+.゜*.。鳥籠の夢。.*゜.+
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2005年07月21日(木) 遅れた時計

カチ、カチ、カチ、カチ・・・


電池がなくなりかけた時計を

放置したまま過ごした一ヶ月

私の部屋には“時”が存在しなかった


時計はあっても、正しい時間はない

時計の針は、見るたびに

遅れていって

でたらめな数字を指すから


それでも

あの秒針はなかなか止まらなくて

早く止まってしまえばいいと

何度も思った


『いっそのこと、電池を抜き取ってしまおうか?』


終わりが来ることを分かっているのに

なんでそんなに頑張るのさ?


そんなジレンマに耐えれなくなって

結局新しい電池に換えた

今日の午後


そしてあの秒針は正しい時を再び刻み始める

私を縛る“時”が部屋に生まれる