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■ 旅立った場所にて
先月に事故をして二回は事故現場近くの病院へ行き 先週から検査設備の整っている病院へ転院しました
そこはHが旅だった場所でもあります
そのせいか今日一日Hの事が頭から離れませんでした
先日Hの母より御招待頂き自宅へおじゃまさせて頂きました その時Hの母に「Hの最期は痩せていった?」と聞かれました 母上の記憶の中にはないとの事
Hは痩せている人でしたが癌末期患者を想像させる様な 痩せ方はしなかったと思います
亡くなる一ヶ月前にHは 「病院にいたら治らないから家に帰りたい でも夜中の看護を頼める人がいないから」そう言っていました そしてHの家族は反対した つまり自宅での看護をする自信がないと言った 家族がそう言っているのに 私はそれ以上の事を言うわけにはいかなかった ただ後になって考えた事は 「私がHの自宅で看病しながらオフィスに通いますから」と 言えばHの家族はOKしたのかもしれない もしかしたらHも間接的に 「夜中の看護を頼める人がいない」と 言いたかったのではないか
過ぎた日の事でありながら 私はもっと何かできたのではないかと考える事がある
2002年10月09日(水)
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