあ。めんどくさいし。うむむ。
いやー、朝8時すぎの新幹線で午前中静岡で仕事、昼飯食べて会社に戻るって疲れるわ。
もう、戻ってきたら、出張記録書いて、後は涼んでお土産のお茶プリン食べて終了。
…と思ったら、ボスから伝言メモが…。「16日(金)神戸の某社と打合せ出張決まりました。同行よろしく」
今日の出張だけで家族連れの多さにうんざりなのに、お盆の帰省ラッシュのときに出張ですって…。ボス〜〜お願いだから、その週は出張入れるのやめましょうよぉ(悲鳴)。
案の定、行きの下り新幹線はまだ余裕があるものの、上りはまずいかも状態です。帰りは時間が読めないから指定も取れないし…。立ち席にでもなったらホントにうらみますぜ、だんな。
今日の収穫は、静岡某所の駅前にある蕎麦屋で食べた昼ご飯だけ。小えびのてんぷらにたっぷりの大根おろしとのり、しょうが、ごま、かいわれで食べる冷やしそば。信州戸隠にルーツを持つ蚊取犬としては、蕎麦には一家言ある(っていうよりまずい蕎麦が許せないだけ)のですが、これはなかなかいけました。蕎麦自体が具に負けていなかったのが勝因かな。
もらうまで、知らなかったんですけど、これ、今すごい人気なんですね。どこの酒屋さんに行っても「売り切れで…」といわれてしまいまして、ようやっとデパ地下の酒コーナーで手に入れました。
家でさっそくボトルに取り付けて冷やすこと数時間。その間にスポーツクラブに行って…。戻って最初の一杯!グラスもとっておき、陶器のビアマグを冷やしておいて万全です。
注ぐと、シューという音とともにビールがとろとろ、泡がむくむく。陶器のグラスなので泡とビールの割合が見えないのはちょっと失敗だったかも、とどきどきしながら、飲みます。
あ〜、うまいっ。最高にうまい。
非常に泡がきめこまやかで三重丸。一番絞りってあんまり好きな銘柄ではないのですが、ホントにおいしく飲めます。
スポーツクラブから帰ってきて、最初の一杯を喉に流し込んだときの幸福感ッたら、「昇天」ってカンジだわ〜〜。
でも、でもっ、気が付いたら軽く3杯飲んじゃってます。で、まだまだいけそうな感じです。こりゃいかーん!!このままじゃビール腹まっしぐらは間違いなしだわ。
ってわけで、今後の供給をどうしようかと思案中。とりあえず、今日買ってきたボトル2本約3Lがなくなったら、一時封印して、来客時専門にしようかと考えてます。いや、マジでやばいよ。これ。
あんまりおいしかったので酔っ払ってYに「飲みにおいで」メールをしたら、内容があまりに酔っ払いだったのでしょう。黙殺されてしまいました。ぐすん。
中学時代の友達と夕ご飯。 思いっきり久しぶりで連絡があって、会うことになった友達です。彼女は19歳で結婚、20歳で出産とかなりの速攻人生。かたや私はいまだに独身と、環境が全く違うので、話が合うかな〜と実は心配でした。だって、彼女の20代って完全におばさん生活まっしぐらだったんだもの。前回会った2年前も、70キロくらいありそうなたるんだ体型に、いかにも地元スーパーでご購入という感じの服、乱れた髪、子供を叱り付ける姿と旦那の愚痴…という完全セットだったし。
で、やや不安な面持ちで、某東京郊外のベッドタウン・ターミナル駅で待っていると、彼女が遠くから手を振りながらやってきました。
いやー、びっくり。前回に比べ10キロ近く落としたと思われるスリムな体型。ノースリーブのワンピがきれいに似合ってます。色白の美肌にきれいに化粧してるし、髪型もやわらかい巻き毛ショートですごく素敵。
こっちは、前回の彼女をイメージしてたので、あんまり差をつけてはいかんな、とジーンズにチャイナカラーのシャツという、結構カジュアルな格好をしていたので、正直、「やばっ、“中学生の子持ち女”に負けたかも」と冷や汗たらたらでした。く〜っ、こいつ、そういえば元理容師だったんだ、がんばればきれいなんだよね…。中身は同い年だし。どおりで、店を決めるときに「和風ダイニングと称する居酒屋か、イタリアンかカジュアルフレンチか」という選択肢を出したら、珍しく「フレンチでワインもいいね」なんていってきたと思った。 見た目で若いから、もうすんなりと中学時代の友達関係に戻って、「きゃーっ久しぶり、なにこれ!どーしてこんなにやせたの?」など初めから話のはずむこと。話しすぎて食事がなかなか進まず、お店の人に悪いことしちゃったくらいです。
で、いろいろ話していたら、なんでももう旦那とは家庭内別居状態で、同じ家には住んでいるけど、生活は完全別で、家計費も一切彼女が賄っているんですって。彼女、トラックの運転手やってるから、ちゃんと稼げるんですよね。理容師にもいつでも戻れるし、やっぱ不況のご時世に「手に職」は大事ですねぇ。
そして、あっという間にきれいになった原因は…といえば、その納品先の男性と恋愛中だから。だそうで、私がぐだぐだ子供じみた人生を送りつつ年を取っている間に、早くも二度目の生活を始めようという彼女には脱帽です。キラキラしているのもあたりまえだったのね…。
そのお相手は未婚同い年だそうで、彼女に中学生・小学生の子供がいて、壊れつつあるといっても家庭があることを承知で、一緒に住もうといってくれているんですって。すごい。「でもさ、○○ちゃん(中学生の長女)は知ってるの?」と聞いたら、こないだ一緒にディズニーシーに行ったとか。
彼女自身は、「ただね。もう、彼がなんていっても結婚はしないと思う。結婚は一度でこりごり」と言っていましたが、形はどうあれ、今後の彼女とその子供たちが幸せに毎日を暮らせればいいのだと思います。
これからもいろいろ大変だろうけど、次に会うときにもキレイでキラキラしていて欲しいなあ。やっぱ、女は恋愛でキラキラしてるとキレイなんだ。と私も大いに触発されてしまいましたので、がんばります(何ヲ?)。
子供も手を離れたし、ちょくちょく会おうね、って約束してわかれましたが、ホントに楽しい夜でした。
誕生日プレゼントだって言って、そういう設定をしてくれる彼氏です。自分が食べたかったくせに。
まあ、いいけど。
本当は、FISCOに全日本GTでも見に行こうか〜(って、これも自分が行きたいだけだろ!)ってお誘いだったのですが、ここ数日のクソ暑さ(これ以上日焼けしたくない)&彼氏の疲労(ここ2Wばかり仕事で毎日午前様だとか)を冷静に考慮して「やめとこう」と、いうことになりました。
築地本願寺前で待ち合わせ…渋すぎるぜ、アンタ。そして、暑すぎるよ。どうして駅の改札にしてくれなかったんだろう。数メートルしか離れてないのに。くそー、ビールがぶがぶ飲んでやる。
連れてってくれた店は、伝統的なすし屋さんってより、そこが出した「デート向け支店」ってとこでした。雰囲気がそんな感じなので、くだらないことしゃべっててもよくて楽でしたね。私は、好き嫌いが多いけれども、その時々で美味しいものが好きなので、「貝とヒカリモノ抜きでおまかせ。」と板場に委ねてしまいました。
中トロ、しまあじ、かつお、玉子から始まって、車えび、数の子、マダコ、かに、穴子…合計12〜3カンだったかな。もうお腹一杯ってギブアップするまで出ましたね。けっこうよかったです。値段幾らだか知らないけど。
思う存分食べたあと、銀座までふらりと歩いて飲み。「ちょうど、カップルシートがあきましたからどうぞ」なんて恩着せがましく案内されたのはいいけど、囲われてる狭い空間にライト当ててるから暑かったなあ。しょせん、うちらにゃ、こういうのは似合わないのよ(泣)。
サーキットやスタジアムの青天井でビール食らってるほうが、だんぜん好きだし、サマになる。この人となら。
さて、いろいろ話してたら、夏のボーナスでカメラを購入していたことが発覚。さてはGTって、ただ写真とりたかっただけなんだな、コイツ。 今日も、築地に来る前に新宿でカメラ部品買出ししていたらしいし…。全くもって、思考の底が浅くて悪意が無いから怒ったりする気にならず、うれしそうに話する顔を見ながら、「よかったねー。うんうん。」と聴いてしまうのですけれど、ちょっと釈然としない部分もありりりり?って心境です。
プレゼントはホントにおごりだけ?と思ったら、なんか欲しかったら考えといて、だって。この辺のタイミングの悪さも何だかねぇ。用意周到で中身外されるよりはよっぽどましですが。でもさっ! Tシャツでも買ってもらおうかな。面倒だから。
で、昨日は焼肉、今日は寿司、明日はフランス料理で、贅沢な3日間になりそうです。う〜ん、太りそうだなあ。
そして、ドイツGP。レイアウトが大幅に変わって、シューさん大活躍。久々のPPでやたらとうれしそうでしたね。争った相手は「最愛の」弟だし(負けた側のラルフにしてみりゃ、勝った兄ちゃんにニコニコべたべたまとわりつかれても迷惑なだけだと思うんだけど。その辺、全く他者の気持ちが分からないんだろうな、カワイイ人だといつも思います)。明日は優勝狙いに行くと、隣のバリチェロに配慮の無いセリフをかましてましたが、地元だししょうがないか…。
エンジンパワーで引っ張るSTOP&GOサーキットから、コーナーリング重視の中速サーキットになって、ドイツ人ってばシュー有利に変えたなと笑っちゃいましたけど。
セパンのときも思いましたが、シューって新しいコースへの順応性が本当に高いんですね。もちろん、そこかしこでコースアウトはしてましたけれど、最後にきれいにまとめてくる(しかも渋滞掻き分けて)のは流石です。
Yは、「スリップストリーム使って追い抜くところが見られなくなるのはつまらん。あのストレートが好きだったのに」と嘆いておりました。Yってば飛び込みバトル(鈴鹿なら1コーナーへの進入から2コーナーまで)好きだもんなあ。
私は、緑の森の中をマシンが駆け抜ける美しい映像が見られなくなったのが残念ですが、レイアウト的にはこっちのほうが好きです。ライン取りの美しさ(鈴鹿なら1,2コーナーからなんといってもS字の駆け上がり)を見るのが好きだから。明日はどうだろう。シューさんドイツは極端に運が無いから(笑)。
2002年07月26日(金) |
お誕生会&焼肉暑気払い |
誕生日を2日後に控え、いろいろな人が会社でお祝いをしてくれます。もう全然うれしくないお年頃なのに。
女の子会からもらったものは…「麒麟のビアサーバー」
いや、うれしいけどさ、でもね〜。これが私の「社内的立場」なんだろうかとちょっぴり心配に…。まあ、購入者もビール大好き公認なので、彼女の趣味ということで心の整理はつけられますが、だいたい、こんなものもらうと、部屋で酒飲む癖がついてしまうので、正直やばいでしょう。
だからさー、ダイエットしてるんだってば、食事制限なしのスポーツクラブ通いで…ビール1杯でそれが台無しになるじゃない…。しかも、このサーバー「一番搾り」しか駄目で、「痩せるビール※」飲めないし。
といいつつ、実はこういう「自分じゃ絶対買いそうにないもの」「消えもの」もらうの好きだったりします。特に関係の薄い人からもらうものに関しては。
(※痩せるビール:いわゆる低カロリービールのこと。それを飲んだからといって痩せるわけでは全くないけれど、「ビールを飲むこと」自体が確定しているならば、普通のビール同量を飲むよりも、こちらを同量飲んだ方が確実に痩身に効果がある。というわけで「痩せるビール」なのです。)
早速、持ち帰って「生泡」を試してみたかったのですが、今日は会社の暑気払いと称する恒例の行事で都内某温泉地の高級焼肉店で食べ放題。実際いくらかかっているのかは知る由もありませんが、たしかカルビ一人前3000円くらいだったような…。牛角の何倍だろう。会社の財布だから気にせずばくばく食べて飲んでますけれど、今日の分、現金でくれたらすごくありがたみが増すのに…とこころの隅で思ってしまう私でした。 ※とかいいつつ、女の子テーブルだけ「ワイン頼んでいいですかぁ」って社長にお願いして、ぐびぐび飲んじゃいましたけどね。でも、お願いしに行った秘書の子ってば社長に「蚊取犬さん、お誕生日なんですよぉ。だから、お祝いで××(高い銘柄)頼んでもいいですかぁ?」とか言ってるし…(書き文字にするとホステスみたい。)。おいおい。それじゃまるで、私が飲みたがったみたいじゃん。
本当は、にんにくと唐辛子が苦手だから、焼肉よりステーキの方が好きなのに。実はキムチってだめなのに…。まして生レバなんて食べられないのに。
世間の自分に対する認識と、自画像との違いをあらためて知る一日でした。
週3回スポーツクラブ通いを続けていると、非常に面倒くさいことがあります。
それは、脱毛。
特に、私の場合、プールが中心なので、きっちりケアが必須です。普通の洋服レベルのケアとちがって、完璧にケアしようと思うと、男の人のひげじゃないけど毎日のお手入れをちゃんとしたほうが当然キレイです。
で、面倒くさいんですよね、あれって。剃刀、毛抜き、フォーム、電気脱毛器などいろいろ試したけれど、どれも一長一短だし。
というわけで、思い立ったのがレーザー脱毛。俗に言う「永久脱毛」ってやつですね。幸い、幼馴染に昨年から永久脱毛にチャレンジしている「実験台」がいるので、早速リサーチすると「いいよぉ。蚊取犬ちゃんも、絶対やったほうがいいよ。1回のレーザーで1ヶ月はキレイだし、5回くらいで、もう全然生えてこなくなるから。お肌もすべすべになったよ」と太鼓判。
そうかそうかと、俄然やる気になって、今日、脱毛サロンにはじめて足を踏み入れました。
マンションの1Fにあるサロンなのですが、オートロックのあけ方が分からない。高級感を出して、「知る人しか分からない」ようになっているようなのですが、ちょっとやりすぎ。 ようやっと、中に入るとまたもや重厚な感じがするオークの扉があって、それを開けると、中はふかふか絨毯に、キレイなピンクの制服を着たおねぇさんがにこやかに微笑む…。やっぱやりすぎだってば。
カウンセリングとパッチテストの予約がしてある旨を告げると、問診表のようなものを書かされ、脱毛の知識が記された冊子を渡されて、ソファで待たされることしばし。で、ぱらぱら見ていると、高級歯医者の受付嬢のようなおねぇさんがクリップボードを手に、「蚊取犬様。どうぞこちらへ」とご案内してくださいます。
連れて行かれたのは、個室。面談室みたいな感じですね。もうちょいまともなのが来るかと思っていたら、そのおねぇさんがそのまま席につき、説明をしてくれます。…が、ウェブ上で説明されてるレベルでしかない、とおりいっぺんのマニュアルトークなんですね、これが。値段やリスクなどについてちゃんと説明してくれているし、一応しっかりした感じのおねぇさんではあるものの、やっぱ、限界ってものがあって、「もうちょっと勉強してください」と言いたくなってしまいましたね。だって、そこらのウェブ上で調べてわからなかったことをこっちが聞くと、すぐわからなくなっちゃうんだもん。まあ、そこが医者でないエステ系の弱みでしょう。納得済みできたのだから文句はいうまい。
で、新たにわかったことがいくつか。 1)レーザー(エステ系はフラッシュライトという名称になっていますが)は、毛のメラニンに効くので、色の薄い産毛はちゃんと脱毛されないケースが多い。 2)同様に、肌が黒い(日焼けしている)と、肌がレーザー光を吸収してしまうので、脱毛できない。
つまり、 1)人よりも毛が薄い方である私の場合、脇はともかく、腕(特に二の腕)は高い値段を払うだけの効果があまり期待できない 2)春から着実に焼いていい色になっている私の場合、これ以上焼くと脱毛できなくなる(「長袖着たりして、自然に焼けるのにも注意してくださいね〜」とにこやかに言われてしまいました。無理だってば、私、太陽大好きだもの) ってことで、「腕全体17万円」をやるべきかどうかに関しては、う〜むむむということになりました、が、とりあえず、パッチテストをやってもらうことに。
施術室に案内され、上着をとってキャミソールだけになり、ベッドに寝ます。おねぇさんが、冷たいジェルを脇に塗ってくれ、ちょっと痛いですよ、といいながらレーザー照射が行われました。「バシッ」という照射音と「ちりっ」と毛の焼ける感触。確かにちょっと痛いわ。特に毛の多いところは。 右脇の半分くらいを焼いてくれた後、腕のテストに。こちらは二の腕と上腕一箇所ずつで、痛みもほとんどないかわりに、どこやってもらったかわからない…。う〜ん、やはり脇だけにしようかなあ。
終了後はいろいろとセールスされて大変かなと思っていたら、「もし、問題なくご契約いただけるようでしたら、次の毛が生えそろう3週間くらい先に予約を入れてください」とあっさり解放されて拍子抜けしました。
さて結論 ・店の営業方針には好感が持てる ・担当のお姉さんはやや力不足 ・お値段はまあ手ごろ ・脇しか効果がないかもしれない 今後の契約に向けて悩むところです。次は医療レーザー系のテストを受けて、それから決めましょうか。
2002年07月22日(月) |
めずらしくカタめのお話 |
厚生労働省の「少子化社会を考える懇談会」から「中間とりまとめに盛り込むべき事項(案)」というものが出ました。
有識者(!なんじゃそれ)を集めた懇談会で出された「盛り込むべき事項の案(!もって回った言い方するなよ、この役人が!)」ですから、たいしたことの無い位置付けではあるのですが、これまでにない画期的な内容が盛り込まれていましたので、ここに記します。
**今後の取り組みの重点的方向*************** (社会全体を子どもや家庭にやさしいものに) ○ 職場優先を変え、多様な働き方を可能にするため、事業主と職場の意識と仕組みの改革を →男性も含めた働き方の見直し、仕事と家庭の両立支援 ******************************
たった、これだけの内容ですが、今まで、少子化や女性の社会進出について論じられてきた中で、決定的に欠けていた事項「男性の家庭・社会責任」に踏み込んだ点がすごいのです。
これまでの、国の施策は、全て「家庭責任をもつ女性が社会進出することを積極的に支援する」という視点から行われてきました。その結果、「男性は従前と同様の生き方を貫き、女性は家事だけでなく、仕事との両立を目指す(目指しても良い)」という、歪んだ構造が昭和63年の均等法施行以来続いてきたわけです。この構造に、今回の懇談会で初めて見直しの提言がなされた…。世の中も変わりつつあるんだなあと思います。
懇談会で交わされた議論を全て追って行くと、まだまだ実現には遠いなあと思わせる委員の発言がたくさん見られますが、まずは第一歩から。 私は、全ての事象に男女平等を求めるコチコチの考えではありません。実態として、生物学上の産む性、産まない性があるわけで、その間に完全な平等はありえないと思うからです。でも、今の日本でみられる、「男性が家庭に対して義務も権利ももたない状況」については、間違いなくおかしいと思っています。よって、今回の提言による「構造改革」に大いに期待してしまうわけで、夫婦揃って、楽しく家庭生活を送ることのできる環境が早く来るといいなと思います。男の人にとっても、そういう環境はきっと楽しいはずだし。
…というわけで、厚生労働省では、現在「少子化社会に対する御意見募集中」だそうです。世の女性たちよ、男性たちよ、さあ、この機会に「男の家庭参画権」奪取に向けて立ち上がろうではないですか。
詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧下さいませ。
2002年07月21日(日) |
早くもシーズン終了かよっ!!! |
昨日のアロウズっていうよりハインツの意図的予選落ちはナンなんだっ!!!神様、お願いですから、シューさんに分け与えている幸運の1割、いや1%でもハインツに分けてあげることはできませんでしょうか?
そして、バリチェロにも。
フェラーリもちょっと酷いのではないかしら、あんなにバリチェロにミスしちゃあいけないよね。幾らシューさんが一番手とは言っても、両方ちゃんとやってこそのトップチームだと思うのだけれど。
さて、レースはやはり面白味に欠けました。
だって、予選はともかく、今やシューさんが普通にやって戦える相手って、同僚のバリちゃんだけじゃない。そのバリちゃんを早々にガレージに引っ込めちゃうんだから、他に見るものありませんって。
モントヤもこういってはナンだけど、予選番長になってしまっているし。やんちゃな弟なんぞ全く恐くないし、DCは格下、キミはまだまだ青いってところでしょう。
今日だって、白線ペナルティさえなければ、シューさん一人旅だったはずだし。はあっ、とため息でちゃいます。まあ、結果、キミ・ライコネンに先に行かれて、最後の見せ場はできて良かったってことなんでしょうか…。いやー、キミってば悔しかったろうなあ。初優勝までラスト5周で痛恨のミスだもん。
というわけで、シューさん、F1ファンの罵声とため息の中、早くも今シーズンの総合優勝を決めてくださいました。だからさあ、おもしろくないんだってば。シューさん一人勝ちは。これで、この後、全部バリチェロに勝たせるなんていう茶番見せられちゃったら、ホントにドイツとイタリア以外のF1ファンいなくなっちゃうぞ。
もう、これから後の全レース、シューさん最後尾スタートにしましょうよ。
…と、ここまでは、単なる一観戦者の身勝手なコメント。
レーサーとしてのシューさんについては、賞賛以外の言葉はありません。あの伝説のレーサー、ファンジオに並ぶ5度目の総合優勝。そして今なお塗り替えつつある優勝回数記録。
周りがつまらないだのなんだの言うのは全くの雑音で、シューさんにとっては、一つ一つのレースに集中して、きっちり勝利を手にしている、ただそれだけなんでしょう。もちろん「きわどいバトルが少ないなあ」と思うことはあるだろうけれど。
というわけで、シューさんは、また、マニクールの表彰台で泣きべそかきました。恐らく、一つ一つの勝利が重くなっているんだと思います。確かに、いくつもの表彰台を経験すると、勝ちレース、負けレース、コーナー1つ1つに失敗と成功が思い出されるでしょうし、その時々のスタッフほか周囲の支えなど若い頃には見えなかったものが色々見えるようになったのでしょう。 シューさんを批判する人はなんとでも言えばいい。でも、分野もスケールも全く違うけれど、同じ歳の働く人間として、彼が涙する気持ちがほんの少し分かる気がします。
さて、レーサーとしては円熟期に入り、若手の台頭もあり、これからのシューさんには、素晴らしい幕引きを期待しましょう。当然、ミハエル・シューマッハーの名にかけても、きれいさっぱり勝ち逃げなんてことはせず、老醜ばりばり、いつまでも憎らしく若手イジメをしていただくということでよろしく。
ただね。シューさんのせいかどうかは別にして、つまらないことは確かなんですよ。今年のF1。お〜いっ、他のチームもっとがんばれよ。特にモントヤ、意味なく「不敵な面構え」してても駄目なんだ! 早く好敵手になってくれ〜!
Tちゃんが「二期倶楽部」に行きたいと盛んにメールをよこしてきます。きっかけは、先日飲んだときの会話。「うちらも、もういい年だし、大人のリゾートしたいよね」
栃木のご近所にある上に、超ハイソ志向がTちゃんの心を煽るらしい。取り付かれたかのように、「どんなところなのかしら」とメールが来るので、ネットでちょいと覗いて見ました。
以下二期倶楽部のサイトより無断コピペ
*【客室の案内】******************
3万5千坪の広大な敷地に、部屋数はわずか20室。ゆったりとした空間の本館をはじめ、これまでの旅館やホテルにはないモダンなテイストをもつ新館。茶室のある部屋、囲炉裏がある部屋、洋室タイプの部屋など、どれひとつとっても同じものはありません。那須の自然が巧みに取り入れられた空間の中、誰にも邪魔されないゆったりとした時間が流れていきます。
*【レストランの案内】***************
オーベルジュを自負する二期倶楽部の食へのこだわりはガーデンレストラン「ラ・ブリーズ」を生み出しました。鴨や地鶏、高原野菜など、栃木地方で手に入る素材を生かした二期倶楽部オリジナルメニュー。創作料理コースから季節の鍋や炭火焼、そして旬の献立は、土地の気候、風土に合った新鮮な素材にこだわり、新しい味覚をお届けする独自料理となっています。
●春のお献立● 前菜の盛り合わせ 新牛蒡のスープにフォアグラのソテーを浮かべて ホワイトアスパラと八州鱒のポワレ木の芽風味 トマトとローズマリーのグラニテ 那須牛のグリル色とりどりの温野菜添え 山菜ちらし デザート コーヒー
*【バーのご案内】*****************
葉ずれの音が小さくなる頃、二期倶楽部のリキュールルームから見る景色が変わります。緑の木々がライトアップされて一段と冴えを見せるからです。そう、リキュールルーム。二期倶楽部ではバーのことをこだわりを持ってそう名付けました。食前酒や食後酒を楽しむ、あるいはふらりとお酒だけを楽しむ……。どんなお客様にもいちばんいい状態でお酒や雰囲気を楽しんでいただきたいからです。そのこだわりのひとつは氷です。ご利用になった方はすでにご存じかもしれません。リキュールルームで使われている氷は丸い球体。しかも日光の天然氷を使っています(この天然氷がとれるのは関東では秩父と日光の2ヵ所だけです)。厳冬の中切り出され、氷室で1年間寝かされた天然氷は深い味と強度が自慢です。この天然氷をマネージャーの鈴木隆行がアイスピックを使ってひとつひとつていねいに球体に彫り込んでいく。それはまさにバーテンダーの腕の見せ所です。 こだわりはもうひとつ。二期倶楽部のオリジナルカクテル「グリーン・ブリーズ」。二期倶楽部の敷地内にあるハーブ園の、とれたてのミントを使ったカクテルです。フレッシュな香りはカクテルのネーミングの通 り、緑のそよ風を運んできます。さらに食後のひとときをより楽しんでいただくためにシガーもご用意しました。スーパープレミアムシガーとプレミアムシガーの2種類。いずれもニューヨークのタバコ専門店であるナット・シャーマンのもの。食後酒とともに香り豊かなシガーでゆったりとした時間の流れと至福の時を楽しんでみてはいかがでしょう。
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これでもかっ!ってゴージャス路線。昨日は肉責め。今日はハイソ責め。 もうこれ一通り見ただけでお腹一杯。ちょっとこれはスノッブすぎないかね…。
それに…こういうこと言ってはナンですが、ここは思いっきりいい男にエスコートされていかないとサマにならないと思うなあ。当然、うちの彼氏は問題外だけどさ…。くすん。
今ごろワールドカップTOTOの打ち上げ会がありました。
幹事が「ワールドカップに相応しい場所にしましょう」とお膳立てしてくれたのは、六本木のブラジル・パブ。料理食べ放題とボサノバの生演奏が売り物の店でした。
連絡が回った段階で「ねぇ、ブラジル料理ってどんなの?」という質問が寄せられること数件。「うーん。多分、肉、マメ、肉、肉、肉って感じ。結構しょっぱかった気がする」とかつて鹿島スタジアム近くのブラジル料理店に立ち寄った際の印象で、暗に期待しないほうが良いことを伝えたのでしたが。
まず。開始が6時。これ、会社の若手の悪い習慣なのですが、世の中、その時間から飲むヤツいないって!特に六本木界隈で外人様御用達の店じゃあ…。何度言ってもわからないんだよね。 で、案の定、われわれが最初のお客さんで、なんとなく手持ち無沙汰の気まずい雰囲気から、宴会が始まりました。
最初、出てきたのは「サラダ」「ポンテ・ケージョ」「フライドポテト」その後、米にマメのシチューをかける料理が出て、以後、刀状の串に刺して焼いただけの肉が鳥・牛・羊・ブタと、これでもか、これでもか、ってな具合に出てきます。せめて美味しい肉ならいいんだけど、カタいし、味は塩・こしょう・ガーリックだけだしね。
「おかわり自由です」って言われても、あっという間に「もういいです」状態。男の子が良く食べるコだとそれでも楽しいんだけど、うちの青年達は女の子より少食だし。しかたないんで、膨れた腹をおさめるために、フローズン・ピンガ・カクテルのピッチャーを頼んで女の子だけでぐびぐび飲んじゃいましたが。こりゃ、店は儲かるわ。
で、もう勘弁してください状態で出た結論は2つ
その1:草原の国のメシはまずい。海と山と川で入り組んだ地形の国のメシはうまい。 その2:サッカーは肉食人種のものである、中田クンの野菜嫌いは正しい。
文句ばっかり並べてもしょうがないので、良かったことを挙げましょう。ボサノバと場内の画面で流されるワールドカップの決勝は、なかなか雰囲気がよくて、好きでした。いかにもブラジル人御用達っぽくて。
ゆっくり食べて飲んで、9時過ぎにお開き。うわー、これからまだ一仕事できちゃうよ。と転職5年にもなるのにまだ前職のカルチャーを引きずっているワタクシでした。
酒にマメに肉にくニク…。きゃーっ!便秘が恐い。
2002年07月17日(水) |
悪いやつにひっかかってしまいました |
所内に噂のウイルス「Frethem」が侵入したものだから、例によって臨時サポセンとして駆除に借り出されまして、朝からばたばたです。
何度も何度もやられてて、どうして自分で対策しないのかしらねぇ。周りの人間に迷惑かけてもぜんぜん平気なのかしら。「自分はわからないから」が免罪符になっていると思うと、とても疑問です。それなら仕事では使わないで欲しいなあ。自動車と同じく、ネットワークに関しても仕事上の利用については、免許制にしたらどうかと思う今日この頃。
で、皆さんの対策向けおよび自衛のため、とセキュリティ関係のサイトをいろいろちぇっくしてたら、突如「Loveletterウイルスを検知しました!」というノートン・アンチウイルスの警告が!!
え??
慌てて、とりあえずLANケーブルをぶち抜いて、ウイルスのチェックに入ります。メールには異常なし。ファイルのチェックも問題なし。???どこにいるわけ?…と、ノートンのメッセージをきちんと見ると、なぜかインターネットの一時ファイルにウイルスがいる模様。
むむむっ?ラブレターって、メール経由で感染するはずなんだけどなあ。新種って訳でもなさそうだし、ここ数日で受け取ったメールに怪しいものはないし、検知した時メーラー立上げてたわけでもなくただネット見ていただけなので、謎が深まります。
色々調べて、念のため駆除ツールも使ってみて、ウイルスが実際にはいないことが判明しましたが、まだ、狐につままれたような気持ちで、仕事に戻りますが、なんとなく釈然としない気持ちで、お昼休みになりました。
で、お昼休みに、いろんなサイトを見ていたら、デジタルクリエイターズのサイトで、きちんと書かれていたではありませんか。ちゃんと読んでおけばよかった。
ttp://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?mode=right&year=2002&month=7&day=16
【以下無断引用:16日のデジクリトークbyモモヨさん(抜粋)】 ノートンをインスツールしている方は既に体験しているかもしれないが、掲示板を開くだけでウィルス警報が鳴ったが、どこにもウィルスはなかった、そういう話をよく聞く。実は、これ、悪質ないたずら。犯人は、掲示板などに、ラブレターウィルスのコードのテキストの一部を書いている。これにノートンは反応しているのである。実際には、犯人は、mailtoリンクなどに、このテキストを仕込んでいるので、このテキストが目に見えない場合が多い。そこで、警報を鳴らされた側は、やたら慌てることになるのである。 【引用終わり】
「ちっ、だまされちゃったぜ」ってな心境です。がおー
*****ここから旧日記******
0702、0704、0705、0706、0707(追加)をアップしました。
ヤフーのニュースで読んだのだけれど、アメリカに「国際スパイ博物館」がオープンしたとか。
(以下引用)指輪型の銃、雨傘を改造した毒ガス噴射機、ボタンに埋め込んだ超小型カメラ――。スパイによる秘密工作に使われた武器や機器、スパイの歴史などを紹介する
だそうで、見てみたい!
2002年07月15日(月) |
少女マンガの行方について |
故あって『少女マンガ』を継続して読むことになりました。もともと、それなりにいいかげんなマンガ読みではあるものの、20歳過ぎてからは、少女マンガにはほとんど手を出さなくなってしまっていましたので、10年以上ぶりの復活です。 復活するにあたって、なぜ少年誌は読むのに少女誌は読まなくなったのか?を振り返って考えると、
(1)パステルピンクとベビーブルーとレモンイエローの星もしくはハートで彩られたオメメキラキラの女の子という世界がつらくなった (2)いわゆる“読ませる”作家さんが少女誌を卒業してレディス/ヤング・レディス系新雑誌に移動したのでそのまま引きずられた
という2つの要因に思い至りました。前者は自分の成長という内的要因、後者は市場の成熟という外的要因ですかね。少女誌のターゲットが依然として少女であるのに対し、少年誌のターゲットが実は既に少年ではなくなっているという現実もあるのでしょうが。
で、その分析はともかく、感想。
身近な異性に発情する以外、やることないのかーっ!!!こいつらは。
読んだ雑誌がたまたまそういう趣向だったのかもしれませんが、セクシー、えっち、恋、ラブ、愛。だらけ…っていうより『それだけ。』
【一般的な展開】 主人公は高校1年生くらいの女の子。 近所か同じクラスの男の子、もしくは偶然の出会いで知り合った大学生または異界からの訪問者、あるいは先生を好きになる(反発したり、マブダチのケースもあるが、実はみえみえで意識している)。 ↓ 相手も自分のことを意識しているみたい! ↓ 両思いになりたい…っていうよりむしろ、キスしたい、セックスしたい。妄想が高まる。 ↓ ちょっとしたすれ違い、思い違い、妨害。事件の発生。 ↓ 「ホントはお前が好きなんだ」男からの告白、もしくは事件からの救出。 ↓ 結ばれる。(この言葉、即物的な意味で使われるのは大嫌いですが、あえて使用) キス必須。ディープキスは当たり前。耳たぶ、首筋、鎖骨、乳首、乳房への愛撫は常道。男性視点ではないため、もろ性器アップ、フェラチオ、射精シーンが無いのは特徴ではありますが、「裸エプロン立ちバック」だの「お祭り(だか花火だか)はだけ浴衣青カン」だのやりたい放題。 ↓ 最終コマ キスまたは明らかに事後にベッドで抱きしめられている絵。 まれにギャグっぽくかわすオチ。 いずれにしても「ずっと一緒にいようね」と愛の確認。 …そこには、本質的に傷つくことや葛藤すること無く、日常すらも無く、ただ身近な異性と身体で交わることで人間関係を確認するだけの少女の像がありました。これって、ある意味「恋愛ヒキコモリ」かも。
いやー、これって、俗悪小規模出版社の名も知れぬ安っぽいマンガ誌ではなくて、押しも押されぬ超大手出版社の伝統的少女マンガ誌の話ですよ!
多分、その出版社における少女マンガのフラッグシップであるはずですし、日本を代表する作家さんを輩出してきた雑誌だったはずです。80年代にはよく読んでいましたが、外つ国を舞台にした夢のようなおとぎ話あり、壮大なファンタジーやSFあり、スポーツその他のサクセスストーリーあり…。いずれも、舞台設定やキャラ、背景、時代考証を綿密に練り上げた上で、「出会いと別れ」「愛と憎しみ」「悲しみとよろこび」「苦難の末の達成」「危険とスリル」など『ドラマ』がしっかりと構成されていて、作家さんと編集者の渾身の『作品』が掲載されていた記憶があります。
それが変質してきたのは、80年代後半だったか、某作家さんが、高校生の男女が織りなす日常的なラブストーリーを、可愛い絵柄を武器にして心と身体の両面から描いて大成功したとき以来だと思います。当時は革新的でしたから(でも、その「革新」をずっと引きずったり、一雑誌まるごと毎月毎週やったりしたら、ただのマンネリなんですよね)。
それにしても、現代の少女マンガがここまで来ているとは…。おねえさんは、本気で悩みました…。どこに行ってしまうんだ、少女マンガよ!
これは、伝統的な男女の役割や家族制度の崩壊を危惧する保守的勢力、あるいは、日本経済が縮小している中で、女性が社会進出することによって、男性の絶対的優位が失われつつある雇用情勢や、少子高齢化による年金財政の破綻を懸念した厚生労働省が出版社を抱きこんで「国策」として少女の情操教育を行っているのだろうか?と。
まあ、保守勢力やお役人様などは、頭が固いので、くそ面白くもない「教育マンガ」までは考え付いても、「商業マンガ」を洗脳ツールとして使うだけの柔軟性を持たないことは百も承知ですが、…ということは、某超大国の仕業か?こういう荒唐無稽だけれども非常に効果的な長期的戦略を考えるのは…。それは勘繰りすぎか。
いやはや、厚生労働省は現代少女マンガをよく読んで、早急に性行為感染症対策に本腰を入れる必要があると思いますね。少子化対策どころか、10代後半からの妊娠可能年代の女性の過半数が、生命や不妊の危機を孕むウイルス・細菌などの保有者とかいうことにもなりかねませんから。
一部本気の混じった冗談はここまでにして、少女マンガの作家さん、担当者編集者のみなさまへ本気のお願い。
少女達の等身大の姿・気持ちでハッピーエンドを描くことには何ら異議は唱えません。でも、一誌のうちに何本か、恋愛マシーンのような少女が右往左往するだけの物語ではなく、人間としてキャラをきっちり立てて、生き方・考え方に共感できるようなドラマや、読んでいて理不尽さに焼けるような思いをしたり、登場人物に感情移入して涙がとまらないような物語、傷つくことによる成長を描いた作品を読ませて欲しいと思います。数十ページ先でハッピーエンドに転ずることがわかっている偽りのせつなさなんかではなくて。
あ、私、まるで道徳の教科書みたいなこと言ってるなあ。
お説教するつもりは無いのだけれど、ただ、少女期にこのマクドナルド的「せつなさ」に慣れてしまったら、少女から大人に移り変わる一瞬に、痛いほどせつない良質な小説にめぐり合っても、涙することができなくなってしまうのではないかと、それを危惧するのです。そうね、例えば、山田詠美編「せつない話」とか。とても不幸なことではないかと思うのです。
お願いです。ステロタイプのラブストーリー漬けで少女の感受性を潰さないで下さい。
…とはいいつつ、思えば、私達が子供のころも、「子供に低俗なマンガばっかり与えていると、良質な書籍を読まなくなり、精神の豊かさが損なわれる」とか言われていたんですよね…。 実際は、マンガは低俗なものばかりでもなかったし、良質な書籍をたくさん読む子供は、良質なマンガもたくさん読んでいたわけですから、今の状況に警鐘を鳴らす必要はないのかもしれないですけれど。
6月21日、24日、25日、26日、30日、7月1日を更新しました。
昨日の大移動でくたびれたので、今日はゆっくりなにもせず。
エアロスミスのベスト盤、オアシスの5作目購入。どっちも超売れセンらしくて、うれしいながらも複雑な気分です。
特にエアロの大人気には、オールド洋楽ファンとしてちょっぴり肩そびやかしたり、鼻ひくひくさせたり、顎をツンと上げたくなったり、いろいろですね。 それにしても、リヴ・タイラーって父親そっくりなのに、凄い美人なんだからこの世には不思議なことってあるもんだなあ。
2002年07月13日(土) |
総移動距離260キロ |
朝7時起床。さすがに栃木県某所は平地でも涼しくて、さわやかな目覚めです。でも、地元の人にはそのありがたみは全く分からないんですね。「でも、暑い日はつらいよー」と言われてしまいましたが、アパートにエアコンなしで死なずに住めるだけすごいんだけどなあ。
駅で当日参加の男性2人を拾って、山荘までドライブ。30キロの道程を30分で行く計画はちと無謀だったか、70〜80キロで飛ばしてもちょい遅刻。レンタカーはリッターのデュエットだったのですが、走らない・曲がらない・止まらない…。3人乗って山道だとべたべたに踏んでやっと70キロ。タイヤが細くて小さいからコーナーのふんばりがきかないしブレーキのかかりは悪いし。まあ、1日借りて5000円強だからしょうがないのですけど(駅から山荘までタクシーだと片道6000円強だもの、非常にお得)。
山荘では非常に不毛なブレインストーミング。 今後の事業展開についての話なんだけれど、顧客のセグメントや採算面でのデータなしに、顧客満足だの今後の企画の在り方だの話しても単なる机上の空論かイメージ論でおしまい。予定があるからとさっさと抜ける算段しといてよかったわー。
午後2時40分に山荘を出て、駅に向かいました。3時28分の新幹線に乗るからレンタカーの返却しても楽勝だろうと思っていたら大間違い。はみ出し禁止のイエローラインが延々と続く山道で、次からつぎへと超安全運転の地元おじいちゃんドライバーにでっくわし、40〜50キロペースで走ること数十分。ひえー、間に合わないよお。と、誰もいなくなると90〜100キロペースに上げて、つかまりませんように、事故しませんようにと祈りながらダッシュをかけたのですが、駅周辺まできたら既に3時15分。こりゃだめだとレンタカー屋さんに「スタンドに寄れないので、お金で精算してください」と電話をかけて、アクセル全開。きっと地元の人は「レンタカーの人はせっかちだなあ」と思ったことでしょう。ごめんなさい。
必死でレンタカー屋に到着したら、担当のおねぇちゃんが外で待っててくれました。「親切ないい子だなー」と思ったら、何の事はない「すみませんっ!免許証お返しするの忘れてまして!ガス代サービスさせていただきますっ!」
うーん、つまり私はこの2日間免許証不携帯で無謀運転してたわけか…。苦笑いしつつ「お互い無事でよかったねー」と別れましたが、ホント事故や違反でつかまっていなくてよかったです。
実家まで2時間30分。そして今度は実家近辺の文化会館でバレエ鑑賞。
「レニングラード国立バレエ 華麗なるクラシックバレエ・ハイライト ゲスト草刈民代」
白鳥第2幕グラン・アダージョ、眠り、ドン・キ、くるみ割り、海賊とグラン・パのオン・パレード。ガラ・コンってこういうものだけれど、コンクールのようだわ。
ワガノワ・メソッドで鍛えられたダンサーばかりの演技はさすがにすばらしい水準で、一部調子の悪いダンサーも見られたものの技術力の高さを見せ付けられました。いわゆる「名場面集」なので当然ではありますすが、物語性よりも踊りの技術で見せるスタイルで、なかなか迫力がありました。
ちょっと舞台に近すぎたのか、舞台が小さかったのか、特にコール・ドがたくさん出てくる場面など、やや窮屈で足音が生々しい印象もありましたが、これはしかたないかな。でも、コール・ドみんなきれい。あの脚ってば…。
よかったのは、「春の水」「くるみ」を踊ったエフセーエワ。「若さと愛らしさと、高い表現力と技術力で10年にひとりの逸材と言われている」とプログラムに書いてありましたが、まさにその通りフレッシュな魅力でした。くるみなんて、ホントにはまり役! それから、「ドン・キ」のバジルと「眠り」の青い鳥を踊ったミハリョフ。パートナー、クチュルクの調子が悪くてバランスのサポートで今ひとつ息の合わないところがあったけれど、バリエーションは圧巻のひとこと。ピシッ、ピシッと決めポーズがかっこいいキレのある踊りで、引き込まれました。
「ジゼル」のタイトルロール、ロマチェンコワはちょっと生硬で気品のある演技でした。この人が1幕の村娘ジゼルをどう演ずるのかも見てみたい気がします。
「瀕死」「眠り」のオーロラ姫は、よかったんだけれど印象が薄いかも。
作品でよかったのは、「スポーツのワルツ」。 初見だったのですが、スポーツをする男性二人の踊りで、楽しい内容であると同時に、男性二人が自らのテクニックを競い合って観客を魅了する、その名のとおりバレエの「スポーツ」性も見せるものでした。 これは、若手のダンサーに色々組んで踊ってもらいたいなーと妄想が広がってしまいます。
残念だったのは「海賊」 まず、女性が太りすぎ。胸板の厚さがハンパじゃない。リフトされると胸がプルンプルン揺れるプリマドンナなんて聞いたことがないわっ!あと5キロ痩せないと、本拠地での冬公演ではクビになっちゃうよ〜。 男性もさすがに重かったようで、リフトでは腕がふるふる…。最初のリフトのときは、ちょっとタイミングが悪くてバランス崩したのかな。と思ったのですが、2度目も同じだったのでやはりつらかったのでしょう。「お前、重いんだよ。もっと痩せろよ」とかきっと喧嘩してるな。これは。 男性も「海賊」は頭の中にルジマートフなどの圧倒的な切れ味を求めてしまうので、ちょっと線の細いやわらかい踊りでイメージ違いでした。
さて、我が同胞、草刈民代の演技はなかなかでした。繊細な表現力があってロシア人のダンサーとは一味違うところを見せていたのは良かったです。パキータでは、コール・ドのダンサーが皆、顔を観客席に向けながら視線はプリマから決して離さず、食い入るように見ていたのが印象的でした。みんなプロですからね、厳しい世界です。 ただ、やっぱりロシア人のダンサーとは根本的な体のつくりが違うんですかねぇ。あの、草刈民代の顔が平べったくて大きいんですよ!これはつらかった。 なぜか彼女だけモダンが2作品+パキータだったので、どうしてかなー、レニングラード側が十八番を外人に取られるのを嫌がったのかしら?と思っていたのですが、こういうわけ(他のダンサーと並ぶとつらいから)で草刈サイドからの要請だったのかと納得。くー。人種の壁を乗り越えるのは不可能なのでしょうか?
さて、地元のホールは車で乗り付けられるのがうれしいです…が、田舎なのでその後食事するところがないのが難点。仕方ないのでファミレスで済ませましたが、ホント郊外って大人の文化がないのよね…。 で、Tちゃんからもらったカスピ海ヨーグルト。もてあます前にT嬢に押し付けてしまいました。ごめんねー。いらなかったら捨ててください、ってここで言ってもしょうがないんですけど(笑)。
2002年07月12日(金) |
謎のカスピ海ヨーグルト入手 |
なんでも明日の土曜日に栃木県某所の山荘で、編集部の企画ブレストをやるとのこと。仕事終了後、栃木県某所まで新幹線で向かいます。会社の連中とつまらん1泊をするのもうれしくないので、別行動をとってハッピーマニアTちゃんのお宅に泊めてもらうことにしました。
Tちゃん行きつけのお好み焼きやさんでたっぷり飲み食いした後にアパートへ。
うらやましいです、栃木県某所。なにより涼しいし、アパートは駐車場込みの4万円で40平米近い2DKだし、飲み食いは異常に安いし…。とこぼしたら、「でも、いい男いないよー。信じられないくらいレベルが低い」だそうで。一長一短なのね。
色々面白い話で盛り上がったのですが、そうこうするうちに、今うわさの(?)カスピ海ヨーグルトを作ってる!との話に…。なんじゃそれ?と聞いたところ、「安心」だか「健康」だかで注目のヨーグルトで、なんでも京都大学の先生がカスピ海周辺の長寿の村から持ってきたとか…怪しすぎるよ、それ。
でも食べてみたらぜんぜん普通。食感は6分立ての生クリーム。フルーツジャムを入れるとおいしいだろうなと思わせる味。結局タッパーに入れた「種菌」を強制的に引き受けることになってしまいました。ひえー、ひとり住まいじゃそんなの作りきらんって!どうしましょう。
大人気ないといわれますが、天変地異に遭遇するとワクワクします。
台風はその最たるもので、天気図にあの特徴的なうずまきうが出現すると、「ああ、こっちにこないかしら」と夢見てしまいます。漁業・農業・交通・防災関係者その他影響を受ける方々にとっては一大事なのでしょうから、とても浮かれていられないのは重々承知なのですが、このトキメキはとめられないっ!
今日は出先が早めに終了したので、そのまま早帰りすりゃ良かったのに、嵐の前の生暖かい風に誘われて、バーゲンめぐりなどしてしまいました。欲しいと思う服にはめぐり合わなかったのですが、髪をびゅうびゅう吹かれたり、倒れた自転車をまたいだりしながら、みんなが帰宅を急ぐ街をふらふらするのってやっぱり最高。
2002年07月08日(月) |
セルリアンタワーで豪遊。【7/20追加更新版】 |
前職時代の上司にごちそうになりました。うーん。満腹。
でもさ、ご馳走してやる、って言っておいて予約してないのは反則だなあ。 最上階のメインダイニングに行ったら「あいにく満席でして…」の慇懃無礼を食らってしまいました。
しかたなく、1Fのイタリアンでコースを食べましたが、値段の割に今イチだったかな。ワインもイタリアンの癖に「NZワインフェア」とかやってるし。いや、もちろんそれなりに美味しかったんですけど、結果一人1.3万円になるなら、他のチョイスもあったというだけで。
デザートに頼んだチーズの盛り合わせは非常に美味で、これは花マルですが、それ以外は平均点でしょうかね。
次こそ、メインダイニングのフレンチで夜景を見ながら豪華ディナーだ! いつになるかは知りませんけど。
2002年07月07日(日) |
優雅な七夕というより弛緩した日曜(内容刷新) |
前夜の狂乱から一転、朝5時起床。「二日酔いだよぉ」といいながら布団にしがみついてうだうだしているTちゃんを蹴り飛ばし、無理やり起こして送り出しました。
「昨日の夜、こうやって無理やり帰してくれればよかったのに…鬼。」としみじみつぶやいています。そうだねぇ、でも、世の中には無理なこともあるんだよね。
さて、Tちゃんを送り出して、再度就寝。朝寝のなんて気持ちよいこと。今日は暑いけれど、風が爽やかだから、何時間でも眠れそう…。
二度目の目覚めは、本当に気持ちよく、「あ〜よく寝た」という感じだったのですが、部屋の中には寝乱れた布団と脱ぎ捨てられた寝巻き、昨晩最後に飲んだワイン1本およびその他残骸。 ちぇっ、と思いながら、のたのたと掃除・洗濯。まるで昨日に一日巻き戻されたかのようだわ。その後も本を読みながらけだるい夏の午後をすごしていると、いつの間にやら日も暮れて涼しくなり始めたので、自由が丘まで買い物がてら散歩して今日は終了。
部屋で、ラタトゥイユなぞを作って、アスパラゆでて、昨日の残りの白ワインをあけながらF1観戦。すっかり最近つまらなくって惰性で見ています。
今日は雨が降って、どたばたのレインレース。唯一シューさんのライバル(というより、ここのところすっかり肩の力が抜けちゃったシューさんを凌駕している)バリチェロがスタートできずに最後尾になった時点で、もう結末は見えていました。 マクラーレンはこんなときのお約束でどたばた「タイヤが無い」「タイヤ選択間違った!」だし、ウィリアムズも「燃料入らない」。 ミシュラン勢はウェット(とくにチョイ濡れ)になるとからきしで、そんな悪い状況の中ひたすらがんばったモントヤをスコンと抜くと、あとはもうシューさんの独擅場。
あー、なんてF1ってつまらなくなったんでしょう。 昔だったら、マシンの悪さにあえぎながら前の車を鬼のように追い上げるシューさんが見られたし、最後尾スタートから雨の中悪魔か神か!といわんばかりの走りも見せてくれてたのに、いまじゃあ、最高のマシンで余裕(手抜き)のクルージング。
私にとっては、フレンツェンのアロウズがエンジンブローした時点でレース終わっちゃいましたよ。ああ、ハインツ!資金難をやっと克服してレースに出られたというのに、雨に強いタイヤと雨を得意とする腕前でポイント目前だったのに…不幸の星を背負ったようなハインツを全身全霊かけて応援します。
他方のシューさんは、解説の熊倉のおっさんが「フェラーリとその他大勢」って言ってましたがまさにそのとおりになってしまって、つまらないことこの上ありません。いくら自分で開発したマシンだからって強すぎるマシンにあぐらをかいて余裕で勝ちまくるシューさんなんて見る価値無いんですよね。今シーズン10戦7勝おめでとう。でも、自分でいっているとおり、記録なんか意味無いんですけどねぇ。面白いレース見せて下さいよ、お願いですから。
それにしても、上がり続けるシューさんのおでこ、あれ、なんとかなりませんかね。頭が伸びてるんじゃないかと思います。目玉が頭のてっぺんと長い長いアゴの中間地点くらいまで降りてきていて、まるで七福神の福禄寿(または寿老人)みたいじゃない。帽子かぶれば瞳がきれいで相変わらずイイんですけど。ヘルメットかぶると顎も隠れてさらに魅力的なんですけど(笑)。
久々、実家にも帰らず、何もしないで過ごす週末…とばかりに朝寝坊して昼近くに起きたら、那須の友人Tちゃんからメールがきていました。
「今、東京に向かってます。バーゲンに行く予定なの。良かったらご飯でも食べない?」
Tちゃんは、学生時代からの悪友で、酒好き破天荒なお見合いマニアです。こりゃ面白い話を聞ける機会を逃してなるものかと、寝すぎでどよーんとした頭を振り払い、慌てて掃除、洗濯をすませて支度をし、有楽町へ。
お茶しながら、決算で休日出勤している同じく悪友Nちゃんを無理やり呼びつけ、その参加を待って飲み屋へ直行。 まあ、次から次へといろいろな話が出るわ出るわ。話のネタ探して生きているかのような破天荒ぶりとオトコ運(またはお見合い運)の悪さで、見合いでフーゾク話する田舎モノと遭遇する、見合い後のデートでオトコが腹下して医務室に担ぎ込まれる上、ドケチな歯医者にめぐり合う、などなど、もうこっちはヒーヒーいいながら笑い転げつつ、涙するしかありません。
今日も、実は、先日じゃらんの出会いパーティで出会った人と2回目のデートのはずだったのが先方が熱出してキャンセルされたので、バーゲンに出てきたとか。
「わたし、このままいけばこの人と結婚するよ! もうねぇ、ぐっときたのよ」
嗚呼、このセリフ、Tちゃんと付き合うようになってって早15年、何度聞いたことか…。
それにしても、じゃらんのお見合いパーティ、しかも「医師、弁護士、公務員限定」とかっていう互いの見栄と欲望モロダシの企画に、金払ってまで真面目に参加するようなやつの顔が見てみたいと昔から思っていたら、ココにいたかぁ!!コイツか、うわあぁっ! うーん、なるほど、納得。面白すぎる。
なんでも、年齢順に自己紹介させられちゃうんですって、マァ!キビしい世界。それで、モデル系のすらっとスタイルの良い美人には、男が列をなしてお話しに行くんですって。彼女は女王様然として、ニコリともせずうなずいてさばくそうで…(きっと主催者が用意したサクラだな)。その話聞くと、見ているだけで面白そうなので、行ってみたいような気もしましたけど。
そんな楽しい話が次から次へと繰り出され、気が付くと飲み始めて2時間以上経過…。
彼女は自営業で店をやっているので、翌朝ちゃんと開店までに帰らねばなりません。なのに、私らで飲むとなぜか毎回毎回終電を逃し、私の部屋で雑魚寝して始発で戻る羽目になっており、へろへろなところを無理やり起こして追い立てています。かわいそうなので、今回こそ轍を踏むまいと誓う私たちでしたが…。
今日も飲み始めに「今日は帰るかんねー」とTちゃん。 「ハイハイ。ちゃんと警告するから」と(確か終電は10時46分東京だったはず…と記憶を探りながら)ワタシ。
で、9時になり、「○○ちゃん、9時だよ」とちゃんと警告します。
そして10時チョイ前、「10時で出る?」と再びワタシ。 「じゃ、あと一杯ねー。スミノフ・ロックで(ウォッカ5杯目?これが悪かったんだろうなあ)!」とTちゃん。 「神亀」とNちゃん(こいつも決算で毎晩終電&休日出勤までしてへろへろの癖に付き合い良すぎる…)。 「チンザノ・ドライ・ロックで」と守りに入るワタシ。
ワタシは2回ちゃんと声かけた!!誓ってかけました。 もっと言えば、前回飲んだ時だって、その前の時だって、ちゃんと時間配慮して声かけました。ただ、最後の一押し「帰るよ」って言わなかっただけで…
で、それぞれの「あと1杯」を飲み終わったところで、時計を見ると「10時55分」。
(恐る恐る…)「ねぇ、Tちゃん。終電何時だっけ?」と聞くと 「うん、46分だったかなあ。過ぎちゃったね」とあっけらかん。 「だあああ、またやっちゃったよ!!!」と銀座の路上で30過ぎのオンナ3人、笑い狂うこと数分。これだからやめられません、学生時代の友人との付き合いは…。
こんな私たちに春が来ることはあるんでしょうか?でも、彼女はホントに話をしていて面白く、実にいい女なのでいつか幸せをつかむことでしょう。ちょいと「ハッピー・マニア」のシゲカヨ的なところはあるけれど…。
2002年07月05日(金) |
人事異動の衝撃ふたたび |
ボスが他部署の人間関係悪化修復のため、「コミュニケーション良化」匿名担当として兼務することが社内発表されて5日。発令はあったけれど当分席はいまのまま、とのことなのでまだボスが半分いなくなるという実感はありません。
ただ、「コミュニケーション担当」はオープンにされず、人事異動だけが公表されたため、社内で色々な憶測を生んでいるうえ、兼務先部署の反応も気になったので、残業で一緒になった帰りに「どうですかー、みんなどう思ってるんでしょうね」と振ってみました。
すると、「まだ“なんでだろー”って思ってる人が多いみたいだよ。これからヒアリングで少しずつ話していかなきゃねー」とのお答え。ま、そんなもんだろうなあと相槌打っていたら、ボスが重そうに、でも何か決意したように「でもね、もう少ししたら、みんなが“ああ、それで○○(ボス)が異動になったんだ”って言うことになると思うんだ。ボクも今日初めて知ったんだけど。すごくビックリして」「でも、本当の異動理由は蚊取犬さんや部署のメンバーにこれまで話してきたことなんだ。社内で色々あると思うけど、それは信じて欲しい」と真剣な顔つきで言いました。
「どうしたんですか?」と聞くと。「まだ、今日当事者から聞いた話で、社長やその他上からは何も聞いていないから、絶対口外しないでね」と念を押された上で、ボスの半分異動先部署の若手管理職が社外に勉強のため出向させられる話が急遽決まったとのことを教えてくれました。それも、その管理職の上司も知らないうちに、社長が勝手に決めてきて、本人に「行け」と言ったらしいとの話です。
その若手管理職は、若手でバリバリやっていて人望もあったのですが、周りの若手が「この人が管理職になれば私達の味方をしてくれるだろう」という過剰な期待をしすぎて、それに応えられずに部内のコミュニケーション悪化の一因となった人です。まあ、本人に管理職としてのマネジメント能力が十分なかったというのも事実ではありますが、部内の上も下もよってたかってその人を潰した印象が強く、管理職になる前の溌剌とした感じが全く消えてしまい「かわいそうだなあ」と思っていました。
「今、××さん(その人)を出向なんかにしたら、ダメの烙印押したみたいじゃないですか。出向自体はご本人にもプラスになると思いますけど、せめて形だけでも社内公募みたいにして、選考の上で彼になったとかしてあげないと追い出したみたいですよね」と言うと、ボスも「社長の進め方が悪いんだよね。ボクもけっこうショックでさあ」と…。
そこからの帰り道、衝撃でどよーんとうなだれながら歩きました。××さん、いい人なんだけどなあ。本当に潰れちゃわないといいなあ。
自分のことばっかり考えるわけではありませんが、これで、ボスの位置付けは当初の半々から、かなり異動先部署にシフトすることになるんだろうと思います。ウチの部署も熱い夏になってしまうかもしれません。
2002年07月04日(木) |
ネット通販で、似非勝ち組化進行中 |
スポーツクラブの更衣室で、何気なく周囲を観察していると、2種類の女がいることが分かります。 1)自分の美しさを保つために来ている人 2)自分の醜さを解消しに来ている人
リラクゼーションとか健康維持など他にも色々あるのよ!という声も聞こえそうですが、これらにおいても、「今の良い状態を保つため」と「今の悪い状態を改善するため」という差がきっちり見えるわけです。
そして、そういう眼で見ていると、前者と後者には、ある一点で大きな差があることに気付きました。
それは、下着です。上下揃って、キレイな、よれていないものを着けているのが前者。上下揃わず、実用一点張りで、しかもくたびれているものを着けているのが後者です。
実用一点張りやスポーツタイプでも、前者の属する人は上下セットで新しいものを身に着けているんですね。
こりゃ油断できないぞ。「下着のたるみは身のたるみ」というわけで、マメに通うようになってから、気を使うようになりました。高いものでなくっても、色柄そろえてピシッとしたものにしています。
異性に対しては「勝負下着数枚でOK」だし、「脱いじゃえば意味なし」という面もあり、そもそも「非日常」として、こちらもそうそう気を抜かないので問題ありませんが、スポーツクラブは同性相手の完全な日常ですから、その中で気を抜かないことは重要なのでしょう。
で、春以来はまっているのが下着のネット通販。ちゃんとしたメーカーが市販では定価販売しているものが結構安くで手に入ったり…。本当は30代が着ける下着としてはまずいのかもしれないですが、可愛いセット下着などもあったり。メールマガジンが送られてくるので、ついついノセられてサイトを見て、またついつい購入してしまうわけですね。
最近、痩せたら胸が減って、サイズが変わったのを理由に。ちょぼちょぼ買いあさっております。痩せたことをいいことに、若者気取りでヒップハンガーなどにも手を出してますので、それに合う下着も欲しいし。
今日はその一部が到着。うーん、可愛いオレンジ!ひょっとして10代のコと同じモノつけてるのかと思うと冷や汗モノですが、ちゃんと運動してるから今のところ補整下着も不要だし、もうしばらく若者区分に入れてもらうつもりです。
「オバサンが舞い上がって醜い」とは言わないで!エンロン的粉飾決算であることは重々認識してますから。
2002年07月02日(火) |
治部煮はサビ抜き希望というホンネ |
学生時代の友人と久しぶりにご飯。
あまり飲めないコなので、お食事中心にゆっくり語り合えるところ…ということで、銀座の加賀料理でしっぽりと和食のコースを食べてきました。
先付け、お造り、治部煮、焼き物、蒸し物、揚げ物、お食事、水菓子… 飲み物は、軽くてさっぱりした白ワイン。
あまり混んでいなかったので「お料理をゆっくり出してください」と頼んで、6時から3時間ゆったりとお食事しました。
やっぱり和食は良いものだなあとしみじみ。なんたって落ち着いて食べられるし、話ができます。
ただ…。近くの席に来た4人連れには参りました。40代後半と思われるサラリーマン2人+40歳くらいの白人男性+アテンド兼通訳のキャリア風女性という組み合わせ。まあ、間違いなく接待と思われます。英語と日本語で、料理などについて和気藹々と語らいながら日本食を!はいいのですが、どうもそのアメリカ人(行動と英語のアクセントから勝手に断定)TPOをわきまえないジョークのセンスをお持ちでした。
後ろを向いていたので、それがなんだったのかはよくわからないのですが、とにかく、ボタンを押すか何かすると動物の鳴き声のするおもちゃをお持込みになられていらっしゃいまして、話している最中に突如「ブモー」とか「ブヒヒヒーン」とか「ベェベェ」など異音を発するわけです。
一度なら、「アメリカンジョークかしら、品が無いこと」で済むでしょう。二度目は「接待相手がお追従で笑ったからって調子に乗っちゃって」。三度目になると「どこだと思ってんだよ、この馬鹿。山出しっ!」になります。背中を向けているのをいいことに、「一度や二度ならともかく、接待だからって場所をわきまえないのはマナー知らずよね。外国人じゃなかったら絶対に許されないわね」と聞こえる大きさの日本語で文句言っちゃいましたけど、その後も2回ほど牛の鳴き声がしました。
私らはまだ気の置けない友達関係だったからよかったものの、奥のほうにいた中年カップルの男性は、店員さんに文句言ってましたからねぇ。接待アテンドの女性が肩身狭そうだったなー。 まあ、ヘンな外人は別として、旧友との邂逅を存分に楽しむことができました。帰りは銀座から東京駅までふらふらと散歩のように話しながら歩いて、それも良かったです。
先週の対人運が打って変わって好転したかな。だといいのですが。
2002年07月01日(月) |
日常的「好日」の再開 |
昼に、近所のすし屋さんに行きました。
ランチのメニューは、にぎり700円、ちらし700円、鉄火マグロ800円、鉄火丼800円で、その他に日替わりのおすすめがあります。おすすめは、1日1種類しかないんだけれど、ネタによって700円〜1000円で、けっこう満足いく内容です。特に、板さんがマグロに自信があるようで、中トロの日は1000円ですが、絶対お得!
え〜、前置きはともかく、「今日は何かな〜」と暖簾をくぐったところ…目に入ったのが「おすすめ ヒラメ・大トロ 1500円」という壁貼り。 おおっ!1500円とは凄い、初めて見た値段です。しがない商店街のすし屋のアンちゃんが、自信の値付けとみた!!!(事実、「今日はおすすめうまいヨッ!」と声かけられました)
私は、その段階で「ヨシッ、今日はおすすめにしちゃうぞ」と決めて、座敷に座るや否やおばちゃんに「おすすめ!」と声をかけ、同僚Mもほぼ同時に「こっちもおすすめ」と注文したのですが、普段なら即座に「おすすめ」のはずの上司と同僚Hは「にぎり」「鉄火マグロ」とおやや?の選択。
う〜む。くっきり「つましい既婚者」vs「独身貴族」の構図。
上司は既婚といっても、奥さんも相当稼ぐ人で優雅なはずなんだけど…こないだ奥さんが銀行の2wayカードの挿入方向を勘違いしていて、口座から引き落とししているつもりがカードローンになって、数十万円(100に近い)の借金を抱えたとかいう大事件が効いているのかしら???
まあ、他の人はどうでもいいのですが、大トロ&ヒラメは美味しかった。ちゃんと口の中でとろける脂。を感じましたねぇ。残り半分のヒラメも鮮烈な白身でまたきりっと対比感があって。
帰りに「どうだった?美味しかったでしょー。夜なら大トロ4カンで4000円は確実にもらっちゃうよぉ」という5分刈りも美しく決まったアンちゃんの掛け声に、「いやー、ホント美味しかった。月曜からこんな贅沢していいのかな〜♪」と返事をして店を出ましたが、アンちゃん。うれしそうだったなあ。やっぱ、しがない商店街のすし屋でも時に築地で「勝負!」って仕入れしたかったんだろうな、と微笑ましかったです。
それにしても。確かに月曜から贅沢でした。今週はいいことあるかも!あるといいな!
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