独り言
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2004年12月12日(日) 僕等の足元には屍が転がり、その数は天文学的な値を示している。そして私もいずれ誰ぞの足元に転がるのだろう。

ベルトコンベアーは平熱を保ち続け
流動的に右から左へと事を進める
繰り返し軋む機械の音は
まるで時計の秒針が時を刻む様に
規則的に鳴り続けている

立ち尽くす私の目の前を
熱を奪われた私の右腕が
右から左へと流されていく
残された左腕は激しく身震え
熱を帯び
切り裂こうと武器を手にする


「こんなぬるま湯に浸かっている位なら、いっそ戦火に身を投じたほうが、幾分私は人間らしく生きられるだろう」



宣戦布告

人が人を殺し
生き残ったものは
また生きる為に人を殺し
悲しみを生み出す



結局は同じ事か…


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