星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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ビクトール「お前さんの”じいちゃん”には、そういう昔話があるってことだ」
ビクトールから、やっと話を聞くことが出来た。
ビクトール「でもな、きくまる。お前は”ゲンカクの子”ではなく、”きくまる”っていう名の一人の人間だ。それを忘れないほうがいい」
大人な言い方だこと。でも、なんかこういう流れでそれ言われても、脅しにしか聞こえないわ。そう思わない? って、ルック、準備に忙しくて返事してくれないのね。寂しいわ。
ナナミはいつのまにか寝てしまったようだ。 きっとナナミは、昔いじめられてた事とか、過去のしがらみとか、本当にどうでもいいと思ってるんだろうな。 こういう強さが、ぼくにはとても頼もしい。 ビクトール「お前ら、いい兄弟だぜ。ゲンカクの気持ちも少しだけわかるさ」
さあ、準備はOK?せーのでいくわよ!
シュウ「心は…決まりましたか?」
きくまる「ぼくにその力があるのなら…」
ビクトール「きくまる、お前が決めたのならそれでいいさ。俺の持つ力を全て貸そう。あのルカの野郎を倒す、そのために」
シュウ「きくまる殿、我が師の元で受けた教え、神謀鬼策を以って、尽くしましょう。そして、勝利をもたらす事を約束する」
いくわよ、せーの!
私の名はレックナート。門の紋章を受け継ぐもの。バランスの執行者。
きくまる…”輝く盾の紋章”を受け継ぐ少年… 時は再び回り、多くの宿星が再び集まろうとしています。
貴方に”約束の石版”を託します。 ここに現れ出でる名前、仲間こそが貴方の力です。
ルック「僕はレックナート様の弟子のルック。そしてこれが約束の石版さ。 有難い事にレックナート様がこれをあんたにあげるってさ。 あと僕も仲間になってあげるよ。気は進まないんだけどね、 レックナート様の言いつけだから仕方ないよなぁ」
我が目に映るは微かな未来。貴方には、多くの宿星が交わっています。
貴方の友…”黒き刃の紋章”を受け継ぐ少年もまた、運命の中にいます。 貴方達の道は特に辛いものとなるでしょう。 それでも、貴方は前を見つめ、進みなさい…きくまる。
ルック「やあ、ビクトールとフリックじゃない。生きてたの?」 ビクトール「て、てめえ…」 ナナミ「こ、こちらの方もお知りあい?」 フリック「まあね。昔、いっしょに戦った事がある」 レックナートは、袖らへんがふりふりの服を着た、無愛想な少年を置いていった。 監視役かな?それにしても、彼、面白そうだ。
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