* HOMEWORK DIARY *

2004年10月01日(金) シェイクスピアとスパングリッシュ

Listening&Note-takingの授業。
前半はクラスで『English Literature of Shakespeare』の授業を聞きに行きました。

アカデミッククラス(メインストリームともいう)だから、英語聞き取れ度は50%以下だったけど、それでも前回聞きに行ったサイコロジーの授業よりは理解できたかな。

興味深かったのは、“Old English”という話題。
つまり、シェイクスピアが生きた16世紀に使われていたのは、現在の英語とは単語も文法も異なる、“Old English”というもの。
オリジナルの脚本を忠実に再現した映画『ヘンリー5世』(たぶん…)を見せてくれたんですが、もうセリフが何語なんだかわからず、一緒に座っていたフランス人の友達に
「これ、フランス語?」と聞いてしまったほど。
彼女も
「フランス語じゃないよ。でも何語なのかわかんなーい。たぶん、イタリア語かスペイン語?」
で、それがOld Englishでした。

ヨーロッパ人のせいか、私の友達は多少は聞き取れていたようだけど、


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それともう一つ面白かったのは、“変化していく言語”というネタ。
つまり、イギリスで使われていたOld Englishが変化していって現在の英語になったように、現在の英語もまた変化の途中にあるという話。

顕著なのは、カリフォルニアでは誰もが耳にする“スパングリッシュ”。
カリフォルニア、特に南部は国境が近いので、メキシコからの移民が多く暮らしています。
彼らの2世、3世ともなると、我が家と同様、家庭ではネイティブ・ランゲージを、外ではネイティブスピーカーと同じ英語を使って育ちます。
だから、だんだん英語とスペイン語が混じって、それはもう、“スペイン語なまりの英語”というレベルではないので、冗談半分に“スパングリッシュ”なんてよばれているんですけど。

日本でも若者が使うスラングや“ら抜き言葉”が市民権を得て、広辞苑にまで載るようになったように、どんな言語も時とともに変化していくんですね。


ところでこの『シェイクスピア文学』の先生は、シェイクスピアのオーソリティだそうです。
生徒に人気も高く、レクチャーもわかりやすくて笑えるところもあります。
でも残念なことに、昨年で退職されたそうで、現在は趣味で『シェイクスピア文学』のクラスだけを教えているとか。
だから、あと何年教壇に立ってくれるかわからないので、興味のある人は次のセメスターにでもクラスをとりなさい、と、私たちの先生はすすめていました。

なんか、年をとってもこういう情熱のある先生ってステキですね。




さてと。
今セメが始まってから、私の最大のストレスになっていたESLライティングクラスのS先生のことを少し。

次の春セメスターのクラススケジュールがウェッブサイトで発表されていたのでチェックしてみたら、




でもね、たぶん春セメからは、オレンジカウンティの別のカレッジかユニバーシティで教えるんじゃないかな。

これからオレンジカウンティに留学予定の方や、コミカレでESLを受ける予定のある方のために忠告しておきます。

S先生のクラスは避けた方が賢明です。

ここで検索できます。
どこかの誰かが運営する、国内全ての大学やカレッジの先生たちに、生徒が評価を下している、恐ろしくも便利なサイトです。



教科は“Language”になってます。


■本日のHOMEWORK
Listening&Note-taking: Just listen "Lecture 6" / Rewrite today's taken note (hand in)


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