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■ 【不思議な気持ち】のコト。
もうすぐ産まれるっていう最近になって いつ陣痛が来てもおかしくない時期に来て ふと思う。
明日が普通に来るのって、スゴイことだ。
普通に毎日過ごしていれば、当り前に明日は来るものだし 平凡だけど、当たり前の日常。 そういう日々の積み重ねが生活ってコトなんだろうけど。
例えば大地震等の天災や、戦争や、大病で倒れたり。 「もしかしたら」「万が一」とか考えていても 現実問題、生活とはちょっと離れたトコにその思いはあって。
もしそういうコトが起きてしまったら、 今までの日常はガラリと変わってしまうのに そういうコトが本当に起きない限り、チラリとも考えない。
普通に生活していての、仕事の心配や、予定の確認や 献立を考えての買物や、様々な準備はみんな「明日」のため。
明日が普通に来ると思っているのって、スゴイ。
出産が「普通じゃない」とは思わないけど 「普通の毎日」とはちょっと異質なコトだとは思う。
少なくとも、「陣痛」→「出産」を初めとして 「入院」→「退院」→「帰宅」までの1週間前後。 そしてソコから始まる、+1人の生活。 今まで知らなかった「明日」がスタートするから。
これまでの日常は、ガラリと変わってしまう。 これまでとまるっきり同じ生活には、絶対戻れない。
10ヶ月掛けて育ってきた(言い方悪いケド)内臓が 共に生活してきた自分の一部が 経験したことのない痛みと共に 自分から外へ飛び出そうとするなんて。
しかもその日時がいつなのか未定で 突然来るかどうかも分からないなんて。
自分の身体なのに、何が起こるのか 自分で予測も出来ないなんて。
とてもスゴイことだ。滅多にない経験だと思う。
私の安産のお札には「安産 延命」と書いてある。
出産の途中で、命を落とすこともあるかもしれない。 産まれてきた子供に、障害があるかもしれない。 産まれてきて何日か後に、病気になるかもしれない。 せっかく産まれてきたのに、最悪・・・ この世から消えてしまうかもしれない。
・・・ネガティブに考え始めたら、キリがないけど。
よくみんな日常的に「妊娠・出産・子育て」しているなぁと思う。 どんどん育って、話し・歩き始めて、自我を持つようになるのも 本当に奇蹟に近いような気がする。
お腹の子も、よく10ヶ月も私のお腹の中で、無事でいてくれたと思う。 子供の為にいい生活をしてましたと、全然胸を張って言えないのに。
色々な人に結婚の話を聞くと、 式をした・しなかった や 披露宴や衣装や 結婚に対しての夫婦の考え方 色々・・・ 何もかも違うのに、同じコトをしたって人は絶対居ないのに 「結婚した」という同じ“くくり”でくくられる。
「出産」もソレに似ていると思う。
産み方や、病院の選び方や、産んでからの生活も みんなみんな違うのに、「産む」コトは同じだ。
みんな違ってていい。違って当り前。 私の出産は、どう始まってどうなるんだろう。 不安半分、楽しみ半分。
お腹の中のアナタが、健康で産まれて来てくれますように。 私達の明日が、出来るだけ穏やかで 楽しいコトが沢山でありますように。
今はただ、祈るような毎日。
2007年02月25日(日)
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