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2006年04月22日(土) |
科学技術の進化の意味 |
『今の科学技術の進化のスピードに、人は付いて行けない』
僕が何のためにそれに携わるのかを考えるとき、 万人を納得させるような答えは出て来ない。
『もうこれ以上の便利さは、要らないんじゃないの?』
そういう疑問の前に立ち止まるのではなく、 現状ではまず自分の仕事を確実にこなす必要がある。 そしてその結果として、 ある程度の権限を持てる立場に到達できたときに、 それでもまだこの疑問を持っていたなら、 そのときに僕は僕の力を利用して、 答えとなる行動を起こすのかもしれない。
ときどき自問自答しながら、 ときに誰かと議論しながら、
進んで行く。
会社の人事や上司がよくしてくるアドバイスの一つとして、 同期のネットワークを大事にするようにというのがある。 それに対してある人が少し反発して、
「仕事のためのネットワークとかそういうのじゃなくて、 単にみんなが好きだから、友達を助けるのは当然だ」
と話していた。 それは理想的な話ではあるが、 僕にとっては空虚な響きだった。 もう僕たちは社会人なのだから、 そういうお友達の関係だけではいられない。 プライベートで遊ぶのとは違い、 一緒に仕事をするなら、好きなだけではどうしようもない。 お互いに仕事上で「役に立つ」存在でなければならない。 そもそもみんな、仕事をするために集まった同期なのだから。 本人がそう望むと望まないとに関わらず、 会社は学生のサークルではない。 サークル的要素もあるほうが楽しいし、 それは多いに大事なことだと思うが、 優先すべき事項としては最初には来ない。
そして僕は、同期に限らず、先輩後輩も含めて、 公私の両面において大切な友人を増やして行きたい。
ある駅の近くで、歌声が聞こえてきた。 いわゆる路上ライブというやつだ。 僕はその声に引き寄せられた。 彼(彼女)たちはおそらく、 プロになることを目指しているのだろう。
可能性を信じて前に進む。 今は遠くてもいつか、 その場所にたどり着く。 僕にもきっと、できるはずだ。
そして僕は、彼らのCDを一枚、購入した。
一日ごとに二十四時間取られちゃうんだね、 死ぬまで間違いなく。 そこでいかに人生の時間設計をするかなんだが、 まず睡眠、それから真剣な勉強、そして残りは、 狭い人間にならないためにも、いかに無駄に過ごすかが大切。 (立花隆+立花隆ゼミ『二十歳のころ・米長邦雄』)
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