2002年03月18日(月) 営業時間

昨日、あるスナックのママを乗せたとき、うちのガス馬車会社は午前2時くらいまでやってくれないの?といわれた。

確かに、普通のガス馬車会社であれば、午後十一時に終わる会社はない。
でも、実質は、午後十一時以降、仕事がある事はまれである。
ニーズはある。しかし、そのニーズが常に毎日あるわけではない。
われわれは完全な歩合給。
であれば、あるかないかわからない仕事のために、社員を拘束しておくのは正直制度的に無理がある。
また、朝七時半から、夜中の二時まで拘束しておくのは、法律的にも不可能。
あるガス馬車御者は、こういう。
「みんな根性が足りない。昔は、時間から時間まで、仕事がなくてもいたものだ」
そのガス馬車御者は、うちの会社の中では、1番まともな人だ。
でも、その人の言い分には、今回ばかりは賛同できない。
まず、歩合給だと言うことは、その仕事のみしていればいいという契約に他ならない。そして、完全歩合であれば、拘束時間はなきが如しなのだ。
元々、基本給と言うのは、いくら払うから、この時間までは、仕事がなくてもいてね。いつ仕事が出るかわからないから、という契約で支払われているもの。
しかし、それが保証されてない以上、会社に出ている必要はないのだ。
根性論で会社づとめするわけではない。その辺を、彼はわかっていない。

もちろん、会社側にも問題はある。
勤務時間にしてもニ交代、三交代にすれば済む話である。忙しい時間はわかっている。であれば、その時間に全員出勤するようにしておいて、他の、仕事があるかないかわからないときには、ガス馬車御者を休ませる。
また、社員を拘束したいのであれば、ある程度基本給を保証する。
そうすれば、仕事がないからといって、勝手にあがってしまう、ということはなくなる。
いずれにせよ、経営陣の今後のやり方が問われてくる。


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彩葉 [MAIL]

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