うちのガス馬車御者の一人と、あるお客の仲がすごぶる悪い。 ガス馬車御者の言い分を聞いてみると、
・ガス馬車御者を馬鹿にしている ・自分が酔っ払いなのを棚に上げて、酔っ払いの悪口を言う ・ガス馬車御者に「お客様、お待たせいたしました。どちらまでいかれますか?」といえ、という風に強要する ・俺は何十万も金を使ってやっているんだ、という自慢の仕方をするのが最悪
対するお客の言い分は
・お客であるひとに対して、ひどい口の利き方をする ・行き先が細い道の先にあったりすると、車から下ろさせようとする ・おきゃくが酒を飲みにいくときに、いちいち皮肉を言う
うーん、どういうんだろ。 どっちの人も、いい人なんだけどなあ。 おいらに対するときには、まあ、多少はそういうこともあるけど、基本的にはいい人。 なのに、どうして仲が悪い人同士があたると、ここまで険悪になるのだろうか。 ついこの間など、ガス馬車に乗っている最中からいきなり苦情の電話をよこしてきたりする。 一触即発。 ガス馬車御者など、今度ふざけたことをしたら、会社クビになってもいいからぶっ飛ばす、などと、血気盛んになっている。
どっちも五十代後半。もう少し冷静になったら?
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