2002年04月17日(水) 練習

昨日のHPを読んでから、改めて自分の原稿を読み直す。
おーおー、原稿用紙の使い方から、もって回った表現まで、禁止されているもののオンパレード。
おーまいがー。

しかし、逆に、今まで書いているものが、よろしくないものであることがわかった。であれば、とりあえず、よいとされるものに直してみよう。
まだ、HPの項目を思い出しながらの推敲。そして、たった数ページの推敲。
それでも、手ごたえは感じる。
たしかに、こちらのほうが読みやすいような気がする。
そして、何より、客観的な指標が設けられたのがうれしい。
今までは、完全に手探りだった。自分で読んでみておかしくない文章、というのが判断基準。

おいらは、論文の勉強はした。
山奥大学も、論文で入っている。
卒論も、Sをもらっている。
一応、論文は人並みのものが書けると思っている。
しかし、小説原稿の書き方は勉強していない。
ということは、小説を書いているはずが、論文になってはいないか?
キャラクターの口を借りた、論文になっているのではないか?

一度くらい、原稿文章のべんきょうをしてもよいのではないかい?
というか、すべきではないかい?

オリジナリティを出すのは、これらの項目をきちっと満たした文章が書けるようになってからでいい。
新しい話を書くのは、現在書いている話を書き直しつつ手法を学び、自分のものにしてからでも遅くはない。
あせったところで、付け焼刃になるのはわかっている。ならば、熟成して、本物の刃にしてやる。
今書いている話が一段落するまで、執筆を続けつつ、勉強だ。

文体、および文章の悩みは、三年以上続いていた。
おとといまでは、文章を書くのがつらかった。
一文書くたびに、これでいいのか? これでほかの人は読みやすいのか? と自問自答をする日々だった。
そして、いつしか書いていて覚えるときめきがなくなった。
だが、今日は久しぶりにそれを感じた。
やっぱり、原稿を書くのは楽しい。
もちろん、書いた自分の原稿に酔うのが自分だけではいけない。
冷静に、第三者として読み直し推敲できなければいけない。

でも、まず話を書く大前提は、自分が楽しいこと。
これがなければ、他人を楽しませることなどできはしない。
自分が読んでて楽しくないものをほかの人が楽しいと思うことはまずありえないから。

まずは、久しぶりに書く快感を堪能することにしようか……。


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彩葉 [MAIL]

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