客観的に考えると大した事ではないのだが、なんとなく申し訳ない気分になるとき。
友達の家のトイレで、トイレットペーパーを使い終わってしまったとき。しかも、トイレ内にスペアがないとき。 声をかけるにしても、
「トイレットペーパーなくなっちゃった…」
とはいいづらい。 十中八九、家の人は、トイレにペーパーがなかったものと勘違いする。 したがって、(ありえないことなのだが)拭かないで出てきたものと勘違いする。 では、どうやって言うか。
「トイレットペーパー使いきっちゃったよ」
これが正しい。
しかし、もっと申し訳ないことがある。 それは、友達の家のティッシュの箱を使いきってしまったとき。 決して、何枚も使ったわけではない。しかし、箱からティッシュをいちまい取ったら、後のティッシュが続かない。そのとき、一瞬ドキッとする。 やべ…使いきっちゃったか…。 おそらく、そのとき、何かしらのリアクションをしているのだろう。 友達がすぐに気づく。
「あ、ティッシュ切れちゃった?」
その後、空のティッシュ箱をいそいそと片付け、新しいのを出してくる友達に対し、なんとなく申し訳ない。 でも、もっと申し訳ないのは、そのまま新しいティッシュに交換しない友達に対し、
「ごめん、もう一回ティッシュ使いたいんだけど…」
と言うとき。 ティッシュがなくなった時に、すぐに準備しない人って言うのは、余りティッシュを使わない人が多い。 そういう人にお願いするのは、非常にやりにくい。
どうでもいいんだけど、ちょっと心痛。そんなこと、ありませんか?
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