星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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フィッチャー「きくまる殿!きくまる殿!!大変ですよ。お願いします、一緒に来て下さい」 朝起きると、大混乱のフィッチャーがいた。
マカイ「リドリー殿、誤解です。われわれがそのような事を企んでいるわけがありません」 リドリー「いずれが真実かは判らぬ。だが、このままでは”人間”と共に戦う事はできぬ」 マカイ「しかし、リドリー殿は何故…王国軍が近づいていると言う報告も来ているのに…」 マカイ「きくまる殿、リドリー殿の所へ行って訳を聞いて来てもらえないでしょうか?力をあわせることが出来なければ、我々に勝ち目はありません」
きくまるって、パシリに使われやすいのかしら? こういう立場でこんな用事、普通頼まないわよね。
コボルトの集落の入り口には、見張りが立っていて、中には入れない。 そこに、またスリの少年がやってきた。 フィッチャーの財布を持って走り出す。
スリの少年…チャコを追いかけているうちに、地下道を見つけた。 何かあるような気がして、進んでみる。すると奥にはペストラットがいた。 それを倒して、更に奥に進む。と、 フィッチャー「おや?ここは?」
リドリー「何だ、おぬしらは!」 ここには覚えがある。コボルトの居住地だ。
リドリー「これはきくまる殿と、それにフィッチャー。こんな所に何用ですかな?」 話をしたくてやってきた、といってみる。 リドリー「わかりました、きくまるどのあなたを信じましょう」 そこで王国軍の工作法がわかった。 マカイと王国軍のキバ将軍が「休戦する代わりに、コボルト居住地の支配権を王国軍に渡す」という密約を交わした、という情報を流したのだ。 フィッチャー「そんなバカな!マカイ殿がそんな条件を飲むとは思えません」 元々人間に不信感を抱いていたりドリーは、これを信じてしまった、というわけか。 きくまる「それは、敵側の策略です」 でも聞かないリドリー。
マカイに報告しようと戻ってみたら、王国からキバ将軍が来ていた。 キバ「それでは、良い返事を期待しておりますぞ」 マカイ「考えさせて貰います」 キバ「さすがに、トゥーリバーの大使殿は話のわかるかただ。こちらも戦いを望んでいるわけではありませんからな」
王国軍が帰る間際、キバの横にいた青年は、ぼくに気付くと クラウス「父上、少々お待ちください」 と言って、ぼくに人のよさそうな笑みを向ける。
クラウス「あなたが、ひまわり軍のきくまる殿ですね。私は王国軍第3軍キバの軍師、クラウスと申します。以後、お見知りおきを。 いずれ、お手合わせを願う事になるでしょう。それでは」
キバ「あれが…きくまる…ソロンを倒した男だというのか」 クラウス「ええ、期待通りの人だと思います。楽しみです」 いいなあクラウス。そして彼を信用するキバ。 今は敵同士だけど、いつか仲間にしたいなあ。
コレクターの血が騒いでるわね、ふふふ、いい事だわ。
マカイ「きくまる殿、我がトゥーリバー市は、貴方をひまわり軍のリーダーとして歓迎します。 共に、ハイランド軍を、あのルカ・ブライトを同盟の地からたたき出しましょう」
マカイが宿を取ったというので、行ってみる。すると チャコ「はは、また会ったね。”紹介状”って奴かい?ばっちゃんに読んでもらったんだけどね、あんたがひまわり軍のリーダーってのは本当かい?」 この前のスリがぼくの部屋にいた。
きくまる「ああ、そうだよ」 チャコ「ふーん」 と言ってぼくをまじまじと見たあと チャコ「…だめだね、やっぱり信用できないや。じゃあね、ばんごはんは代わりに食べておいたからね!」 窓から飛んで行ってしまった。 …うーん、何回見ても凄いなあ。空飛べるの。
きくまる君って、人外のものに弱くない?前はゲンゲンに執着してたし。ここまでされて怒らないって、よっぽど気に入ったのね。 …うーん、やっぱり自分でリアルタイムで見るほうが面白いわ。せっかく気を使ってくれたルックには悪いけど。 ルック「そうですか。それは何よりです。本当に」
ルック「レックナート様」 何かしら。 ルック「きくまるの状況などを、いちいち…いえ、逐一お伝えしてくださるのはありがたいんですが、そこまでレックナート様の手間をおかけするのは本当に忍びないので、もう報告は遠慮したいのですが」
ルック…やさしい子ね。わかったわ。
門番「あ、お待ちしてました。どうぞ、中にお入りください」
どうルック、そちらに映像とどいてるかしら? ルック「…はい(いらないって言ったのに、本当に速攻で水晶球送りつけて来るんだもんなあ…)」
さて、きくまるは今何してるのかしら? ルック「門番にしばらく待ってくれと言付けたあと、コボルトの集落でタコスフライを買い込み、 テツを仲間にしてから出来た風呂に全員でほかほかになるまで入り、コボルト村と森の村とサウスウィンドゥの交易所を行き来して4万ポッチ稼ぎ、 城に戻ってメンバーチェンジしたあと、もう一回ほかほかになるまで風呂に入りました」
そう。その間マカイは待たせっぱなしなのね? いくら財布をすられてお金がないのと、リドリーに信用されなかったからって、そこまでするの。前から思ってたけど、きくまる君って執念深いわよね。 それにしてもテツ、タコスフライのほかほかを風呂上りと見間違うって、どうかしら。 ルック「はあ(生返事)」 でも今回、ルックが見ててくれてとても助かったわ! これからも報告、宜しくね。
ルック「…えっ?…」
タキ「心配ご無用よ、ひまわり軍の坊や」
何て言うかさ、きくまるって、年上の女性に弱いのかしら? このナンパの仕方、確かアニタの時もやってたわよね。 ルック「そうかもしれませんね(興味なさげに)」 でしょ?あら、だとしたら何で私にはあんなに冷たいのかしら?悲しいわ。 ルック「…」 あ、て言うかこういう事かしら。「私にだけにあんなに甘えている」とか?くすくす。 ルック「……」
トゥーリバーに入るなり、小さな子供に財布をすられた。
金云々より、あれにはフィッチャーからもらった紹介状が入っている。 町を抜け、懸命に追いかけたが、つかまらなかった。 何故なら、彼は文字通り、「飛んで」逃げたのだ。 あれがウイングホード。初めて見た。背中に翼がある人種。
しょうがないのでトゥーリバーまで戻る。 すると、なぜかフィッチャーの公開受刑が行われていた。 フィッチャー「ほ、ほ、本当なんですって。もうすぐきくまる殿が来るはずなんですよ」
きくまる「ちょっと待って!」 フィッチャー「おお、きくまる殿!!助かりました!!」
リドリー「貴方がひまわり軍を率いていると言うきくまる殿ですか」 フィッチャー「右手です。彼の右手には、かつての英雄ゲンカク殿が宿していた”輝く盾の紋章”がある。それこそが何よりの証拠です!!」 リドリー「右手を…良いですかな」 右手を見せた。すると リドリー「これはまさしく”輝く盾の紋章”。判りました。それでは、こちらにどうぞ。 われらがトゥーリバーを率いるマカイ殿にお会いくださいませ」
仲間を探そうと外に出ると、見たことのある男がいた。 フリード・Y「き、きくまる殿、何故こんなこそこそと外に出ねばならないのでしょうか…?」 きくまる「しー」 ナナミ「あれ、誰だっけ?…まあいいか、かくれんぼみたいでおもしろーい」 あれはフィッチャーだ。ひょっとしたら、アナベルの件でややこしいことになるかもしれない。 多分ぼくの顔など覚えてはいないだろうが、仲間を集める間は、顔を合わせずに行こう。
情けない城主ねえ。仲間を増やすたび、石垣にこそこそ隠れながら行き来って。 オウランのスカウト方法も良い具合にへたれてるしねえ。 いくらナナミのレベルが37だって、油断しすぎでしょうよ。
仲間集めが一段落したあと、彼に会ってみる。やはりぼくの顔は覚えていなかった。 が、 フィッチャー「きくまる殿。ひまわり軍とトゥーリバー市の協力関係を作り、ハイランドと戦うための新たな中心勢力となるため、我がトゥーリバーへお越しください」 いつのまにかトゥーリバーの懐にもぐりこんだ彼は、ぼくらの活躍を聞きつけ、独断で外交にやってきたのだ。 面白い奴だ。 きくまる「トゥーリバーに行こう」 トゥーリバーへ行くのに船が必要だと言うので、タイ・ホーとヤム・クー、そしてアマダを仲間にする。
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