それは突然やってきた。 「イヤイヤ期」。 早い子は1歳半くらいから始まるという、人生最初の反抗期の到来である。
この第一次反抗期は、自我が芽生え、「自分を主張したい欲求」が出てきた証拠らしい。順調に成長している証しなのだから、喜ぶべきこととも言えるのかもしれないのだけれど、いやはや。
噂には聞いていたけれど、見事なまでに、どんなことでも「イヤ!」で返されてしまうのだ。 「ごはん食べる?」「イヤ!」 「お出かけしようか」「イヤ!」 「だっこしてあげる」「イヤ!」 ……。 「イヤ!」って言ってみたいだけで、本当に嫌なわけじゃなかったりするから、ややこしい。
それにしても、あまりに見事なイヤイヤ期っぷり。つい面白がって観察してしまう私だが、こんなに余裕があるのも、まだ日が浅いからだろう。一体いつまで続くのか? 長丁場になるのだとしたら、「いい加減にしなさいっ!」と爆発する日も、そう遠くないのかもしれないなあ。
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