十字路 - 2004年01月31日(土) クロスロードで交わされる密かな契約 魂と引き換えに手に入れる人生 悪魔は静かに微笑む クロスロードの恐ろしさを知る者は そこには近づかない たとえ、それが惨めな生活だとしても 長いこと契約は交わされていないので はないか? そんな憶測が流れ続けている しかし、実際は違う 今日もまた男が十字路に立ち、 微笑む悪魔と契約を交わしている 男を勇者と呼ぶべきなのか? 愚か者と呼ぶべきなのか? - 地軸 - 2004年01月29日(木) それぞれの小宇宙がある ちらかった部屋はそのままでいい なくしてしまったものは放っておけばいい 嘆き終わったら、閉じてしまえ 固まったコンピューター画面から目を離せ 地軸が曲がってしまった地球は 不規則な動きのせいで永遠と 宇宙をさまようことになる お前の中心を探せ - コレクション - 2004年01月27日(火) その後ろに隠しているものを だしてごらん? 何をかくしているんだ? さあ、だして、もういいかげんにしなさい とても一人じゃかかえきれないもの、 もうポロポロとこぼれている 限界を超えた量 少年は隠し続けることをやめない ボクのコレクションと答える 大事な大事な宝物がいっぱい モノへの強い執着 この島の少年のような男たちは みんな似た傾向をみせはじめている もうこの島国にも限界がきている 港の片隅から海へとコレクションは こぼれはじめている - 簡単なこと - 2004年01月26日(月) 落ちていくのは簡単だ 準備も何もいらない 時間を野放しにすればいい コントロールを失った時間は 朝と夜との区別さえもできない よだれをたらした欲望は1日中吠えまくり、 走り続け、だらしなく見知らぬ誰かに 吠え始める そして、逆も実は簡単だったりする それは、いつかではない それは、いつでもすぐ隣にいる - 夜の鳥 - 2004年01月17日(土) お決まりの煙草の煙、 アルコール、 騒がしくごきげんな音楽。 おかしげな会話は、話したとたんに 消えていく。 夜行性の鳥たちの密かな楽しみ。 十分に羽根を休めた華やかな鳥たちは それぞれの巣へと家路を急ぐ。 - 空をみあげて - 2004年01月16日(金) 水中から空を見上げる 光と水がからみあい 複雑な景色が浮かび上がる ここはどこの世界なのかと 思わせる 美しい 足をばたつかせ、手を動かし、 できるだけ長くと俺はもがく 水面に顔をだし、 また潜る できるだけ長くと俺はもがく 息をつないでは、 何度も繰り返す おかしな姿で泳ぐ男がひとり - 言葉の嘘 - 2004年01月10日(土) 言葉の中には嘘が隠れていたりするから かなりやっかいだ。 まっすぐなつもりでも、自分でも わからず曲がっていたりする。 個人の利害が絡みつきがんじからめ。 見破ることも難しい。 お前をまっすぐ見つめたいと思っているのに、 なぜそんな言葉を口にするんだ。 言いたいことはもっと違うことなんだろう。 聞かせてくれないか、ほんとの声を。 俺は、自分をもっと見つめなければならなくなる。 俺は、お前と違うことを知り、 分かち合いたいだけだ。 - VISION - 2004年01月08日(木) 好きなことをやること。 嫌いなものには、はっきりと 嫌いだということ。 日本という枠はいらない。 それは、輝く日々をもたらす。 それは、自分をとりまくあらゆるもの を変えていく。 新しくなる自分を恐れては行けない。 変化と踊ることを楽しんでしまえばいい。 -
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