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≫2007年09月11日(火)≫

9月11日です。6年経って、随分あのショッキンな出来事も記憶から薄れていって。街を歩いたり飛行機に乗ったり、そういう事にも危機を感じなくなって、歴史に残る惨事だったけどもう昔のこと。そうじゃない。そこから派生した戦争はまだ続いていて今も人が亡くなっていて、いつになったら戦争はなくなるのか、なくならないのか。ただ、まだ絶対に忘れちゃいけない、何も出来ないからせめて。


美しいものについて

美術や音楽に美しさを感じることは凄く沢山あって、あとは自然とか人間とか生き物。今日ちょっと日記に書きたいくらいに、文章、日本語、に美しさを感じた。震える。それは、とても短いストーリーで、少年の目を通して、命について書いてあるものだったのだけど、本当に美しかった。ナオは、あまり本など読まないし、何か物語りを知るならそれは、映画やテレビや漫画や音楽や、舞台。ヴィジュアルがメインの媒体なら、ストーリーを通して美しいものは目で美しいと感じられるし、音楽なら耳で。文字を読んで、頭の中に無限に広がる美しさを、なんだか初めて知ったような気がするよ。凄いなあ!色も、形も、メロディーもなくて、美しいなんて。

そうやって、ひがな一日美しいものについて考えていて、思わず図書館でルソーの画集なんかを借りて、そしたら急に、何故だかイタリアの古典歌曲が聴きたくなって、ヴァージンに寄り道。視聴の出来るCDをいくつか見てたら、most beautiful love themeという、クリムトの接吻がジャケになっているCDを見つけて、最早イタリア古典歌曲は全く関係なかったけれど、なんとなく、ゆっくりソファに座って聴いてみた。初めは、そういう括りでクラシカルを聴く事をちゃかす風な気持ちだったのだけど、全て聴いて、見事!と、すっかり愛の気分。

その中で、おおおと思ったのが、まづ、チャイコフスキーのロミオとジュリエット。頭をかかえた。ああなんていう甘いメロディー。それからブルッフ、バイオリンコンチェルト、なんだかもう、バイオリンという楽器そのものが愛の楽器な気がしてならない。全部で20曲が入ってるのだけど、最後の3曲、ベートーヴェン皇帝第二楽章、ヴィヴァルディマンドリンコンチェルト、ラベルのボレロが笑っちゃうくらいにそれぞれの愛?の形でした。ベートーヴェンのは反則だよ。あれは。他のに比べて愛の範囲が広すぎる。印象として。ヴィヴァルディはあの時代の旋律とマンドリンの音色がぴったりでうっとりしてしまう。そして何故最後にボレロ…言うまでもなく、今もなおナオの頭にはこのエンドレス・ボレロが流れています。正直ちょっと、忌々しい。

あと、一つ、ヴォーン・ウィリアムスのトーマス・タリス・ファンタジアのオープングテーマ、多分、言葉で聴いても知らない人が殆どだろうけど、これ、ナオの大好きな映画、マスターアンドコマンダーで使われている曲で、映画では哀しいシーンにとても効果的に使われていて、ナオもそのイメイジで曲を聴いていたので、愛のテーマの一つに挙げられていて驚いた。

聴きながら、愛とは美に密接しているよな、と思った。愛ね、愛かあ。



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